始まっていない小学校受験を終わらせた話。
2023年、次女5歳の年。始めていない小学校受験を終わらせました。
そんな話をします。
ちなみに、長女でなく次女なのは、長女のときはそれどころじゃなかったからです。
長女の激しい癇癪と、フルタイム勤務とですっかり疲弊しており、無事に育ってくれればなんだっていいという精神でした。
それが、長女の小学校行き渋りにより、私が時短勤務になりまして。
時短勤務より生まれた私の精神的余裕で、次女の小学校受験が現実味を帯びたために起きたあれやこれやです。
なお、私が知っているたった一つの付属小学校についての話なので、他の付属に当てはまるかはわかりません。
我が家の住む場所は、横国立大学附属小学校の学区です。
なんとなく、我が家が国立大学付属小学校が学区内にあるいうことは知っていた。
そこが、研究校であること。学費が私立の小学校に比べれば安いこと。受験と抽選によって合否が決まること。
私が前もって知っていたのは、それくらいだった。
2023年の頭くらいだったろうか。私が時短勤務に切り替える(た)前後だったと思う。ネットの海をさすらってあれやこれや読んでいると、国立大学付属小学校受験について詳しいブログがあり、面白く読んだ。
私の職業的興味もあって、過去問をメルカリで買ってみた。過去問は切り離せるようなシートになっていて、販売者さんがコピーして使っていたのだろう。きれいな状態だった。
さっそく、コピーして1年分やらせてみた。
お遊び感覚で、お話の記憶やら、仲間外れ探しやら、図形問題やら。
で。
そのとき、次女は、とてもよくできてしまった。
そして私は思った。
「賢っ!」
たぶん、多くの人がこうやって小学校受験沼に片足を踏み入れるのではないだろうか。
それから、真剣に小学校受験について調べた。
付属小学校のメリット
付属小学校の受験に向けてのスケジュール。
塾のコースや費用について。
少し、自宅学習もしてみて。
最終的に年末年始頃に、
やめよう
と思った。
調べたり、次女と学習したり、少し教材も買ったりしたから記念受験だけでもしてみたい気持ちはあったけど、「受験するからには合格したいし、合格するにはそれなりの覚悟と準備が必要」なのはわかっているので。
横国附属を受けたいと思った理由。
・研究校で、意欲のある人たちの授業が受けられること。
良くも悪くも研究校だし、子どもは実験体と揶揄されるけど、情熱のない、薄っぺらい昔ながらの授業をされるより面白いんじゃないか、と思った。
・子ども主体の行事が多いこと。
HPやネットで調べた感じ、子どもたちに行事の企画・運営の大部分を任せているそう。実態がどうであれ、そこを謳っているくらいだから、やりがいがあるのではないか。
・次女に合ってそう。
発言ができる子が評価される、逆にそうでない子には向いてない。という意見をいくつか見た。ならば、次女は向いている。要領を得なかったり、たどたどしくても一生懸命自分の言葉で自分の考えを話そうとしているおしゃべり次女には合っているかなと。
・通う子どもたちの教育的水準が高いだろうという予想。
これが一番大きい。というか、私学・附属受験を考える人の大半はここでは。もちろん、生き物ですから、「私学だから安心。みんな品行方正で素晴らしい」なんてわけにはいかないだろうけど。
でも、ちょっと受験の準備して思ったのは、こうした知識や振る舞いを身につけてきた集団ってすごくない…?ってこと。
お話の記憶ができる。
図形の認識力がある。
季節の物事に対する教養がある。
加えて、
友だちとうまく遊べる。
協力し、協調できる。
質問の意図を理解し、受け答えできる。
公立小学校と比べたら、もう、スタートからして違うじゃん。
もちろん、いろんな子をいれるようにするんだろうけど、それでもだよ。
高いレベルの教育環境を、私学に比べたら安価に受けられる。
それが附属の最大のメリットだと思うし、だからこそ、塾やら自宅学習をして時間とお金をかけて受験させたいと思うのでしょう。
さて。
じゃあ、私が本格的に受験に乗り出す前にやめたのは、なぜか。
その続きを次回に書いていきます。