【投資】逆イールド状態の長期化 - 米利回り逆転、戦後最長 軟着陸シナリオに懸念(日本経済新聞)
今朝(2024年5月10日)の日本経済新聞の誌面記事。当方が中長期的な株式市場の動向を予想するのに一番注目してる、米国のイールドカーブ(利回り曲線)。長期金利が短中期金利を下回る「逆イールド」が第2次世界大戦後で最も長い、1年10ヶ月続いていると…
以前当方、以下のnote「逆イールドと株価の先行き〜今回はどうなるのか?」で、米国のイールドカーブと株価の関係について議論しました。
ポイントとしては:
過去6回の逆イールド状態の全てのケースで、その後約1年半後に景気後退を迎えた
しかしその期間は平均してダウは2桁上昇
1949年以降、米国は過去11回景気後退期を経験、その局面では株価も大幅下落
一方でこの景気後退局面の平均期間は11ヶ月と1年に満たない
そしてほとんどのケースで、この1年以内に株価は底値をつけて反転上昇している
ということで、自身の相場観的には、現在の逆イールドは2023年12月頃には終焉を迎え、2024年は景気後退気を迎える、したがって米国株は弱気と想定、米国株の比率を減らしてきました。まあ一方で、そのシナリオが実現せず、堅調な米国経済、上昇するインフレ率、株価上昇が継続するリスクもあるな(プランB)ということで、新NISAでは成長枠でNASDAQを淡々と毎月積み立てていくことにしました。
現時点ではその「プランB」どおりになっているというのが、上記日本経済新聞の記事の主旨です。
さて今回、今後はどうなるでしょうね。想定より時間が掛かってはいますが、個人的には引き続き慎重姿勢は維持。そのままプランBでいったとしても、確定拠出年金(DC)は100%S&P500ですし、新NISAでもNASDAQを積み上げているのでまあいいかな、という「健全な精神状態」でいようと思います。