初心者でも驚くほど簡単!AIイラストで手軽にアート作品を作ってよう(Macユーザ向け)
はじめに
ゲームやアニメが大好きだけど、絵がうまく描けない(><)……
そんな悩みを抱えている方に朗報です!
AIイラストを使えば、初心者であっても簡単かつ自分好みの素晴らしいアート作品を作ることができます。手軽に自分だけのオリジナル作品を楽しみましょう!
AIイラストとは?
人工知能を活用して絵を描いた絵/技術のことを指します。
従来の手描きやデジタルイラストとは異なり、AIが自動的に絵柄やデザインを生成してくれるので、絵が苦手な方でも気軽にアート作品を楽しめます。
Macユーザー向けのAIイラストツール
AppleシリコンのCPU(M1/M2、M1/M2 Pro、M1/M2 Max)のMacにインストールできます。※IntelCPU搭載もインストール可能(要スペック)
Mochi Diffusionとは?
AI画像生成サービスStable DiffusionをAppleシリコン用に最適化した Apple's Core ML Stable Diffusionをベースに、さらに使いやすくしたAIツールです。
Mochi Diffusionのインストール
1. Mochi Diffusionのリリースサイトへアクセスし、最新の.dmgファイルをダウンロードします。本記事では、MochiDiffusion_v3.2.dmgです。
2.ダウンロードが完了したら、ファイルを開き、インストールします。
3.アプリケーションからMochi Diffusionをクリックして起動します。
4.開くと以下のウィンドウが表示されます。
青いハイライト部分は、モデルのデフォルトの保存場所です。
保存場所は、左上の設定より変更か可能です。
モデルのダウンロードと配置
モデルとは何か?
AIにイラストや画風を学習させた型みたいなものです。
モデル(型)には、アニメ風、実写風、水彩風など、それぞれ特徴があり、どの型を使うかによって、生成されるイラストは全く異なってきます。
モデルのダウンロード
1.こちらのサイトからダウンロードします。
下にスクロールすると、モデル一覧が表示されます。
2.任意のモデルをクリックします。
例では、個人的に好きなモデルcoreml-ghostmix-v11を選択してます。
中盤ぐらいのIntroductionの項目に、美しく仕上げるための、Recommend Some Promtsの記載があるので、後ほど説明する生成画面へ入力するために控えておきます。
3.Files and versionsタブをクリックします。
複数のフォルダがありますが、すべての計算ユニットと互換性があるsplit_einsumバージョンを選択するのが良いと思います。
4.LFSの横にある↓をクリックしてダウンロード
ダウンロード後、zipファイルを解凍します。
5.Mochi Diffusionアプリを開き→設定→一般→モデルフォルダ横にある虫眼鏡マークをクリックします。
6.ダウンロードしたファイルを以下フォルダへドラック&ドロップ
/Users/アカウント名/MochiDiffusion/models/
AIイラストを生成してみよう
1.Mochi Diffusionを起動しなおします。
左下に先ほど配置したモデルが表示されていることを確認します。
なお、複数のモデルを配置した場合は、プルダウンで選択可能です。
2.設定項目の説明
画像に含める(ポジティブプロンプト)
カンマ区切り、英語で生成したいイラストイメージを指示します
画像から除外(ネガティブプロンプト)
カンマ区切り、英語で含めたくないイラストのイメージを指示します
HD
高解像度のイラストを生成する場合はチェックします
画像数
1回の生成で何枚イラストを出力するか指示。多いほど時間がかかる
ステップ
1回の生成作業のうち、AIが内部で処理を繰り返す回数。間違っているかもしれませんが、繰り返すことによって、不要なノイズを除去していくイメージです。ただ、回数が多ければ良いというわけではなく、生成する画像やモデルによって、都度試してみる感じになると思います。
ガイダンススケール
指示した内容(画像に含める/含めない)に対して、どの程度従うか
シード
生成画像ごとに割り当てられている番号で、-1なら毎回ランダムで生成され、固定すると同じ画像を維持したまま細かなチューニングが可能になります。例えばキャラクターの顔や髪型は維持したまま、姿勢を変える場合など
モデル
モデルフォルダに配置したモデルを選択します。
3.実際に実行してみます。
「画像に含める」に記入するテキストは、先ほどモデルファイルをダウンロードする際に、控えたテキストを入力してみます。
4.「画像から除外」へ除外したい内容を記入して再実行
クオリティを上げるための、以下を「画像から除外」へ入力
AIイラストは指を描くのが苦手のため「missing fingers」は必須、またnsfw(Not safe for work)は職場で閲覧するのが問題になるような画像NGの指定もあった方が良いと思います。
5.ステップ数とガイダンススケールを変更して、再実行
6.シード値を固定し、チューニングを実施
右側にイラストの情報が表示されるので、そのシードの←をクリックして、シード値を固定にします。
次に、「画像に含める」に記載のred flowerをpink flowerに変更して実行します。
7.以下のように、メインのイラストは残しつつ、色のチューニングができました
以上です。少しでもAIイラストの楽しさが伝われば嬉しいです。
また、今後、自身の経験をもとに、失敗、成功例も記載していければと思います。
最後に
最後まで読んで下りましてありがとうございました。
この記事で使っている画像はここで紹介したMochiDiffusion生成したものです。
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