OWVにハマってから人生が変わりました!(20代女性)
※インタビュー方式で進んでいきますが全部私です。
吉本興業所属の4人組ボーイズグループ、OWV。2019年に社会現象を巻き起こしたオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」の元練習生である本田康祐、中川勝就、浦野秀太、佐野文哉により結成。6月12日には9枚目のシングルとなる『LOVE BANDITZ』が発売され、Billboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、過去最高のセールス記録を更新した。今回はそんなOWVに魅了されたひとりの一般女性に彼らの魅力を聞いた。
好きになったというより仲間に入れてもらった感覚
—簡単に自己紹介をお願いします。
ちゃま 北海道在住のフリーターです。浦野くんと佐野くんと同じ学年なので、OWVとは同世代です。あと浦野くんと同じく実家暮らしで、ひとりっ子で母とふたりで生活しています。
—ありがとうございます。次に推し遍歴があれば教えてください。
ちゃま 本当にいろんな道を通ってきました(笑)。一番最初の推しは小学生のときにドラマに出ていた、当時まだデビューしていなかったHey!Say!JUMPの山田涼介くんです。『ごくせん』世代なのでその前からアイドルには興味がありましたが、芸能人を好きだとはっきり思ったのは山田くんが初めてです。
—ではずっとアイドルが好きだったんですか?
ちゃま そういうわけでもなく…。ここでオタク人格が目覚めたのか、アニメ、ニコニコ動画、ヴィジュアル系バンド、2.5次元俳優、K-POPとジャンル問わず好きなものを好きと思って生きてきました。
—なるほど。『PRODUCE 101 JAPAN』(以下、プデュ)は当時から観ていましたか?
ちゃま それが、こんなにいろいろ好きだったのに観ていなかったんです。プデュを観たのはOWVを好きになった後だったのでつい最近です。当時は韓国のカルチャーにも特に興味がなく、友だちが観ているのを「へー」くらいにしか思っていなくて(笑)。ちょうど卒論の時期と被っていたというのもありますが、そのときは他にどっぷりハマっているアイドルがいたんです。社会人になったあとに放送されたシーズン2は観ていました。母と毎週木曜日に枯れるほど泣いていました。
—そうなんですね。1pickはいたんですか?
ちゃま 今DXTEENとして活動している、平本健くんです。母はOCTPATHの高橋わたるくん、西島蓮汰くん、INIの西洸人くんでした。多いですね。
—ではそのときからOWVのことは気になっていたのでしょうか。
ちゃま いえ、正直OWVのことは何も知らなくて。プデュ2が終わったあとにロスになり、いろいろ観ようと思ったのですがなかなか手が伸びず…。でも私も母も何故か本田くんの存在は知っていました。
—ここから実際にOWVを好きになった経緯を聞いていきたいと思います。まず、いつ頃OWVを知ったんですか?
ちゃま 2ヶ月前です。日付も覚えてます、4月29日です。
—2ヶ月前⁉︎ それまではOWVのことを本当に知らなかったんですか?
ちゃま グループ自体はもちろん知っていました!INIやOCTPATHと一緒にKCONのキックオフイベントにも出ていたので。ただなんとなく「本田くんのいる怖いお兄さんたちのグループ」という印象が強かったです(笑)。そのイメージがなくなって、メンバー全員の名前と顔が一致したのが2ヶ月前という感じです。
—きっかけは何ですか?
ちゃま ちょうどその4月、私が今までで一番孤独と自己嫌悪に溺れていたんです。疲れていたというか。
—大変な時期だったんですね。
ちゃま 1年続けていたダブルワークを3月で辞めて、4月から違うアルバイトを始めたんです。仕事内容が自分に向いていなくて。周りはちゃんと結果を残しているのに、私だけができていない感覚に陥ってしまったんです。
—仕事の面で精神的に負担がかかってしまったと。
ちゃま それだけではなくて(笑)。4月に元彼の誕生日があったので「誕生日おめでとう」とメッセージを送ったんです。喧嘩別れではなかったし、遠距離だったのでどうなっても気まずくないかなと思って。かなり自己中心的な考え方ですけど、誰かに必要とされているのを感じたくて必死でした。まあ2ヶ月経った今も返信はありません(笑)。
—それも結構ダメージになりますね。
ちゃま はい。これ以外にも、マッチングアプリがうまくいかなかったり、フリーター実家暮らしで自立していない自分にうんざりしたり。とにかく孤独でした。そして大抵のことは自分に問題があることもわかっているからこそ尚更。誰にも求められていないな、と思いました。誰かに求められるほどの存在でもないし。そこからは何事もマイナスの方向にぐるぐる考えちゃって。
—心が疲れきってしまったという感じでしょうか。
ちゃま そうですね。昔から考え込みやすい性質ではあったんですけど、このときは今までとは少し違っていたんです。元々ゲラで、初めて会う人には大体「よく笑うね」と言われるんですが、しばらく笑うことを忘れていました。好きなアイドルの動画を観ようとも思えなくて、ただぼーっとXを眺めて時間が過ぎていくんです。4月27日にStrayKidsのファンミーティングに行く予定があるのに、3日前になっても気分が落ち込んだままでした。本当におかしいなと思いました。
—急に趣味の話をしなくなったら危ないとは聞きますよね。そして先ほどOWVを知った日と話されていた4月29日が近づいてきました。
ちゃま 私は北海道在住なのでStrayKidsのファンミーティングも1泊2日の遠征でした。母も好きなので一緒に行ったんです。そのときちょうどOWVとOCTPATHのコラボ動画が上がって。
—お母様はOCTPATHの高橋くんと西島くんが好きなんでしたっけ。
ちゃま そうなんです。私もOCTPATHのSNSをフォローしていたので、動画の宣伝を見てふたりで「ドッキリだって、おもしろそうだね」と話していました。
—元々はOCTPATHが目的だったんですね。
ちゃま はい。ちなみにStrayKidsのファンミーティングも本当に楽しくて。さすがに沈んでいた心も元気になる兆しが見えていました。遠征から帰宅した次の日、4月29日も念のため休みを取っていたのが過去の私のファインプレーでした。その日は祝日だったので、仕事が休みな母とふたりでYouTubeを観ながらゆっくり過ごすことにしたんです。
—すぐドッキリの動画を観たんですか?
