仮想マシンにTera TermでSSH接続する その2 ~お勉強編②~
NAT関係だけ把握できればいいかと最初は考えていたのだけれど触っていくうちにNATだけでは自由度が足りない気がしてきたのでVirtualBoxの他のネットワーク設定についても勉強しておくことにした。
参考記事
VirtualBoxのネットワーク設定を絵で説明する
VMWare, VirtualBoxのネットワーク接続方式の違いを整理する
NAT
一般的にNATがどういった概念を指すかということについては前記事でまとめたため、ここではVirtualBoxでのNATに焦点を絞る。
機能
・ゲストPCを抱える箱(VirtualBox)がルータとしてゲストPCとホストPCを接続し、更にゲストPCはホストPCのNICを利用することでインターネット接続を行うことができるようになる。
・デフォルトのままインターネットやホストPCからゲストPCにアクセスすることはできないがポートフォワーディング設定をすることでアクセスできるようになる。
引用元:https://qiita.com/feifo/items/0fde474005589afcff68
ちなみに、ゲストPCとホストPCは異なるLANに属する端末であるはずだと最初思ったのだが、ある意味で正しくある意味で正しくないっぽい。
つまり
ホストPCからゲストPCを見ることはできないのだが、逆にゲストPCからホストPCを見ることはできるというのがVirtualBox NATの仕様らしく、ゲストPCから見たホストPCのIPアドレスには10.0.2.2が割り当てられている。
したがって、例えばホストPCからゲストPC(10.0.2.15)にSSH接続を試みても失敗するのだが、逆にゲストPCから10.0.2.2を指定してやるとゲストPCにSSH接続することができる(たぶん)。
NATネットワーク
機能
・NATではゲストPCがそれぞれ対応する仮想ルータを持っている扱いだったが、NATネットワークではゲストPCが1つの仮想ルータに接続し、ゲストPC同士でネットワークを構成する。
引用元:https://qiita.com/feifo/items/0fde474005589afcff68
ホストオンリー
機能
・ホストOS上に用意した仮想NICを利用してゲストPCを接続する。ホストPCの物理NICとはかかわらないためインターネット接続を行うことはできない。
・ホストPCにゲストPCをLAN接続していくイメージ。したがってホストPCとの通信は行うことができる。
引用元:https://qiita.com/feifo/items/0fde474005589afcff68
NATネットワークとホストオンリーの違いは2点で
1. ゲストPCのインターネット接続の可否
2. ホストPC-ゲストPC間の接続が仮想ルータによるものであるか否か
ブリッジアダプター
機能
・ホストPCの物理NICにゲストPCを接続する。ホストPCから見ると自分が属するLAN上に新しい端末が接続されたようなイメージ。
・IPアドレスを割り振るのもVirtualBoxのDHCPサーバ機能ではなく、ホストPCが接続するルータのDHCPサーバとなる。
イメージ図は略(どうせパクリだし)。
ホストPCと同様にインターネット接続されることになるのでセキュリティ上注意が必要。
内部ネットワーク
機能
・ゲストPC同士で通信を可能にする。ホストおよびインターネットとは切り離される。