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オリエンタルランド(4661) 89点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

オリエンタルランドは1960年に設立され、1996年に上場しました。同社は東京ディズニーランドとディズニーシーを運営しており、テーマパーク事業が売上の83%を占めます。また、ホテル事業が14%を占め、ホテルの稼働率と客室単価の高さが収益を支えています。近年ではクルーズ事業にも参入し、さらなる収益拡大を目指しています。全体的に、レジャー産業に強く、安定した顧客基盤を持つ点が投資家にとって魅力的です。

2. 安定した成長の有無

オリエンタルランドは安定した成長を維持しています。財務状況は非常に健全で、自己資本比率が72.7%と高水準です。株主還元も増配を続けており、特にテーマパーク事業の拡大やクルーズ事業の新規参入によって、今後も成長が見込まれます。売上と利益は共に増加傾向で、安定した収益を上げ続けています。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は6,184億円、営業利益は1,654億円で、過去最高益を記録しました。過去数年間は堅実な成長を続けており、2025年3月期には売上高が6,960億円、営業利益は1,760億円に達する見込みです。株価も安定して推移しており、時価総額は約7兆3,356億円です。

4. 現在の株価

2024年8月時点の株価は3,536円から5,765円の範囲で推移しており、時価総額は約7兆3,356億円です。総資産は1兆3,149億円、自己資本比率は72.7%と非常に安定した財務状況を示しています。

5. キャッシュフロー、現金

2024年3月期の営業キャッシュフローは1,976億円、投資キャッシュフローは-212億円、財務キャッシュフローは-456億円でした。現金及び現金同等物は2,730億円を保有しており、十分な資金を持ちながらも積極的な投資を行っている点が評価されます。

6. 配当性向

オリエンタルランドは安定した配当政策を実施しており、2024年3月期の配当金は1株あたり13円でした。今後も安定した配当が予測され、株主還元の姿勢は非常に積極的です。2025年3月期には14円に増配が予定されています。

7. 採点と解説

  • 業績と財務: 18/20
    高い売上成長と収益性を維持しており、財務基盤も非常に安定しています。

  • 株価の安定性: 17/20
    株価は安定して推移しており、特にテーマパークの安定した人気と収益が背景にあります。

  • 成長性: 18/20
    新規事業のクルーズ事業への参入や価格改定による収益拡大が見込まれており、成長性が高いです。

  • 業界地位と競争力: 19/20
    世界有数のテーマパーク運営企業として、業界内での競争力が非常に高く、顧客基盤も強固です。

  • 配当性向と株主還元: 17/20
    配当政策も堅実で、増配傾向が続いており、株主還元の姿勢が評価されます。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価: 89点
オリエンタルランドは、安定した成長を続ける堅実な企業であり、特にテーマパーク事業が強力な収益源となっています。財務状況も非常に安定しており、今後のクルーズ事業などの拡大が成長の原動力となるでしょう。

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