「@cosme」エンジニア社員インタビューVol.8 森 友里さん(前編)~ 英語を使えるプログラミングに憧れてエンジニアに
日本最大級の美容系総合ポータルサイト「@cosme」のVPoE(技術部門マネジメント責任者)近藤俊太郎が、アイスタイルで活躍中のエンジニアに「突撃インタビュー」!
突撃インタビューシリーズ第8回目は、文学部出身ながら、英語を使える職業としてエンジニアの道を選んだ森 友里さん。前編では、やる気に満ちあふれキラキラ眩しいメンバーに囲まれながら、子育てのために時短勤務をする森さんが、自分らしいキャリアパスを模索しつつ、どんなところにやり甲斐を感じ、どんなもどかしさを抱えているのかについて、お話を伺いました!
近藤俊太郎(以下、近藤)今日はよろしくお願いします!
森 友里(以下、森)こちらこそよろしくお願いします。
きっかけは「英語を使いたい!」
(近藤)森さんは中央大学出身なんですね。僕も中央大学なんです。
(森)えー、そうなんですか!?(笑)
(近藤)何学部ですか?
(森)コッテコテの文学部です(笑)。
(近藤)え! 文学部出身でエンジニアになったんですね。
(森)そうなんです。教養課程でC言語を取ったら、難しいながらも「やれたらおもしろそう」という感覚があって。思い切ってプログラミングの世界に飛び込みました!
(近藤)へぇ〜! その時代に一般教養でC言語の授業があったなんて(笑)。
(森)あったんですよ、それが!(笑)
(近藤)変な言い方ですけど、エンジニアリングって文学的な要素の真逆じゃないですか?
(森)ですよね…。でも「ウェブサイトってパソコンでどうやって動かしてるんだろう?」という好奇心がありました。それと、エンジニアリングは英語と縁が深いというのも惹かれた理由です。
(近藤)英語ですか! 意外な方向から来ましたね(笑)。
(森)大学時代、本当は英語を学びたかったのですが、叶わずフランス語を専攻しました。そんな時、「プログラミングって英語をいっぱい書くんだよ」という話を聞いて。実際、命令は英語ですよね。憧れの英語を使いこなしてプログラミングができるなんて楽しいじゃないですか。
(近藤)なるほど! 入り口は文系でも、文系ならではのアプローチでエンジニアリングへの扉を開くパターンが結構あるんですね。以前インタビューしたマネージャーの江原さんも、心理学の知識をエンジニアのピープルマネージメントに活かしているとおっしゃっていました。
(森)私の場合は、英語への興味からのエンジニアリング、ですね(笑)。
転職ではないけど中途でアイスタイルに入社
(近藤)アイスタイル入社のきっかけは?
(森)「@cosme サロン(2020年10月にサービス終了)」の前身の ispot(アイスポット)がアイスタイルグループになる時に、プロダクトと一緒に仲間入りさせていただきました。
(近藤)ということは、転職ではないけれども転職的な感じでアイスタイルに入ってきたんですね。
(森)はい。新卒では、ispot の運営をしていたサイバースターという会社に2007年に入社して7年在籍しました。最初は ispot に関係なくいろんなウェブの受託案件を手がける部署に配属になって、サロンのホームページを作ったり、お問い合わせフォームとか CMS を構築してました。
(近藤)開発と運用ですね。アイスタイルに入る前はそのあたりを担当されてたんですか?
(森)最初の2〜3年は開発でしたね。その後、ispot の担当になってからは機能追加とかシステム改善に関わらせていただいて。その頃、ちょうど ispot が10周年を迎えたので、リニューアルのプロジェクトにも携わりました。その間もプロジェクトリーダーなどはやらず、プログラマーとして働いていました。
障害を早期発見
(近藤)アイスタイルに移ってからはどういうサービスに関わってきましたか?
(森)ずっと @cosme サロン の保守と運用をやっていました。そのあとはBLOOMBOX に「ちょっとお手伝いにきて」と声をかけていただき、1年くらいレンタル移籍的にお世話になりました。そのあとは現在までずっとブランドオフィシャルです。
(近藤)具体的にはどんなことをされているんですか?
(森)ブランドさんの分析や、興味を持っているユーザーさんの分析です。そのほかに、そのユーザーさんに対してアプローチするプロダクトの運用など。開発プロジェクトにも最近少し関わりはじめました。
(近藤)なるほど。ブランドオフィシャルに関わるようになって何年くらいですか?
