【投資】(株)ニッソウ(1444)株主総会に参加しました
さて先週の金曜日(2024年10月25日)、当方投資先(極小時価総額枠)の1つである株式会社ニッソウ(1444)の株主総会に参加してきました。こちらの株主総会、会社規模が小さい分株主参加者も少なめ(今年は8人程度)ですので、経営陣との距離も近く、割と好きな株主総会だったりします。
ちなみに昨年参加した時のnoteは以下:
時価総額30億円程度の会社にとって、社長が強いリーダーシップを発揮し、更なる成長意欲を示しているか、そしてそれが掛け声だけでなく、実際に行動で示されているか、そういったところが大事かなと思っています(上場ゴールじゃなくてね)。今回もそれが確認されたという意味で、いい株主総会だったかなと思います。
いくつかポイントを列挙しますと(総会の議論を全て網羅しているわけではありませんが…):
現社長在任中に「時価総額300億円、株価10倍、東証プライムへの移行」を達成させると強いコミットがありました。もちろん実際に実現できるかどうかはわかりません。ただ、"いつかは…"とか、"長期的に…"とかっていう曖昧な表現ではなく、"自身在任中には"という自分の責任でという意思は感じられました。
そのためにも、いままでよりも大きめの規模の買収を行い、成長スピードを加速させる。「これまでのリフォーム事業を粛々とやっているだけでは達成までに100年かかる」ので、と。もちろんM&AをしてそれがEPS(1株利益)の向上に寄与するのかどうかは買収後の経営手腕にかかっています。この手腕(M&Aのトラックレコード)はまだ未知数。これからそれを証明していかないといけないですが、短期間での成長を狙い、M&Aを行っていくことには賛成です。
これまでのベースのビジネス、本業であったB to B向けの原状回復工事、これは収益性は高いのだが規模が小さく、これにフォーカスしているだけでは時価総額300億円は達成できない。今後はより規模の大きいリフォーム、修繕事業、そして不動産事業へも拡大していく。
人材獲得には苦戦。人が足りないからと変な人は採用したくない。また、最近のガバナンス強化、体制強化に賛同しないベテラン社員は辞めていっている(そこについては受け入れているよう)。新規で採用していくというよりは、M&Aで同時に人も獲得できるのでその人材を活用していく方針。
株主還元方針についてはさまざまな意見をもらっており、鋭意検討中。
というわけで、足元のEPSは規模拡大を先行させている影響から苦戦していますが、継続保有。長い目で見ていけたらと思っています。