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「@cosme」エンジニア社員インタビューVol.6 本部長 藤巻俊一さん(後編)~ チームを、サービスを、「よくしたい」という想い

日本最大級の美容系総合ポータルサイト「@cosme」のVPoE(技術部門マネジメント責任者)近藤俊太郎が、アイスタイルで活躍中のエンジニアに「突撃インタビュー」!

前編に続き、第3開発本部 本部長の藤巻 俊一さんにお話を伺います。

テクノロジー&クリエイティブ開発センター
VPoE 近藤 俊太郎
新卒で日本電気株式会社(NEC)で金融系システムのSEとしてキャリアをスタート。その後、ベンチャー企業や三洋電機を経て、アイスタイルに入社。@cosme STOREの立ち上げや新規事業などを担当。2021年7月よりVPoEとしてテクノロジー、クリエイティブ領域を管掌。

第3開発本部
本部長 藤巻 俊一

出身校 :東海大学 電子情報学部(現:情報理工学部)
趣味 :テニス、ランニング
マイブーム:フルマラソン参加
記録はぜんぜん良くないですが、年に1回フルマラソンに出ています。がんばったらがんばっただけ結果に出やすいのと完走できた時の達成感にハマってがんばってます。レース終盤の苦しみを体験すると多少の苦痛は苦痛ではなくなりますw

食わず嫌いはよくない

(近藤)エンジニアでありながらマネージャー業もこなす藤巻さんから見て、アイスタイルではどういう人がマネージメントに向いていると思いますか?

(藤巻)サービスをよくしたいと思っている人。技術面だけじゃなくて、仕事の進め方、運用の仕方、そういうのも踏まえて考えられる人だと思ってます。

(近藤)対「技術」ではなくて対「人」の部分ですね。

(藤巻)そうですね。マネージメントっていうと、「人に指示をする」「人を管理する」みたいなイメージがあると思うんですけど、「チームがこうなればいいね」っていうマインドを持ってる人であれば、マッチすると思うんですよね。

(近藤)コミュニケーション力も大事?

(藤巻)よくするためには誰かを巻き込んでいかないといけないので、人とのコミュニケーションは不可欠です。

(近藤)先ほども話に出ましたが、エンジニアは、個人プレーも多い仕事なので、積極的にコミュニケーションを取る立場のマネージャー業が自分に務まるのか不安になるメンバーもいそうですが…

(藤巻)たしかに。でも、みんな食わず嫌いなところもあると思うんですよ。嫌がらずにぜひ一度やってみてもらいたいですね。そこからしか見えない視座があるし、開発を突き詰めるにしても、他人の考えを知る上で人とのコミュニケーションってすごく大事なんで。

(近藤)マネージメントの経験を通して、そういうスキルやテクニックを学べるっていうのはありますよね。

(藤巻)そうなんです。だから最初からコミュニケーション能力が高い人というよりは、「チームやサービスをよくする」という志向のある人、そこから取りかかれる人が向いてるんじゃないかな。

(近藤)実際、マネージャーが忙しくしてるのを見て引いてしまうところがあるなら、それも解決しなくちゃいけない。マイナスイメージを払拭!

(藤巻)あと、アイスタイルにはサブマネージャー制度もあるから…

(近藤)そうそう。とりあえずトライしてみるっていう機会も会社は設けてるので、一度やってみて、「あ、違ったな」と思ったらエンジニア一本でキャリアを考えるっていうのもアリ。

(藤巻)そうですね。「自分がマネージメントにこんなにやり甲斐を感じるなんて大発見!」という私のようなパターンもあるし、逆に「今年は1年間マネージメントにチャレンジしてみたけど、やっぱり私は手を動かすほうが好きなんだ」と自分の適性を再認識する人もいるかもしれない。

(近藤)その場合は、迷いなくエンジニアの道を進めるきっかけになりますよね。

(藤巻)余談かもしれませんが、「マネージメントもできるエンジニア」という希少価値もついてくると思うので、自分の価値を上げるためにもぜひ一度チャレンジしてみてほしいなと思いますね。

「ノー」と言わない

(近藤)マネージメントをする立場として、藤巻さんが大事にしてるポイントはなんですか?

あえての「ろくろ回し」。笑

(藤巻)メンバーに「ノーと言うな」と伝えることですかね。

(近藤)なるほど。

(藤巻)やっていることが事業開発なので、誰かしらとコミュニケーションを取らないといけない機会が多いんですね。依頼の中には内容が難しいものや気持ち的にやりたくないものもある。誰しもやりたくないものには「ノー」って言いたくなりますよね。

(近藤)「ノー」っていうのは簡単ですしね。

(藤巻)でも、創意工夫をして、全部はできなくても一部だけで引き受けてみるとか、やり方をガラッと変えて問題解決できる道を模索するとか…それこそがエンジニアの腕の見せどころだと思うんですよ。そこを大事にするエンジニアになってほしいんです。

(近藤)「できません」と言う前にできることを考えてみようよと。

(藤巻)はい。迷ってる人がいたら、まずこの話をします。創意工夫の努力ができる人って実際に成長している。その人を引き上げる材料になるので、「ノーと言うなよ」ってよく言います(笑)。

目標は「現状維持」!?

(近藤)エンジニアとしてチャレンジしてみたいことって何かありますか?

