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みずほフィナンシャルグループ(8411) 88点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

  • 設立年・上場年:みずほフィナンシャルグループは2003年1月に設立され、同年3月に上場しました。旧富士銀行、第一勧業銀行、日本興業銀行の3行が統合して誕生したメガバンクです。

  • 主な事業内容:銀行業を中心に、信託業務や証券業務も手掛けています。銀行・信託・証券の連携を強化し、多角的な金融サービスを提供しています。

  • 主要事業セグメントと売上比率・利益率:具体的なセグメント別の売上比率や利益率は明記されていませんが、国内の預貸金業務が主軸で、円金利上昇による預貸金利ザヤの拡大が収益を押し上げています。

  • 株購入における総合評価(300文字以内):みずほフィナンシャルグループは、メガバンクとして国内外で強固な地位を築いており、銀行・信託・証券の一体運営による総合力が魅力です。円金利上昇や中堅・大企業への融資拡大により、業績は堅調に推移しています。配当も増配傾向にあり、株主還元に積極的です。ただし、自己資本比率が3.5%と低めで財務健全性に課題がある点や、金融業界特有のリスクには注意が必要です。総合的に見て、安定した業績と成長性から、投資対象として検討する価値があります。

2. 安定した成長の有無

  • 財務状況の健全性:総資産約292兆円、自己資本約10兆円を有し、規模は国内トップクラス。しかし、自己資本比率が3.5%と低めで、財務の健全性には課題があります。

  • 株主還元の状況:配当金は増配傾向で、2024年3月期は1株あたり105円、2025年3月期は115円を予定。株主還元に積極的な姿勢が見られます。

  • 売上と利益、成長性:経常収益や純利益は過去最高を更新中。円金利上昇や預貸金利ザヤの拡大、中堅・大企業への融資増加により、今後も成長が期待されます。

3. 直近の売上高、営業利益

  • 過去数年間の成長率:2024年3月期の経常収益は8兆7,444億円、純利益は6,789億円と堅調。前期比で増収増益を達成しています。

  • 将来の予測:2025年3月期の経常収益は9兆円、純利益は7,700億円を予測。円金利上昇や事業拡大により、さらなる成長が見込まれます。

  • 株価と時価総額、総資産:株価は2024年8月に最高3,483円、最低2,392.5円。時価総額は約7兆6,063億円、総資産は約292兆円と大規模です。

4. 現在の株価

  • 時価総額:7兆6,063億円。

  • 総資産と自己資本:総資産は約292兆3,023億円、自己資本は約10兆3,227億円。自己資本比率は3.5%です。

5. キャッシュフロー、現金

  • 営業キャッシュフロー:1兆8,849億円と高水準で、主要業務で安定した現金収入があります。

  • 投資キャッシュフロー:1兆9,822億円のプラスで、投資活動からの収入が大きいです。

  • 財務キャッシュフロー:マイナス2,309億円で、借入金の返済や配当金の支払いによる支出が主因です。

  • 現金及び現金同等物:7兆1,165億円と豊富な流動性を保持しています。

6. 配当性向

  • 配当金の過去の実績:2022年3月期は1株あたり40円、2023年3月期は85円、2024年3月期は105円と増配が続いています。

  • 今後の配当予測:2025年3月期は115円を予定しており、安定した配当が期待できます。

7. 以下のポイントで採点し理由を解説(各20点満点、理由は各100文字以内)

  • 業績と財務(17点)
    業績は増収増益で堅調ですが、自己資本比率が低く財務健全性に課題があるため満点ではありません。

  • 株価の安定性(16点)
    株価は一定の範囲で推移していますが、金融市場の変動に影響を受けやすいため減点しました。

  • 成長性(18点)
    円金利上昇や事業拡大により、今後も成長が期待できるため高得点です。

  • 業界地位と競争力(19点)
    メガバンクとしての強固な地位と、銀行・信託・証券の連携による競争力が評価できます。

  • 配当性向と株主還元(18点)
    増配傾向で株主還元に積極的ですが、配当性向の詳細が不明なため減点しました。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価:88点

みずほフィナンシャルグループは、業績の堅調さと成長性、積極的な株主還元策により、投資対象として魅力的です。ただし、自己資本比率の低さなど財務面の課題には注意が必要です。

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