見出し画像

ファナック(6954):下降60%

ファナック株式会社の2025年3月期第1四半期決算概要は以下の通りです:

連結業績(2024年4月1日~2024年6月30日)

  • 売上高:1,951億円(前年同期比-3.3%)

  • 営業利益:329億58百万円(前年同期比+1.1%)

  • 経常利益:411億29百万円(前年同期比-1.3%)

  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:288億3百万円(前年同期比-5.0%)

  • 包括利益:693億36百万円(前年同期比-3.7%)

財政状態

  • 総資産:1兆9,525億57百万円(前年度末比+265億20百万円)

  • 純資産:1兆7,455億59百万円(前年度末比+263億59百万円)

  • 自己資本比率:88.7%

部門別業績

  • FA部門:売上高479億71百万円(前年同期比-3.4%)

  • ロボット部門:売上高841億42百万円(前年同期比-12.8%)

  • ロボマシン部門:売上高291億64百万円(前年同期比+14.4%)

  • サービス部門:売上高338億23百万円(前年同期比+12.2%)

配当の状況

  • 2024年3月期の年間配当金は84.14円(第2四半期末40.26円、期末43.88円)

  • 2025年3月期の配当予想は未定

業績予想(2024年4月1日~2025年3月31日)

  • 第2四半期累計

    • 売上高:3,852億円(前年同期比-3.4%)

    • 営業利益:686億円(前年同期比+3.1%)

    • 経常利益:877億円(前年同期比+1.8%)

    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:641億円(前年同期比+0.3%)

  • 通期

    • 売上高:7,843億円(前年同期比-1.4%)

    • 営業利益:1,430億円(前年同期比+0.8%)

    • 経常利益:1,739億円(前年同期比-4.3%)

    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,253億円(前年同期比-5.9%)

その他

  • 会計方針の変更や連結範囲の重要な変更はなし

  • 自己株式の消却により、自己株式が19,135百万円減少

この決算書は、ファナック株式会社の第1四半期における業績、財政状態、及び今後の業績予想に関する情報を含んでいます。


株価の動向予測

株価の動向を予測するためには、以下の主要な数値や指標を考慮する必要があります:

  1. 売上高の増減率: -3.3%減少

  2. 営業利益の増減率: +1.1%増加

  3. 経常利益の増減率: -1.3%減少

  4. 親会社株主に帰属する四半期純利益の増減率: -5.0%減少

  5. 自己資本比率: 88.7%(前期末比+0.1ポイント増加)

  6. キャッシュ・フロー: 営業活動によるキャッシュ・フローの具体的な数値は記載されていないが、全体の資産状況は改善

  7. 地域別売上高: 詳細な地域別売上高は記載されていないが、部門別売上高の変動が見られる

これらの指標から総合的に判断すると、以下のように分析できます:

プラス要因

  • 営業利益の増加: 全体的な業績は厳しい状況ながらも、営業利益が増加していることは企業の効率化やコスト管理が効果を上げていることを示しています。

  • 自己資本比率の増加: 企業の財務健全性が高く、資本構造が安定していることを示しています。

マイナス要因

  • 売上高の減少: 総売上高が減少していることは市場での需要が低下している可能性を示しています。

  • 経常利益および純利益の減少: 収益性が低下しているため、投資家にとってネガティブな印象を与える可能性があります。

数値による予測

  • 総合的な成績: 営業利益が増加しているものの、売上高および純利益の減少が企業全体のパフォーマンスに影響を与えています。これにより、株価の上昇確率は抑えられる可能性があります。

  • 財務健全性: 自己資本比率が高く、企業の財務状態は安定していますが、収益性の低下が懸念材料です。

結論

  • 上昇の確率: 40%

  • 下降の確率: 60%

この予測は、全体の業績の現状と財務健全性、ならびに市場の反応を総合的に評価したものです。市場の反応や外部要因も株価に影響を与えるため、投資判断には注意が必要です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?