(藤巻)その質問が一番難しくてですね…エンジニアとしてというよりは、会社人として…「現状維持」ですかね(笑)。

(近藤)思いがけない回答です(笑)。

(藤巻)ちょうどリモートワークになったことで、まだ小さい子供といられる時間が多くなりました。日々、育っていくのを見るのがおもしろくて。

(近藤)変化がわかりやすい時期なんですね。

(藤巻)アイスタイルがすごく柔軟な働く環境を認めてくれる会社なので、非常に助けられてますね。

(近藤)さっき「ノー」って言わないっていう話がありましたけど、会社側も例えばリモートワークについても、「とりあえずやってみよっか」みたいなノリはありますよね。

(藤巻)そう。このタイミングでテレワークで今くらいの業務量でやらせてみてくれる。おかげで仕事がとてもやりやすいなぁと思っていて。私のそういう喜びが子供にも伝わるといいと思ったりもします。

(近藤)周りのメンバーも協力的ですか?

(藤巻)はい。もちろん組織なので、ある程度はルールがありますけど、それぞれが置かれてる状況とか背景をみんながそれぞれ理解して協力し合ってると思います。みんなが働きやすく、ワークライフバランスを維持できる環境を作っていけたらいいなと思っています。

(近藤)だからチャレンジしたいことが「現状維持」なんですね。納得しました(笑)。

(藤巻)エンジニアとしては、技術面も組織面も、今ちょうど課題が多い時期なので、数年後のキャリアを考えるよりは直近の課題を解決することに主軸を置きたい。そのために必要な知識と経験を積みたいと思ってます。

(近藤)今は目の前にあることに集中して、全力で取り組みたい時期なんですね。

(藤巻)そうですね。エンジニアとしても組織としても次から次へと課題が出てくるので、それに対応しながら、できれば守るだけではなくて攻めの組織構成でやっていきたい。そこまでちゃんと手を伸ばせるくらい、日々の業務から経験とスキルをしっかりつかんでいきたいと思っています。

アイスタイルは「愛」スタイル

(近藤)入社を考えてくれてる皆さんに「アイスタイルってこういう会社だよ」って伝えるとしたら、どんなメッセージになりますか? 

(藤巻)アイスタイルは、いろんな媒体やプラットフォームがあって、事業面でも開発面でもいろんな経験ができる会社だと紹介しますね。事業面でいうと、@cosmeというメディアあり、ECあり、お店あり。それ以外にもいろいろなサービスがあって、積極的に経験しようと思えば、いろいろ経験できる会社。

(近藤)技術面もそうですけど、サービス面もありますよね。

(藤巻)ホントにそのとおりで、お店のレジとメディアの連携なんて、なかなか経験できないですよね。あとは、@cosme Beauty DayみたいにテレビCMやるなんていうのは、ある程度の規模の会社じゃないとできないこと。

(近藤)事業という意味でも技術面でも、いろんな経験ができるのが、アイスタイルの醍醐味ですよね。人はどうですか? メンバーの特徴って何かありますかね。

(藤巻)ずばり、熱意がある人が多い。

(近藤)サービス愛にあふれてる人が、事業サイドにもエンジニアサイドにも結構いますよね。

(藤巻)そうなんですよ。責任感というか、サービス愛やシステム愛みたいなものがあるんですよね。例えば、障害が起こると「俺の担当じゃないし」「誰かやるだろう」じゃなくて、自主的に動いて対応してくれる。これは、過去に働いていた会社にはなかった文化です。そういう人たちが集まっているのもアイスタイルの大きな魅力。

「故きを温ね新しきを知」れるIT企業

(藤巻)あとは、最新の技術だけじゃなく、いい意味でも悪い意味でも古いものにも触れられる会社…。

(近藤)よく言えば、温故知新(笑)。

(藤巻)そうですそうです(笑)。新しいものにも触れることができるし、今まさに進行中のAWS(クラウド移行)みたいなものは、移行フェイズだからこそ経験できること。今、入社すれば、リアルタイムでその業務にも関われるんじゃないかと思います。

(近藤)それ以外にも、伸び代も改善する点もまだまだいっぱいありますしね。

(藤巻)はい。サービス自体を新たに次から次へと作るということはないかもしれないけど、新しいシステムを作ったり、既存のシステムを作り直したりする経験はいっぱいできる!

(近藤)そういう意味でも「よくしていく」ことにおもしろみを感じる人には向いている会社と言えそうですね。

(藤巻)まさに。新システムはたくさんできるし、改修も多いですが新機能を付けていくような業務も多い。携われることはたくさんあります。自社サービスとか開発をしたい人にはアイスタイルはすごく向いてる会社だと思います。

(近藤)なるほど。今日は興味深いお話をたくさん伺えました。ありがとうございました!

(藤巻)こちらこそありがとうございました! 

【編集後記】すべての基本は「愛」

「職業:エンジニア」と聞くと、わりと淡白でクールな人物像を思い浮かべる人も少なくないかもしれません。けれど、これまでにインタビューさせていただいたエンジニアの皆さんを思い出してみると、今回の藤巻さんに限らず、第2弾でお話を伺った鈴木利房さんや第4弾の工藤正隆さんをはじめ、「入社試験の面接官がおもしろかった」とアイスタイル社員の人柄が入社の決め手になったと語る人が多かったですね。

第3弾の江原彩佳さんはアイスタイル の「ワイワイとした雰囲気」が魅力と言い、先述の工藤正隆さんは、東北でリモート勤務をされてますが、同僚や先輩の顔を見にはるばる本社へ足を運ぶとおっしゃっていました。

高度な技術も大切だけれど、一緒に働く仲間とのつながりを大切にする人間愛にあふれる社風だから、「(誰かのために)(何かを)よくしたい」という発想で自発的に動ける人が社内に多いのも自然なことなのかもしれませんね。

今回も改めてハッと気づかされることの多いインタビューでした!

過去インタビュー記事まとめ

過去記事や取材記事などはこちらにまとまってます!

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