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明治ホールディングス(2269) 87点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

明治ホールディングスは2009年に設立され、同年に上場しました。食品業界と医薬品業界における国内トップクラスの企業であり、特に乳製品や菓子類で強い競争力を持っています。主要事業は食品部門(売上比率81%、利益率7%)と医薬品部門(19%、利益率11%)で、海外売上比率は12%です。株価は安定しており、国内外での事業拡大に伴い、今後も持続的な成長が見込まれます。

2. 安定した成長の有無

明治ホールディングスは、食品と医薬品の2本柱で安定した成長を続けています。財務状況は健全で、自己資本比率は62.3%と高い水準です。株主還元にも積極的で、配当は毎年増加しており、将来の増配も期待できます。売上と利益は堅調に推移しており、特に医薬品分野での成長が期待されています。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は1兆1,054億円、営業利益は843億円です。過去数年間の売上成長率は6.1%、利益成長率は安定的で、2025年3月期の売上高は1兆1,590億円、営業利益は860億円と予測されています。時価総額は1兆673億円、総資産は1兆2,027億円です。

4. 現在の株価

2024年8月時点の株価は3,272円から3,837円の範囲で推移しています。時価総額は1兆673億円で、総資産は1兆2,027億円、自己資本は7,495億円です。株価は比較的安定しており、今後の事業成長に伴い、さらなる上昇が期待されます。

5. キャッシュフロー、現金

2024年3月期の営業キャッシュフローは1,079億円、投資キャッシュフローは-246億円、財務キャッシュフローは-437億円です。現金及び現金同等物は1,028億円で、キャッシュフローは安定しています。設備投資や研究開発に積極的に投資しており、将来の成長が期待されます。

6. 配当性向

過去の配当金は、2022年3月期に90円、2023年3月期に95円、2024年3月期には95円を支払いました。今後の配当は、2025年3月期に100円、さらに2026年3月期には100~105円が予測されており、安定した株主還元を維持しています。

7. 採点

  • 業績と財務(20点中18点)
    安定した売上と利益成長、健全な財務状況により、高評価です。

  • 株価の安定性(20点中17点)
    株価は安定しており、外部要因に大きな影響を受けにくいです。

  • 成長性(20点中16点)
    食品と医薬品の両分野で成長が見込まれますが、競争が激しい市場での成長には課題もあります。

  • 業界地位と競争力(20点中18点)
    国内食品・医薬品市場で強い競争力を持っており、ブランド力も高いです。

  • 配当性向と株主還元(20点中18点)
    安定した配当政策を維持しており、株主還元に対する姿勢は高く評価されます。

8. 総合評価(100点満点中87点)

明治ホールディングスは、食品および医薬品分野での堅実な成長と安定した財務基盤を持ち、株主還元にも積極的です。長期的な投資対象として適しており、安定的な成長が期待できます。

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