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銘柄評価:シャープ(6753) 61点
1. 会社の概況と特徴(300文字以内)
シャープ株式会社は1935年5月に設立され、1949年5月に上場しました。主な事業内容はテレビ、液晶パネル、白物家電などの製造・販売です。主要事業セグメントはスマートライフ(売上比率19%、利益率6%)、スマートオフィス(売上比率25%、利益率5%)、Uネットワーク(売上比率13%、利益率3%)、ディスプレイ(売上比率26%、利益率-14%)、電子デバイス(売上比率17%、利益率3%)です。株購入における総合評価として、シャープは多様な事業ポートフォリオを持ち、特に家電分野での強みがありますが、ディスプレイ事業の赤字が課題です。
2. 安定した成長の有無
財務状況はやや不安定で、自己資本比率は9.0%と低めです。株主還元は現在配当が行われておらず、利益剰余金もマイナスです。売上と利益は過去数年間で減少傾向にあり、特にディスプレイ事業の不振が影響しています。ただし、経営再建策が進行中で、将来的な改善が期待されます。
3. 直近の売上高、営業利益
2024年3月期の売上高は2兆3,219億円、営業利益は-203億円でした。過去数年間の成長率はマイナスで、2025年3月期には売上高2兆円、営業利益-50億円が予測されています。株価は966.4円、時価総額は6,191億円、総資産は1兆5,900億円です。
4. 現在の株価
現在の株価は966.4円で、時価総額は6,191億円です。総資産は1兆5,900億円、自己資本は1,424億円です。株価は過去数年間で大きく変動しており、現在は再建中の段階です。
5. キャッシュフロー、現金
営業キャッシュフローは124億円、投資キャッシュフローは108億円、財務キャッシュフローは-149億円です。現金及び現金同等物は219億円です。キャッシュフローは安定しており、資金繰りには問題がないようです。
6. 配当性向
過去の配当金は2023年3月期以降支払われていません。今後の配当予測も現時点ではありませんが、経営再建の進展次第で将来的には配当が再開される可能性があります。
7. 以下のポイントで採点し理由を解説(各20点満点、理由は各100文字以内)
業績と財務: 12点 - 業績の低迷と財務の不安定さが見られます。
株価の安定性: 14点 - 株価は変動が大きいが、再建への期待があります。
成長性: 10点 - 現在は成長が見込まれず、再建が必要です。
業界地位と競争力: 15点 - 家電分野での強みはあるが、ディスプレイ事業の不振が影響。
配当性向と株主還元: 10点 - 現在は配当がなく、将来的な株主還元に期待。
8. 総合評価(100点満点中)
61点
シャープ株式会社は、多様な事業ポートフォリオを持ち、特に家電分野での強みがありますが、ディスプレイ事業の不振と財務の不安定さが課題です。経営再建が進行中で、将来的な成長と株主還元に期待されます。