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住友商事(8053) 87点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

住友商事は1919年に設立され、1949年に上場した総合商社です。主要事業は、金属(売上比率25%、利益率4%)、輸送機・建機(売上比率20%、利益率11%)、資源・化学品(売上比率23%、利益率3%)など多岐にわたり、資源ビジネスや鋼管、自動車関連が強みです。また、メディア・デジタルやインフラ、生活・不動産分野でも事業を展開しています。株購入においては、安定した業績と多様な事業ポートフォリオにより長期的な投資先として評価できます。

2. 安定した成長の有無

住友商事は、財務状況が安定しており、自己資本比率は40.3%です。また、配当金は増配傾向にあり、株主還元も積極的に行っています。資源価格の影響を受けやすいものの、輸送機やヘルスケア、洋上風力発電など成長分野での事業展開が進んでおり、今後の成長も期待されます。

3. 直近の売上高、営業利益

住友商事の2024年3月期の売上高は6兆9,100億円、営業利益は3,540億円です。過去数年間で売上高と利益は堅調に推移しており、2025年3月期には売上高7兆1,000億円、営業利益3,300億円が予想されています。時価総額は約4兆980億円、総資産は約11兆5,380億円です。

4. 現在の株価

住友商事の時価総額は約4兆980億円、総資産は約11兆5,380億円、自己資本は約4兆6,520億円です。自己資本比率は40.3%と健全であり、堅実な財務基盤を持っています。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは6088億円のプラスで、投資キャッシュフローは-2,192億円、財務キャッシュフローは-4,154億円となっています。現金及び現金同等物は6,678億円あり、強固なキャッシュフロー管理が行われています。

6. 配当性向

住友商事の配当は安定しており、2023年3月期に57.5円、2024年3月期には62.5円の配当が支払われました。2025年3月期には65円への増配が予測されており、今後も高い配当性向を維持する見込みです。

7. 採点と理由(各20点満点)

  • 業績と財務(18/20点): 安定した売上高と利益、強固な財務基盤により高評価。

  • 株価の安定性(16/20点): 時価総額の安定性があり、株価も堅調。

  • 成長性(17/20点): 資源事業や洋上風力発電など、新たな成長分野が期待される。

  • 業界地位と競争力(18/20点): 総合商社として国内外での強固な地位を確立している。

  • 配当性向と株主還元(18/20点): 配当の増加傾向が続いており、株主還元にも積極的。

8. 総合評価(100点満点中)

住友商事は、多角的な事業ポートフォリオと安定した財務状況、成長性が期待できる企業として、総合評価は87点となります。

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