【若手向け】上司が喜ぶ報連相 パート1:最初の一言
会社に入社すると、ほぼ最初に習うであろう報連相。
そして、若手社員にとって永遠の壁とも思える憎き相手、報連相。
「もう少し、上手に報告できたらいいね」「もっと簡潔に相談してね」
この恐怖のワードを
「最近、報告が上手くなったね」「会話がスムーズで助かる」
に変えて毎日の会話が楽しくなるコツを数回にわたって紹介しまーす。
報連相の成功は最初の一言で50%が決まる
もう本当に、この通り。
「成長したな」と思う一番の瞬間は「最初の一言」を聞いた時でした。
私自身も先輩社員に叱られ直し、後輩にも伝えてきたことを紹介します。
最初に結論を書くとBefore/Afterイメージは以下です。
最初の会話に「報・連・相談」のどれなのかを必ず伝えよう
「報告と思って聞いていたら相談だった」これをまず無しましょう。
[あなたの目的] に [先輩の気持ち]を最初に合わせること。これが大切。
このワードが最初の会話にあるだけで先輩は、かなり楽になります。
なぜなら 聞く気持ちの準備 ができるから。
皆さんは報連相のどれかを準備しているかもしれませんが、先輩は全くのノーガード。目的を探りながらの会話になり、これが何気に大変。
最初に報連相のどれかを伝えてくれるだけで心の準備ができます。
報告:後輩の話す内容に間違いがないかチェックする気持ち
連絡:何が起きたか理解して、自分のタスクがあるかチェックする気持ち
相談:何に困っていて、何を助言すべきか考えながら聞く気持ち
目的によって、聞く姿勢って、ずいぶん違いますよね?
残り2つの大切なこと。
1)ターゲットは明確に
システムは複数の機能と担当者で構成されています。どこが対象なのか、 それを最初に聞ければ対象を頭でイメージしながら会話ができます。
「◯◯システムのどの部分?」と最初に受けるQAを1回減らしましょう。
2)必要な所要時間を伝えよう
所要時間を伝えることで、相手は次の予定を意識した会話ができます。
もし、次の予定があって会話が終わらそうならリスケしましょう。
時間切れで中途半端に終わり、数時間後に「さっきの話、何だったけ?」
と、結論が出ずに終わる会話なら、後からまとめて行っても同じことです。
おまけ:テレワークの簡単、報連相
SlackやTeamsなどチャットツールでの会話が増えている場合、
今回紹介したテクニックは以下のように応用できます
(私自身、今も実践中です)。
【報告】◯◯システムXX画面の仕様書修正完了。お時間ある時にチェックお願いします。
【連絡】◯◯システムさんからXXの仕様書届きました
【相談】◯◯システムのXX画面の相談で15分 Zoom可能ですか?
このように【 】で先頭に報連相のどれかを一言添えるだけで、
見る方の気持ちの準備ができますし、対象と所用時間を書ければ完璧です。
まとめ
繰り返しになりますが、
最初に目的を合わせて会話を進めること。これが大切。
報・連・相のどれなのかを最初に伝えること
システムのどの部分の会話なのかを一言添えること
所要時間を伝えること
この3つ。言葉にすれば当たり前で普通のことかもしれませんが、
忙しい時・疲れた時・油断した時、何気に忘れてしまい、
そんな時に限って報・連・相の失敗ありませんか?
当たり前のことを、常に続けること。何気に大変ですよね。