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人生の節目で起きた、小さいけど大きな決断と変化 〜25年間の思い出との別れ〜

私、えいるですが今日41歳の誕生日を迎えました。

節目と言えば40歳が普通ですが、私にとっては去年より、今の方が感慨深く思うことがたくさん。その中でも一番、大きいのは…

40歳という節目を乗り越えたぞー!!という、達成感や安心感に近い不思議な感情。

40歳って世間的には厄年と言われるなど悪い節目のイメージが強く、私自身もこの1年間、人生初の燃え尽き症候群や片頭痛など心と体に不調を感じることが多く、地味に大変な1年でした。

そんな区切りを終え、新たなスタートが始まる今日、私のなかで「何かを変えたいな」と思っていた矢先に起きた小さいけど、ちょっと大きな変化について話していこうと思います。


25年間、愛用した相棒との別れ

皆さんからすると「どうでもいいわ」と言われるかもしれませんが、私は約25年間「大事な靴を買うならナイキ」という絶底的なナイキ信者。

  • 学生時代バスケと長距離をやっていたとき、ナイキで捻挫癖が治った

  • 新婚旅行で初めての海外旅行。選んだのもナイキのエアフォース1

  • ベトナムで現地のメンバーと初めて会話が盛り上がったのもナイキの話

と、私にとってナイキは、切っても切り離せない、不思議な縁のある大切な存在。

皆さんにも同じように小さいけど、ちょっとした運命的な出会いで大切にしているモノやブランドってあったりしますかね??


そんなナイキとの別れは突然に…

最近は5キロ程度のランニングを週3〜4回続けているのですが、その相棒は、もちろんナイキ。

この靴との出会いも今の会社に転職したときに「在宅だし、久しぶりに走ろうかな」と思って、フラッとスポーツ用品店によったときにラスト1足でサイズもジャストフィットと、まさに一目惚れ&運命の出会い。

ナイキにしては横幅が広く、スピード感とクッション性のバランスが絶妙で、日々のランニングではコスパ最強の1足でした。

しかし、2年以上の利用で、底がすり減ってきたこともあり、昔痛めた膝に違和感が…そこで衝撃吸収性の高い厚底シューズの購入を決意。

購入したのはこちら。抜群のクッション性で怪我防止に効果的と言われているインフィニティラン 4です。

お店で試し履きもしてサイズ感も大丈夫だったので購入。最初の数キロは、厚底のクッション性に感動!!

  • めっちゃ弾むし、膝が痛くない!!

  • これなら長距離・長時間のランニングいけちゃうかも☆☆

と、心踊らされたのですが…3〜4キロ地点で事件が…足の横が痛い、痛い痛い〜〜〜!!

原因はどうもこの凸部分が私の足の横側の骨と干渉してしまった模様。

最終的には激痛で靴を脱いで帰宅するはめに…。ナイキはもともと横幅が狭く日本人の足にはフィットしない可能性があることでも有名。

そして歳を重ねると筋肉低下などで足のアーチが低くなり、だんだんと横幅が広くなるとは聞いていましたが・・・ついに、その限界が訪れた瞬間。

実は普段履きで購入しているナイキのシューズもだんだんと横幅が狭く感じて、1サイズ上げて誤魔化していたここ数年。

41歳にて大好きで思い出のある運命のナイキとのお別れ。それが突然やってきた瞬間でした。。。

他人からしたら些細な小さいこともかもしれませんが、25年間の思い入れがあるメーカーをもう履けないと感じる瞬間は本当のショックでした。


変化を受け入れるために選んだ一足は…

実は今日の午後にスポーツ用品店に出向き、店員さんに1時間弱もの間、色々と相談・試し履きをして自分にあう1足を選んできました。

それがこちら、New BalanceのFRESH FOAM 1080です。

asicsやHOKAも履き比べましたが、自分の足に1番フィットして履いた瞬間に「これだ!!」と感じたのが、この靴でした。

その証拠に先ほど4キロほど試走してきましたが、インフィニティラン 4で感じた足の痛みは皆無で気持ちよく厚底シューズを堪能できました。


ずっと避けてきたニューバランスを選ぶという勇気

25年間、ナイキ信者だった私にとってasicsやNew Balanceといったライバルメーカーを履くことは今まで絶対的なNG。何があっても買わないよう避けてきた存在でした。

理由は特にないのですが「何か負けた気がする」という単純で感覚的な男ゆえの変なプライド

でも、それを譲ると自分の中で何かを失ってしまう変な怖さがあって、頑なにasics、New Balance、adidasといったメーカーの靴は避けてきました。

それが今回、41歳という節目の瞬間に迫られる決断。迷っている沈黙の時間…理由を知らず困惑する店員さんには悪いことをしました。


41歳という新たなスタートだからできた別れと出会いの決断

もしかすると、靴を買いに言ったのが41歳の誕生日でなければNew Balanceを買うという決断はできなかったかもしれないと今になって思っています。

人は歳を取り、老いや老化という言葉を自分の体で身を持って知る瞬間が、必ずやってきます。

受け入れたくない現実、でもずっと拒否して逃げて抗っていると、いずれ周りに迷惑をかけ、いわゆる老害という存在になってしまうのも事実。

好きなことだけを選び続けることは困難で、時に生きるために好きなものを手放し、現実を受け入れる勇気と決断。

このジレンマを私自身、正直なところ、まだ全ては受け入れてはいません。

しかし、今日この日、心から大好きだったナイキと別れ、25年間避けてきたNew Balanceを買えたこと。それが少しずつ自分のなかでもいい変化を生み、残りの人生を結果的に楽しめて「あの時の決断が間違いじゃなかった」と思えたらいいなと願っています。

単にランニングシューズを買い替えただけの話をこんな大袈裟に…。

でも、同じく40歳など人生の節目で訪れる自分の変化に戸惑っている方へ、この思い、記事が少しでも参考になれば嬉しいです!!

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