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住友不動産(8830) 88点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

住友不動産は1949年に設立され、1970年に上場しました。総合不動産業界でトップクラスの企業であり、主な事業は東京を中心としたオフィスビルとマンション開発です。賃貸、不動産販売、住宅リフォームを含む多様なサービスを展開しており、特にオフィスビルの賃貸が収益の中心です。事業セグメント別の売上比率は、不動産賃貸が46%、不動産販売が25%、完成工事が21%、不動産流通が7%となっています。多様な事業展開と安定した収益基盤により、株購入においても魅力的な企業と評価されます。

2. 安定した成長の有無

住友不動産は、自己資本比率31.9%で財務的に安定しており、ROEも9.2%と健全な収益性を維持しています。株主還元においても配当金を年々増加させており、2024年には1株あたり60円を支払っています。売上高と利益は安定して成長しており、オフィス賃貸事業の強さが会社全体の安定した成長を支えています。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は9,676億円、営業利益は2,546億円であり、過去数年間で安定した成長を遂げています。将来的には、2025年3月期の売上高は1兆円、営業利益は2,670億円が予測されています。時価総額は約2兆3,385億円で、総資産は約6兆6,494億円です。

4. 現在の株価

住友不動産の時価総額は約2兆3,385億円で、総資産は約6兆6,494億円、自己資本は約2兆1,224億円です。自己資本比率は31.9%と堅実で、財務の安定性が高く、株価も安定しています。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは2,320億円と強力で、安定していますが、投資キャッシュフローは-3,106億円で大規模な投資活動が続いています。財務キャッシュフローは-36億円で、現金及び現金同等物は1,031億円と十分な流動性を確保しています。

6. 配当性向

過去数年間で配当金は着実に増加しており、2024年3月期には60円、2025年3月期には70円の配当が予測されています。配当性向は安定しており、今後も株主還元に積極的な姿勢が見込まれます。

7. 採点と理由(各20点満点、100文字以内)

  • 業績と財務(18/20点): オフィス賃貸を中心とした安定した収益があり、財務基盤も堅実です。

  • 株価の安定性(17/20点): 不動産事業の特性上、株価は安定していますが、市場の影響を受けやすい面もあります。

  • 成長性(16/20点): 賃貸と販売事業で安定成長が見込まれますが、さらなる市場拡大の余地は限定的です。

  • 業界地位と競争力(19/20点): 東京を中心に強い競争力を持ち、業界での存在感は高いです。

  • 配当性向と株主還元(18/20点): 配当金は年々増加しており、株主還元に積極的です。

8. 総合評価(100点満点中)

88点
住友不動産は安定した収益基盤と成長性、堅実な財務状況を持ち、株主還元も積極的です。長期的な投資に適した企業として高く評価されます。

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