DXとかIT活用を進めたいならその前にやることがあります。~9回目 比較・分析しよう
はじめに
今年は例年より暑いですね~。
連日35℃を越えていて、特に外勤営業の方は大変そうだなと思います。
今回は今までよりは早めに書けました。
この記事は博多でワーケーションしてたときにおおよそ書いて
いたのですが、マンションタイプのホテルで作業効率が良かったから
かもしれません。
キッチンがあったり(使わないけど)、ベッドルームとリビング・ダイニングが別れていたりして広いし、なんか落ち着くんですよね。
自宅もマンションなので、いつもと何が違うんだ、と思わなくもない
ですが💦
さて、9回目として比較・分析の仕方を書きました。
振り返り
1回目はDXの定義、
2回目は変化慣れの必要性、
3回目は急にDで変化を起こすとどんなことが起きるか、
4回目はDXを考えるときに必要な現状把握のステークホルダーについて
5回目は3つの視点で考えるというお話をしました。
3つの視点とは、こちらです。
①自社
②顧客 販売協力店 卸、ユーザー
③競合 自社の競合、販売協力店 卸の競合、ユーザーの競合
6回目からは自社、顧客、競合についてどうやって知るかをお伝えしてきました。
今回は9回目として 比較しよう というテーマでお話しします。
自社、顧客、競合を知って理解を深めたところで、比較をしてみましょう。
比較をするということ
顧客や競合についてはイメージはできてる意図は思いますが、どこがどれくらいどんな風に違うのかを明確にしていることはあまりないのではないでしょうか。この明確にするということをしっかりしないと次の対策が取れないし、Xを考えることが難しいので比較をしっかりしてください。
子供の頃はよくこんな風に よそはよそ、うちはうち みたいに
怒られたりしてましたが、、、仕事では比較するのが大事です。
比較の仕方
比較する際に知っておくと良いのが4PとQCDです。
4Pとは
4Pとは以下の通りです。
Product(製品): 提供する製品やサービスそのもの。
品質、デザイン、ブランド、機能などが含まれます。Price(価格): 製品やサービスの価格設定。
市場の需要、競争状況、コスト、利益目標などを考慮します。Place(流通): 製品やサービスを顧客に届けるためのチャネルです。
販売場所、物流、在庫管理などが含まれます。Promotion(プロモーション): 製品やサービスを市場に知らせ、需要を喚起する活動のことです。
広告、広報、販売促進活動などが含まれます。
このような項目で比較していくことで違いが明らかになります。
QCDとは
次ににQCD。
Quality(品質): 製品やサービスの品質を確保し、顧客の期待を満たすことです。
Cost(コスト): 製品やサービスを提供するためのコストを最適化し、競争力を維持することです。
Delivery(納期): 製品やサービスを予定通りに納品し、顧客の信頼を得ることです。
これ、少し言い換えるとこうなります。
Quality(うまい)
Cost(やすい)
Delivery(はやい)
どっかで聞いたことないですか?
実は・・・
吉野屋さんのキャッチコピーが
はやい、うまい、やすい ですよね。
こっちの方が耳障りもいいしわかりやすいかもしれませんね。
次に具体的にどうやって比較をするか、ですが、
簡単なのはマトリックスです。
軸を決めてマッピングするやり方で割とわかりやすいと思います。
マトリックスというのはこんなやつです。
ポイントは軸をどう設定するかで、ここがしっかりしないと違いが明確になりません。その意味では上記のような企業規模と技術力はあまりいい例ではありません。軸の要素は自社の強み(弱み)と顧客の期待、競合の強み(弱み)の関係で決める必要があります。
4PやQCDの他、自社・顧客・競合で調べた内容が軸になります。
自社の強みと競合の弱み
自社の弱みと競合の強み
自社の強みと顧客の期待
競合の弱みと顧客の期待
こんな感じで比較をしていくと何か軸が見つかります。
このとき、注意しないといけないのは曖昧すぎる言葉を使わないことです。
先ほど悪い例で書いた 技術力 はよく出るものです。
では 技術力 ってなんでしょうか?この粒度のキーワードだと曖昧すぎて軸を切っても次の事を考えることができません。
もし軸を切ってもぼんやりしてたら粒度を見直してみてください。
最後に
まだまだ暑い日は続きそうですね。
そんななかリビングエアコンが壊れたのでどうなることやら・・・。
無事夏を乗り切れますように。
今回一般的な比較・分析の仕方を書きましたが、
実際には色んな要素を考えることが必要です。
個別のご相談も承っていますので、
ご興味があればこちらの申し込みページよりご依頼ください。