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視点を変えた2日間を通して、自分と会社のこれからを考える~新卒3年目フォロー研修レポート~

アイスタイルで実施している新卒研修について、研修担当の目線から紹介する研修レポート。(前回の入社時研修レポートは下記よりご覧いただけます)

今回は、先日開催した新卒3年目フォロー研修についてご紹介します。

この研修の最大のポイントは、普段のオフィスを離れて、仲間と共に視点を変える経験をすること。開催場所は新潟!ということで、どんな研修を行ったのか、当日のようすと共にお届けします。


3年目フォロー研修の実施目的

アイスタイルでは新卒3年間を育成期間とし、各フェーズで期待される役割に基づいた研修を実施しています。

新卒3年目は「主力」として成長する重要な時期。新卒育成の卒業が近づく節目の時期でもあるこの時期に行う研修の目的は「普段とは異なる環境において、仲間と視点を変えた2日間を過ごし新たな視座や視野、気づきを得る」ことです。

入社当時と比べて1人ひとりできることが増え、立場も変わり見える景色も変わったことで、改めて普段の仕事を一歩俯瞰して見る。そして4年目以降これから先のキャリアについても目を向けて考えるきっかけを提供しています。

この研修目的のもと、会長の吉松さんのご縁もあり、新卒3年目フォロー研修では毎年新潟で実施しており、新潟での2日間の体験、そして最終的には社長の遠藤さんとの1on1でチャレンジ宣言をする、という2部構成で研修を実施しています。

研修の様子をお届け!

今年の3年目フォロー研修は2024年10〜11月に実施しました。

前半の新潟での研修では、2022年卒の3年目新卒メンバーのほか、研修サポーターとしてハンズアップしてくれた先輩社員、そして会長の吉松さんと共に新潟県十日町市に2日間滞在しました。2日間の流れは以下の通りです。

■研修⑴:新潟での2日間
<1日目>
・アート体験
・稲刈り
・グループワーク

<2日目>
・グループワーク
・アート体験

ここからは各コンテンツについて、当日の様子と共に紹介します。


■研修⑴:新潟研修での2日間

コンテンツ①:
【アート体験】アート施設を巡り自分なりのモノの見方を磨く

1つ目のコンテンツはアート体験。
越後妻有地域では毎年「大地の芸術祭」という現代アートの祭典が開かれています。世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニアとも言われているこの芸術祭では200点以上(今年は本祭だったため300点以上!)の作品が公開されており、その中からいくつかの作品を鑑賞しました。

(大地の芸術祭 越後妻有妻有アートトリエンナーレ2024「Tunnel of Light/マ・ヤンソン/MAD アーキテクツ」を訪れた時のようす)


鑑賞する際のポイントは、「何を見るか」ではなく、「どのように見るか」。

作品を目にした時に「自分ならどう表現するだろう」と考えてみたり、アーティストや作品の背景を知った上で改めて作品を眺めてみるとまた違う見え方ができたり。アートは正解がないものだからこそ、見え方も見方も人によって違うので、想像力を働かせる機会にもなります。

実際に参加者からは「現代アートは何を伝えたいかわかりにくい作品も多いが、作者が何を伝えたいのかの視点で見るとまた違う視点で見えた!」という声や、一緒に鑑賞した仲間の感想も聞くことで「同じ作品を鑑賞していても、人によって感じ方や見え方が違っていて新しい発見があった!」という声も聞き、普段とは違う視点でアートを楽しむことで新しい気づきを得ている様子がありました。

どうしてここに窓があるのか、カーテンの向こうには何が見えるのか、考えさせられる作品です。 (「たくさんの失われた窓のために/内海昭子」を訪れたときのようす)


さらに、当日は「大地の芸術祭」がアートによる地域づくりの先進事例として注目されるまでの経緯や、その根底にあるコンセプトにも触れ、ビジネスとアートの結びつきも感じる時間にもなりました。

(「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館/田島征三」を訪れた時のようす)

コンテンツ②:
【稲刈り】仲間と協働し、繋がりを強める

2つ目のコンテンツは稲刈り。
まつだい棚田バンクさんご協力のもと、稲刈りに挑戦し収穫のお手伝いをさせていただきました。

訪れた日はあいにくのお天気。。だったため、今回は稲刈り組とお米の袋詰め組の2手に分かれて実施することになりましたが、「稲刈りをするのは人生ではじめて!」「せっかく来たのだから雨でもやりたい!」と雨の中でもやる気満々なメンバーが多かったです!

