【ゴルフ】「小説 ゴルフ人間図鑑」(江上剛著)
先日CATVのゴルフ番組をぼんやりと観ていたら、小説家の江上剛氏が出演、ドライバーのシャフトのフィッティングをされていた。江上剛氏といえば、銀行出身の作家として、その経歴を活かしたビジネス小説が有名。ちょっとお堅いイメージを想像していたので、ライトな番組の出演も意外な感じでした。
その江上剛氏、ゴルフ好きが高じて、番組でも紹介されてましたがゴルフを題材にした小説も出されているということで、早速購入して読んでみました。
ゴルフを題材にした人間模様を描いた8話からなる短編集。不正をはたらく社長、"卵を産む"会長、パワハラ上司を懲らしめるべくわざとシャンクの練習をする部下などなど、正直前半のエピソードはゴルフを題材にするといっても、そういうインチキをネタにするのはどうかな?と、ちょっと読んでいて不快に感じましたが、それでも最後のエイジシュートのエピソードは、許されるインチキとしてホロっときましたね。
これを読んだからと言ってゴルフが上手くなるわけではありません。また、本の紹介にあるように"…学びありの現代人必読の一冊"というほど大袈裟な内容でもありません。ただ、自分は今後も「スマートなゴルファーでありたいな」とは思いましたね。
軽い感じで一気に読んでしまいました。
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