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日本碍子(5333) 88点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

日本ガイシ株式会社は1919年に設立され、1949年に上場しました。セラミックス技術を基盤に、排ガス浄化用ハニカムや半導体装置用の製品を展開しています。主な事業セグメントは、環境関連(売上比率63%、利益率18%)、デジタルソサエティ(24%、2%)、エネルギー&インダストリー(14%、1%)です。安定した事業基盤と成長分野への投資を評価でき、長期投資に向いている企業といえます。

2. 安定した成長の有無

財務状況は安定しており、自己資本比率は62.6%と高水準です。株主還元にも積極的で、配当は安定しています。売上と利益は、特に環境関連事業と蓄電池分野で成長が期待されています。中長期的な成長性も見込まれます。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は5,789億円、営業利益は664億円でした。過去数年間の成長は堅調で、2025年3月期には売上高6,200億円、営業利益750億円が予測されています。時価総額は約5,911億円、総資産は1兆1,484億円です。

4. 現在の株価

2024年9月時点の株価は約2,021円で、時価総額は5,911億円です。総資産は1兆1,484億円、自己資本は7,192億円と、安定した財務基盤を維持しています。株価はやや低迷しているものの、長期的には回復が期待されます。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは991億円で堅調です。投資キャッシュフローは-685億円、財務キャッシュフローは-361億円です。研究開発や設備投資に積極的で、今後の成長に備えています。現金及び現金同等物は1,714億円です。

6. 配当性向

過去の配当実績は安定しており、2024年3月期は1株あたり50円、2025年3月期には60円が予測されています。配当性向は安定しており、株主還元に積極的な姿勢が見られます。

7. 採点(各20点満点)

  • 業績と財務(18/20):堅実な業績と高い自己資本比率が評価できます。

  • 株価の安定性(16/20):株価は一時低迷していますが、長期的には回復が期待されます。

  • 成長性(17/20):環境関連やエネルギー分野での成長が見込まれます。

  • 業界地位と競争力(19/20):セラミックス技術で業界内の強い競争力を維持しています。

  • 配当性向と株主還元(18/20):安定した配当と積極的な株主還元が評価できます。

8. 総合評価(100点満点中)

88点

日本ガイシは、安定したセラミックス技術を基盤に、環境関連事業や蓄電池分野での成長が期待される企業です。長期投資に向いた堅実な投資対象と評価できます。

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