【投資】【新NISA】オルカンか、米国株か? - 新NISA、あなたはどっち?(日本経済新聞)
次のnoteのネタは「オルカン」か「米国株(SP500やNYダウなど)」かというテーマで書こうと思っていたところでしたが、まさにその記事が今朝(2024年1月15日)の日本経済新聞のWEB版に掲載されてました。当方は「国際分散も米国企業経由で達成できてるよ」っていう点で米国株派ですが、それについて議論したいと思います。
オルカンとは?
オルカンとは、記事から抜粋すると以下のとおりです。"オール・カントリー"の略で、三菱UFJアセットマネジメントが運用する"eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)"の登録商標とのことですが、当方はこの記事にもあるとおり、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)をベンチマークとして運用するファンドの総称だと認識しています。ちなみにACWIはいつも「アクウィ」って呼んでましたね。
オルカンのベンチマークであるMSCI ACWIは投資可能な世界の上場株の約85%をカバーしているとのことで、2023年末時点では米国が63%、日本が5%、英国4%、中国などの新興国も1割程度占めるそうです。
まさに「全世界に広く分散されたポートフォリオ」、それが「オルカン」です。
オルカン vs. SP500(日本経済新聞記事より)
では、そのオルカン、米国株と比べるとどうか?という点で、日本経済新聞では以下の比較を行なっています。
まず過去のパフォーマンスではSP500の勝ち。IT等のテック企業の牽引がやはり大きく貢献しているようです。
一方、国別配分や銘柄数とかはオルカンのほうが幅広いので、分散が効いているのはオルカンのほうと言えます。
では僕はどっちなのか? - あまり議論されてない視点
では、「オルカン」vs. 「米国株(SP500)」に関して自分はどっちなのか?というと、僕は個人的には米国株(SP500、NYダウ、NASDAQ)が好きです。それに関しては以前、以下のnote("なぜ米国株が好きなのか?")でも書きました。パフォーマンス、株主重視姿勢に加え、米国企業の海外売上高比率がすでに20%以上と高い(過去は40%を超えてた時期もあったようですし、情報通信セクターは海外売上高比率が高いです)ことがポイントです。つまり「オルカン」が謳っている海外分散、国際分散はすでに米国企業の売上高ベースでは達成されているということ、そして「どこの国、地域が今後成長が見込めるのか、そこの成長をどう収益に落とし込んでいくか?」の判断は、投資家である自分がやるのではなく、それに長けている米国企業の経営者に任せればOKと思ってます。
とはいっても、「オルカン」vs. 「米国株」は良し悪しの議論ではなく、好みの差かな、って感じです。