「オンブレ」 エルモア・レナード 書評
エルモア・レナードの西部小説。村上春樹の翻訳。
表題作のオンブレと3時10分発ユマ行きの2部が入っている。
オンブレはスペイン語で「男」という意味がある。
この小説ではジョン・ラッセルの異名の一つとなっている。
アパッチ族(アメリカの武装先住民)の中で育った白人のジョン・ラッセルと
駅馬車が廃線になり職を求める主人公、アパッチ族に連れ去られてその後保護された17歳の少女マクラレン、インディアン管理官のフェイヴァーなどを乗せた駅馬車がアリゾナの荒野を進んでいく。
その最中強盗に襲われて、フェイヴァーの奥さんが人質として誘拐される。
水とお金をもとめる強盗団はなおも主人公の一団を追い続ける。
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297字
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