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積水ハウス(1928) 90点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

積水ハウスは1960年に設立され、1970年に上場しました。国内トップクラスのハウスメーカーとして、戸建て住宅、賃貸住宅、マンション開発、不動産開発を展開しており、海外事業にも注力しています。主要な事業セグメントは、戸建・賃貸住宅(売上比率40%、利益率10%)、リフォーム・賃貸住宅管理(売上比率26%、利益率9%)、不動産仲介・マンション都市再開発(売上比率17%、利益率12%)などです。株式購入の総合評価としては、国内外での事業展開により安定した成長を期待でき、特に米国市場での強みが大きいです。

2. 安定した成長の有無

積水ハウスは、財務状況が非常に健全で、自己資本比率は40.3%と高水準です。株主還元にも積極的で、配当性向は40%以上を目指しており、増配を継続しています。売上と利益は安定しており、特に米国住宅市場での成長が顕著です。今後も国内外での事業展開が見込まれ、安定した成長が期待されます。

3. 直近の売上高、営業利益

積水ハウスの2024年1月期の売上高は3兆1072億円、営業利益は2709億円であり、過去数年間にわたり着実な成長を遂げています。2025年1月期には売上高3兆8750億円、営業利益3000億円が予想されており、成長基調が続く見込みです。時価総額は2兆4418億円、総資産は4兆4633億円に達しています。

4. 現在の株価

2024年8月時点での積水ハウスの時価総額は2兆4418億円、総資産は4兆4633億円、自己資本は1兆7993億円です。自己資本比率は40.3%であり、安定した財務基盤を維持しています。株価は2843円から3900円の範囲で推移しており、安定した値動きが見られます。

5. キャッシュフロー、現金

2024年1月期の営業キャッシュフローは156億円とプラスを維持していますが、投資キャッシュフローは-691億円で、積極的な投資活動が行われています。財務キャッシュフローは64億円のプラスで、安定した資金調達が行われています。現金及び現金同等物は2929億円で、十分な流動性を確保しています。

6. 配当性向

積水ハウスは配当性向40%以上を目指し、安定した配当政策を実施しています。2024年1月期の配当は1株あたり64円、2025年1月期には65円が予測されており、株主還元に積極的です。増配が続いており、今後も安定した配当が期待されます。

7. 採点と解説

  • 業績と財務: 18/20
    売上と利益は安定して成長しており、健全な財務基盤が評価されます。

  • 株価の安定性: 17/20
    株価は安定しており、国内外の住宅需要に支えられた安定した成長が見込まれます。

  • 成長性: 18/20
    国内市場に加え、米国市場での強みを活かした成長が見込まれます。

  • 業界地位と競争力: 19/20
    国内住宅建設市場での確固たる地位を持ち、海外市場でも競争力が高いです。

  • 配当性向と株主還元: 18/20
    配当性向40%以上を維持し、安定した株主還元を継続している点が評価されます。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価: 90点
積水ハウスは、国内外での事業展開により安定した成長を見込める企業です。米国市場での成長性が特に高く、健全な財務基盤と安定した株主還元政策も強みです。長期的な成長と安定した配当を期待できる、魅力的な投資先です。

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