(森)本格的に関わるようになって2年くらいだと思います。
(近藤)ちょうどお客さんが増えはじめた頃から運用を見てくださってるんですね。マネージャーの江原さんも「森さんは問題が起こりそうな時に事前に察知してくれたり、障害が発生してしまった時は早期に対応してくれたりするのですごく助かる」とおっしゃってました。
(森)それは嬉しい(笑)。
(近藤)ご自身では、運用に関して特に気にかけてることなどありますか?
(森)そうですね…ブランドオフィシャルってご利用いただいているブランドさんから決して安くない料金をいただいているサービスということもあり、障害はそもそも起こってはならないという気迫で臨んでいます。なので、実はいつもドキドキしてます(笑)。
(近藤)ですよね(笑)。
(森)障害を起こさないようにするのはもちろんのこと、万が一、起こしてしまってもなるべく傷が浅いように注意しながらつねにアラートを確認して、「これはヤバそうだ」となったらすぐ相談するようにしてます。
(近藤)ありがとうございます。その辺は気になりますよね。T&C開発センターとしても障害時間を短くすることを目指しているので、森さんのように取り組んでくださっているメンバーがいるというのは心強いです。
アイスタイルのエンジニアは「キラキラ」!?
(近藤)ところで、森さんから見て、アイスタイルってどういう会社ですか?
(森)2014年の入社当初に感じたのは、まず「規模が大きい!」ということでしたね。前の会社は小規模で担当も10人程度だったので、その中で話せば済んでたのに、アイスタイルではひとつのことを調整したい時にいろんな部署と話す必要がある。これには衝撃を受けました。
(近藤)それは、アイスタイルが「ビューティ プラットフォーム」というコンセプトのもと、事業同士が連携していて、システムも複雑に連携しているからですよね。
(森)そうですね。関わる人が多くて調整に手間がかかってしまうというか。
(近藤)そのほかにアイスタイルの特徴だと思うことはありますか?
(森)そうですね…キラキラしてるエンジニアがすごく多いなぁと思ってます(笑)。
(近藤)キラキラですか!? へぇー!(笑)
(森)これも入社してすぐに感じました。例えば、「社内で勉強会するぜ!」「輪読会やるよ! みんなこっち来て」ってキラキラっと人を集めたり。みんなで知識を高めてみんなでよくなろうって引っ張ってくださる方々、「キラキラエンジニア」がすごくいっぱいいるなって。「あぁ、眩しい…」って思いました(笑)。
(近藤)(爆笑)
子育てしながら勉強会に参加する難しさ
(近藤)眩しいなぁと横目で見ながら、時々は参加してみたりもするんですか?
(森)それがですね、時間が許さないところがありまして。「いつか参加したい」なんて思っているうちに産休育休に入ってしまい、復職した今は業務時間内にやってくださってる輪読会なら参加しやすいかもとも思ったんですが、時短で働かせていただいているので、ただでさえ6時間しかない時にそのような会に参加して5時間になってしまうと…
(近藤)「この業務が終わらないなぁ」なんて焦ってしまいますよね。
(森)そうなんです。勉強会も定時後っていうのがあるんですけど、その時間帯はそれはそれで家庭内戦争中なので(笑)。そんなわけで参加できてないですねぇ。
(近藤)なるほどね〜。今、勉強会委員会でも希望者がフレキシブルに参加できるようにしたいと議論してくれていますよ。例えば日中に開催してみるとか。
(森)それはありがたいです。
(近藤)あとは別の課題として、「参加しちゃっていいのかな」みたいな心理的ハードルもあると思うんです。それは減らしていきたいですね。
【編集後記】後半は子育て世代必見!
ここまでは、インタビューシリーズ第3回で登場した江原さんや第6回の藤巻さん、第7回の廣津さんのように、文系から「理転」してエンジニアになった森さんに、アイスタイルの規模やメンバーのやる気にビックリしたというお話などを伺いました(こうやって見ると、理転してエンジニアになる方が意外と多いのがわかりますね!)。後編は時短勤務やリモートワークの体験談を語っていただきます。子育てしながら働く方々、今後、新しい家族を迎える皆さん必読です!
過去インタビュー記事まとめ
過去記事や取材記事などはこちらにまとまってます!