稲刈り組、出発!着替えて準備万端です!
(「大地のおくりもの/鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志」を訪れたときのようす)

ここでのポイントは、稲刈りという1つの体験を通じて部署や世代を超えたメンバーと協働すること。

普段の仕事では部署も仕事も違うメンバーでチームを組み、1面の稲を刈るという目標に向かって協力し合います。稲刈りという慣れない作業に最初は戸惑う場面もたくさんありましたが、時間が経つに連れてチームでの連携も深まり、次第に作業がスムーズになっていく様子も!稲刈りを通じてチームワークの大切さを改めて学び、繋がりを深める機会にもなりました。

稲刈り後のようす。雨の中でも全力で取り組み、無事稲を刈りきることができました!

コンテンツ③:
【グループワーク】自分と会社を見つめ直しこれから先の未来を考える

3つ目のコンテンツはグループワーク。
今回は1日目夕食後の時間と2日目とで、2つのテーマでグループワークに取り組んでもらいました。

グループワークでのポイントは、自分とアイスタイルを見つめ直し、仲間や会長と共にこれから先の未来を考えること。

1つ目のグループワークでは「入社してからの3年間を振り返る」というテーマでディスカッション。この3年間お互いがそれぞれの部署でどんなことに取り組んできたのかを改めて知り、会社の成長と共に自分たちも成長してきていることを実感しながら自己理解を深めていきます。

そして、2つ目のグループワークでは「3年後のアイスタイルを考える」というテーマでディスカッション。自分たちがこれまで取り組んできたことを踏まえて、「3年後世の中はどうなっているだろうか?」「そこに向けて自分たちの会社やサービスはどうするべきだろうか?」と各チームでディスカッションをしてもらいました。

未来を想像する中で、会社や事業、自分たちの可能性や新たな挑戦の必要性を改めて認識し、「3年後の自分はどうなっていたいんだろう?」と自分のこれからにも目を向ける時間になりました。


■研修⑵:新潟での研修後

コンテンツ④:
【社長との1on1】自分のこれからを言語化し宣言する

新潟での濃厚な2日間を終え、最後のコンテンツは社長の遠藤さんとの1on1。各メンバーが2日間の学びと今後の目標をまとめ、“チャレンジ宣言”という形で遠藤さんにプレゼンをしました。

自分自身の3年間の経験や新潟での2日間の学びを自分の言葉で語ることで、決意を一層強めている姿が印象的でした。遠藤さんとの対話を通して、気づきがさらに深まったり、「頑張ります!」と宣言したことで未来への覚悟が固まったりしている様子も見受けられました。


研修を終えて

今回の研修を通して、参加したメンバーからは

「今までの自分にはなかった視点で内省することができ、”今までどうしてその視点を持てなかったのか”を振り返るクセづけもしようと思った!」

「改めて自分がこの会社に入ろうと思った理由や、やりたいことを思い出すきっかけとなり、まだまだこの会社で経験したいことはたくさんあると思えた!」

「3年間の同期の頑張りを見て刺激を受けたことが一番大きかった!」

という感想を聞き、1人ひとり心境に変化が見られた様子も見ることができました。これから先、4年目以降にむけてさらに飛躍していく姿を見るのが楽しみです。


今後は、このような新潟での体験を、新卒社員だけではなくキャリア採用入社者の方に向けても提供できるように企画していきたいと考えています。

アイスタイルで働く中で、より働きがいを感じ、社員同士の繋がりを強くする共通体験にもなるように、アップデートをつづけていきます!

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