私が目指す工務店女子
工務店女子は愛からできている
いまさらだけど、どうして「工務店女子」としてnoteをはじめたのか。
自分が思っていることを声に上げていこうと心に決めたから。
工務店は会社です。工務店女子はそこで仕事をする人です。おうちを造る仕事をして生計をたてています。
でも、家を建てる仕事は聖職にも負けないくらい人を育てる仕事であると思っています。そこに住む人を守り、育み、旅立ちを見守り、帰ってくる人を受け入れる器。重苦しく受け取る必要はないけれど、大切に考えたなら、一生幸せな暮らしを営むことができるのも確か。
わたしたち(全国にいる同じ思いを持つ工務店女子を思いあえてわたしたちとします)は真剣に日本の未来を思い、未来の子供たちを思い、未来の地球のことを思い家づくりに取り組んでいます。
大きな地球規模で話しても、多くの人は他人事となってしまいがちなので、わたしがまず大切にしようと伝えたいのは「家族」「地域」への愛です。どうですか?「家族」の健康を気遣い食事を作ったり、洗濯や掃除をして清潔な暮らしを提供したいと思ってお世話をしたり、あたりまえになって気づかないぐらい愛情に溢れた行為をしている人も多いと思います。
少し大きな規模にして「地域」にしてみても自分の町内でゴミが散乱していたら悲しいですよね。安全が確保されないようなところがあったら気になりますよね。
私たち工務店女子は、縁あって家造りをさせていただく方々のことを家族のように思い、家の建つ周囲の環境を豊かにすることで、地域が素敵な場所になるよう願いながら仕事をしています。
まずは「自分たちの建てた家がこの先建て替えしなくても住み続けられる家でいられるよう」な家造りのすすめを一番に伝えたいと思っています。
これを一般の方に言ったところ、ほとんどの人が「家って建て替えないといけないんですか?」と驚かれます。もちろん、すべての人に当てはまる内容ではないため、誤解を招く恐れはあります。でも現実、将来的に当てはまってしまう方も少なくない。自分の周囲を振り返ってみていかがでしょうか?
30~40年ぐらいで家を建て替えた人はいませんか?その時建て替えていなくても、さらにその先30年その家に住むことを想像できないお家に住んでいる人はいませんか?
人生100年時代の始まりだと言われていますが、おうちの寿命はそれ以下を想定している方がいますか?
ながーく住み続けられる家は、耐震性や耐久性、住宅性能だけでは測れませんよ!
こういう話をするのは、とても勇気がいります。住宅づくりのプロたちが見たときには色々な意見や反論や、抗議があるかもしれません。
正直、家づくりに「正解」はない。
もし違ってると思ったら、私の話は読まなければよい、と思って勇気をだしてみましたので、読みたい人だけ読んでくれればよいと思います。
でも、そろそろ核心に迫って伝えていきたいと思いますので、次回もまた読んでくださるとうれしいです。