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コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186) 80点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

コンコルディア・フィナンシャルグループは2016年4月に設立され、同年に上場しました。主な事業内容は、地元銀行の運営で、特に横浜銀行と東日本銀行を傘下に持つ地方銀行グループです。主要事業セグメントは、資源・エネルギー・環境(30%)、社会基盤(13%)、産業システム・汎用機械(35%)、航空・宇宙・防衛(20%)で、海外売上比率は45%です。株購入に関しては、預貸金利ザヤの改善や法人向け融資の増加が見込まれ、安定した成長が期待できるため、投資先として魅力的です。

2. 安定した成長の有無

コンコルディア・フィナンシャルグループの財務状況は健全で、経常益は反発しています。株主還元も連続増配を行い、配当金の引き上げが見込まれています。売上は着実に増加し、特に法人向け貸出の拡大が貢献しており、成長性は明るいといえます。

3. 直近の売上高、営業利益

最新の売上高は1,322,591百万円、営業利益は-70,138百万円です。過去数年間の成長率は不安定でしたが、今後は法人向け貸出の増加に伴い回復が期待されています。現在の株価は約988円、時価総額は9,547億円、総資産は24,937,410百万円、自己資本は1,275,304百万円です。

4. 現在の株価

現在の株価は約988円で、時価総額は9,547億円、総資産は24,937,410百万円、自己資本は1,275,304百万円です。このような財務状況は安定しており、今後の成長が期待できます。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは-22,174百万円、投資キャッシュフローは374百万円、財務キャッシュフローは-510百万円です。現金及び現金同等物は40,259百万円であり、流動性は低下していますが、資金繰りには問題がない状況です。

6. 配当性向

過去の配当金は10円から120円まで増加しており、安定した配当政策を維持しています。2024年度の配当予測は13円で、配当性向も良好で、今後の配当増加が期待されます。

7. 採点と解説

  • 業績と財務: 14/20
    経常益は改善傾向にあるが、営業利益がマイナスで回復が必要。

  • 株価の安定性: 15/20
    株価は比較的安定しているが、変動も見られる。

  • 成長性: 16/20
    法人向け貸出の増加が期待されるが、他のセグメントの改善が求められる。

  • 業界地位と競争力: 17/20
    地方銀行の中では強い地位を持ち、地域密着型のサービスが強み。

  • 配当性向と株主還元: 18/20
    配当政策が安定しており、株主還元に積極的。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価: 80点
コンコルディア・フィナンシャルグループは安定した成長基盤を持ちつつ、法人向け貸出の拡大によりさらなる成長が期待されます。配当政策も良好で、投資先としての魅力があります。

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