「クーリエ: 最高機密の運び屋」感想
2021年10月4日に「クーリエ:最高機密の運び屋」を鑑賞しました。
米ソ冷戦時代での情報戦を描いた、実話を元にしたお話だそうです。
情報の運び屋として使われたイギリスの一般人が主人公。
主人公はビジネスマンとして、内通者であるソ連の高官と関わり、その中で友情を育くみます。
しかし、時代は一発即発のヒリヒリした米ソ冷戦期。友情も一筋縄にはいきません。
家族、お国、友情どれをどういったバランスで選択していくか、民間人である主人公は葛藤します。
クライマックスでは、ソ連のキューバにおける核配備についてリークし、亡命を図ろうとするソ連高官の逃走劇が繰り広げられ、ドキドキハラハラでした。
これが実際の話かと思うとゾッとします。
キューバ危機におけるこのソ連高官からの情報は、核戦争を防いだ史上最も価値のある情報と言われているそうです。
米ソ冷戦時代の、緊張感がひしひしと伝わってくる作品でした。