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○○の断熱材を選ぶ理由。
ウチでは、夏涼しくお過ごしいただくために、
遮熱アルミホイルを施行しています。
屋根断熱は『セルロースファイバー』を充填しています。
設計の時に・・・
・西になるべく窓を設けない。(西日対策)東の窓もなるべく小さく。
・南側は、庇かタープで日射を遮蔽するご提案をしています。
・流行りの黒い外壁もお勧めしていません。
冬場の小屋裏の温度は、約30℃
暖かい空気は、軽くなって上昇します。
冬場は、小屋裏が約30℃あります。
屋根断熱に調湿効果のあるセルロースファイバーを充填することで、小屋裏の結露の心配もありません。
セルロースを選ぶ8つの理由
1.隙間ができない施工性
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断熱は施工が命です。優れた断熱材でも施工が悪ければその性能を発揮できません。
施工をする壁の中には、パイプやコンセントなどがたくさんあります。 成形された断熱材をその中にびったりと嵌め込むことは至難の技で
しかしセルロースファイバーは断熱施工専属の職人が施工し、セルロースファイバーの細かな木質繊維を空気と一緒に壁の中に吹き込みます。
コンセントや筋交い、排水のパイプなどがあっても隙間なくビッシリと入り込みます。そのため性能値そのままの断熱性を発揮することができます。
2.快適な湿度に調整してくれます
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セルロースファイバーは木質繊維でできているため、かなりの重さの水蒸気を保湿することができます。
夏、湿度が高い時は空気中の湿度を吸うことで、外気に比ベ6%以上室内の湿度が低くなります。
冬、空気が乾いている時には自身の湿度を放湿してくれるため一年を通して安定的な湿度を室内にもたらしてくれます。
3.高い防音性があります
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セルロースファイバーは35坪の家の外壁面に約1.5t吹き込みます。
壁面で見ると毛布を3枚重ねした重さになります。想像してみてください。 毛布を3枚かぶって大きな声を出しても遮る繊維の中でかき消されてしまいほとんど漏れません。
セルロースファイバーは多孔質なため、その繊維の中に音工ネルギーが入り込み、熱工ネルギーに変換されます。
家の中はとても静かな環境になり、外部からの音もほとんど聞こえることがありません。幹線道路沿いや踏切の近くに住んでいる方も、音がほとんど気にならないそうです。
4.高い安全性の素材で優れた防虫効果があります
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セルロースファイバーの原料は主に『木質繊維』と『ホウ酸』です。防カビそして難燃剤として添加されるホウ酸は安全性の高いものを選んでいます。
また素材も人体には影響のないものをセレクトしています。
LD50という致死量検査でも、食塩の約6倍安全性の高い材料という結果が出ています。
そしてホウ酸は、ホウ酸団子に代表されるように害虫の忌避効果、および木材の保護効果が非常に高い素材です。法隆寺などもホウ酸処理をすることで建物を保護しています。結果、ゴキブリやシロアリに大変有効でねずみ等も含め住みつかなくなりました。
ゴキブリが寄ってこない家。嬉しくありませんか?
5.とても火に強い素材です
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セルロースファイバー断熱にはホウ酸が付与されているのでとても燃えにくい材料になっています。
ホウ酸自身の難燃効果と、繊維の細かさで表面が炭化し、延焼を防ぎます。
タウンページなど厚みのある本を焚き火に入れても中の方がなかなか燃えない理屈も同じですね。
6.断熱の持続性があります
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実は断熱材で一番大切なことかも知れません。
断熱材自体の性能はセルロースファイバーよりも優れている製品はありますが、経年劣化で性能が落ちてくることが多いのも事実です。
時間の経過と共に水分を吸って沈下をしてしまったり、形質変化を起こしてしまう。また射体自体が痺せてしまい、その部分に隙間が生じてしまうなど様々です。
しかしセルロースファイバーはその点で信用できます。
10年経過したセルロースファイバーで建てた家の壁を剥がしてみましたが1mmも沈降することなく、さらには湿度などで断熱性能が落ちるようなことも見受けられませんでした。
7.造るときのエネルギーがとても少ないです
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断熱材にも製造に係るエネルギーがありますが、それがとても低い素材です。
ー般的なグラスウールやロックウールに比ベ20分の1以下のエネルギーで造られています。
また家を解体した際このセルロースファイバーを吸い込み、再利用できる素材です。元々が新聞紙などのリサイクル紙ですので、非常にエコで環境に優しい素材と言えます。
8.躯体が長持ちします
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セルロースファイバーの最大の特長は湿気に強く、吸放湿性能がとても高いという点です。
壁内に調湿剤を詰め込みますので躯体はいつでも力ラッとしており、家を腐らせる「壁内結露」が発生しません。
壁内結露はカビを呼び、そのカビがダニを呼び、アレルギーの原因になります。セルロースファイバーは躯体を壁内結露から守る優れた素材です。
ウチはだから、セルロースなんです。
ただ、何度も言ってきていますが家づくりに正解はないです。
しかし、こんなに多くの理由でだから○○を使うのです!!!
っていうところのが家づくりに魂こもっていると思います。
信念であったり、理念だったり。
世間一般的にこの○○なんでコレ使ってます。みたいなのはオススメはできないですよね。
後はお客様が選ぶみたいな。レストランじゃないんだから。
プロとして、今までやってきて突き詰めていったからこそのコレなんです!
これくらいじゃないとね。