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東日本旅客鉄道(9020) 88点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、1987年に設立され、1993年に上場しました。主な事業は首都圏や東日本を中心とした鉄道運行で、運輸部門が売上の68%を占めています。さらに、流通・サービス(14%)、不動産・ホテル事業(15%)も展開しており、駅ナカ物販やSuicaを活用したデジタルサービスも成長中です。株購入においては、安定した業績と多角的な事業展開から、長期的な投資に向いています。

2. 安定した成長の有無

JR東日本は、自己資本比率28.9%と財務基盤は安定しています。訪日客の増加やオフィス回帰に伴い、鉄道利用者数は増加しており、今後も成長が期待されています。株主還元も積極的で、増配が続いており、安定した収益と成長性を有しています。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は2兆7,301億円、営業利益は3,451億円です。過去数年間での成長は堅調で、2025年3月期には売上高2兆8,800億円、営業利益3,830億円が見込まれています。時価総額は3兆2,217億円、総資産は約9兆5,508億円です。

4. 現在の株価

時価総額は3兆2,217億円、総資産は約9兆5,508億円、自己資本は約2兆7,592億円です。自己資本比率は28.9%で、財務の安定性は高く、長期的に堅実な成長が見込まれます。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは6,881億円と堅調で、投資キャッシュフローは-6,906億円と大規模な設備投資を行っています。財務キャッシュフローは661億円、現金及び現金同等物は2,808億円を保持しており、資金面での安定性は十分です。

6. 配当性向

2024年3月期の配当金は1株あたり85円で、2025年3月期には52~58円の配当が予測されています。過去数年間での配当は増加傾向にあり、株主還元に積極的な姿勢が評価されています。

7. 採点と理由(各20点満点、100文字以内)

  • 業績と財務(18/20点): 鉄道事業を中心に安定した収益を確保し、財務基盤も堅調です。

  • 株価の安定性(17/20点): 鉄道という安定事業を基盤に持ち、株価の変動も比較的安定しています。

  • 成長性(16/20点): 訪日客需要やオフィス回帰の動きで成長が期待されていますが、市場競争は激化しています。

  • 業界地位と競争力(19/20点): 国内最大級の鉄道事業者として、業界内での競争力は非常に高いです。

  • 配当性向と株主還元(18/20点): 増配が続いており、株主還元姿勢が評価されています。

8. 総合評価(100点満点中)

88点
JR東日本は、安定した収益基盤と多角的な事業展開により、長期的な成長と安定した株主還元が期待できる企業です。

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