【中堅以上】仕事効率をDownさせるNGワード パート1:前にも…
予期せぬトラブルやメンバーの失敗。
イライラが溜まった瞬間に思わずでてしまう一言。
それが実はメンバーの作業効率をDownさせているかも…
そんなNGワードと対策を紹介していきます。
今回のワードは「前にも・・・」。
「一度教えたら、もう出来てあたりまえ」と思っていませんか?
NGワードの理由:人は失敗から学び成長する
自分が若手社員の時を思い出してみてください。
覚えることが山のようにあって、その時は「理解した」つもりでも、
「時間がたつと忘れてしまう」「実は理解が不足していた」など
同じような場面に直面しても上手く対応できなかったこと、
ありましたよね?
それを繰り返す中で自分なりの対策を考え、
自然と繰り返さないようになってきたのではないでしょうか?
そう、失敗を繰り返して、そこから学び成長してきたのです!!
失敗は悪いことではありません。
大切なのは、そこから考え、対策を立て、実践していくことです。
ところが今回のNGワード「前にも同じ話したよね?」は、
失敗してヘコんでいるメンバーに追い打ちをかけ、
前を向こうとしている気持ちを奪ってしまう言葉になります。
失敗から学んで成長する機会を絶対に奪ってはいけません!
逆に言うと成長を促す言葉・行動を選べれば、
メンバーはさらに加速的にのびていけます。
失敗を野放しにせず、成長を促すためのノウハウを紹介します。
成長を加速させるメソッド
仏の顔も三度まで作戦
私の場合は以下のマイルールを作っています。
繰り返しの失敗一回目は、何も言わず見守る
二回目は、改善策を促す
三回目は、しっかり叱る
「人間は失敗するもの。原因は偶発的、風化など仕方がないこともある」と、私は考えていて過去の失敗が再発した一回目は、
なるべく見守るようにしています。
裏の目的は自ら気づき、対策を立てていくへの期待でもあります。
再発二回目では、改善策を考えてもらう
同じ失敗が二回発生した場合は「何かしらの原因があり、かつ、
今後も発生する」つまり対策を立てる必要がある事象となります。
ここで私はメンバーに以下のニュアンスで伝えるようにしています。
同じトラブルがチーム内で発生していて、今後も続く可能性があるので、
対策に協力してほしい。改善策を考えメンバーに共有してくれないか?
ポイントは太字で書いた2つです
対象を個人からチーム内に変え、被害者意識を取り除く
注意ではなく協力を依頼することで、改善意識を高める
対象を個人からチームに置き換えることで、いち早く立ち直ってもらい、
かつ、チームに貢献するというポジティブな動機を与える声掛けです。
失敗における対策が個人からチームに広がる波及効果もえられます。
私の経験から誰かのミスは他でも起きる可能性が高いと考えており、
チームで改善していくことを目指しています。
対策の妥当性を他メンバーがチェックしてくれることで、
私の作業時間も短縮できますしね。
まとめ+三回目はしっかり叱る
一回目は見守り、二回目は対策を講じて、それでも続いたら…
状況にもよりますが、しっかり叱ります。
環境・言葉にも気を使いますが「失敗を繰り返してもいい」は
絶対に間違いで、そう思わなせない・改善策を考えてもらうための
楔として言うときは心を鬼にして言います。
人は失敗から学び成長していく生き物であること。
それを妨げる言葉ではなく、加速させる言葉がけが大切なこと。
これを実践してチームで成長する形を作ってもらえたら嬉しいです。
叱るときの環境と言葉、いいネタなので次回の記事にしたいとおもいます。
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