「おやすみラフマニノフ」 中山七里 書評
中山七里のこのミス大賞受賞作の「さよならドビュッシー」はとても面白かった覚えがある。本作も期待。
音楽大学のストラディバリウスが忽然と姿を消した。さらに音楽学校では次々と事件が発生していく。これはコンサート開催の妨害を目的としている!
学生でコンサートマスターを務める晶と、学長かつ世界的ピアニストの孫娘の初音は当事者になり、複雑な思いを抱えながら現実に立ち向かう。
ここから先は
1,351字
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?