ちゃま いえ、あの動画は前後編だったので先にOCTPATHのチャンネルに上がった動画を観ました。
—話題の『厳しいなゲーム』ですね。
ちゃま はい。普段TikTokも見ない私は、厳しいなゲームも松龍司もこの動画ではじめましてでした。最初は本当に何の話かわからなかったです(笑)。本田くんのことしか知らなかったOWVのことを、漠然と怖いお兄さんグループだと思っていました。そのイメージがこの動画で払拭された感じです。ここで母とOWVのプロフィールを調べて同世代ということを知りました。ここ数年年下ばかり推していたのでとても親近感が湧いたんです。あと4人という少人数グループも新鮮で、本田くん以外の3人もすぐ覚えられました。
—確かに4人グループは珍しいですよね。まんまとOWVの策略にハマっている気がします(笑)。
ちゃま そうだったのかもしれません(笑)。そのあとすぐにドッキリ動画を観ました。
ちゃま サムネイルから絶対喧嘩ドッキリだとわかるのに、企画会議がコラボ撮影日の1ヶ月前なんです。その一瞬の喧嘩ドッキリのために、この1ヶ月間しっかりみっちり準備をしてる人たちは初めて見ました。しかもプライベートまで仕込む徹底ぶり。喧嘩だけでは終わらないオチのあるドッキリ、すごかったです。
—天狗ドッキリでしたね。
ちゃま 本当に笑いました(笑)。久しぶりに心の底から笑えた気がしたんです。何にも考えず、ただ楽しい、おもしろいと思えたことに気づきました。なんか、いいなって。そこから毎日OWVチャンネルを観始めました。
—毎日ですか。知らないボーイズグループからの昇格が早いですね。
ちゃま 自分でも不思議です。通勤時間はもちろん、1秒でも早く帰って動画を観るために退勤後は駅まで走りました。そうなったのはドッキリ動画がきっかけではなくて。
—違う動画ですか?
ちゃま OWVをちゃんと認識した次の日、この動画を観たんです。
ちゃま これを観終わったあと、「あーーーーー」という気持ちでした。伸ばし棒を5個くらい付けておいてください(笑)。23分37秒の間、文字通り腹を抱えて笑いました。笑いのセンスがストライクゾーンの真ん中を突き抜けていったんですが、これが彼らのナチュラルな部分だということに負けました。
—同世代とおっしゃってましたよね。
ちゃま そうなんです。まさに同世代を感じる動画でした。OWVの動画を観ているとき、とにかく中川くんの顔がタイプすぎてずっと見ていたんですが、推しということばでは表せませんでした。全員のキャラクターが際立つバランスの良さで、推しをひとりに絞ることができなかったからです。いわゆる“箱推し”です。均等に全員愛おしくなりました。それと同時に、とても安心しました。
—安心ですか?
ちゃま 孤独感がなくなったんです。ひとりじゃないのかも、と思えました。もちろん楽しそうなOWVを見て、私が勝手に好きになっただけなんですけど(笑)。誰からも必要とされていないと思って世間の端っこで泣いていた私に、声をかけてくれたような気がしました。「なんか大変ならこっち来たら?」って、OWVが仲間に入れてくれた感覚です。そこから、仕事の調子もよくなったんです。
—…なんか怪しい壺みたいな話ですね(笑)。
ちゃま あはは(笑)。個人の見解です!でも本当に、毎日OWVの動画を観ていると少しずつ前を向けるような気がするんですよね。4人のお互いへの優しさとか、あたたかさとか、そういう全てが私の元気に繋がりました。OWVが私を笑わせてくれてるんですけど、何故か一緒に笑ってくれている感じなんです。いつだってそばにいてくれているような安心感があります。
ちゃま「太陽の擬人化を推している」
—OWVを知って2ヶ月経ったとのことですが、今も変わらず“箱推し”なのでしょうか?
ちゃま そう…ですね。
—間がありましたが(笑)。
ちゃま 違うんです、箱推しではあるんです(笑)。本当に全員の個人仕事や個人SNSにも齧り付きたいくらい4人が好きなんですが、グッズとかってどうしても4種に分かれるじゃないですか。そのときに困ると思ってて。でもアクリルスタンドやうちわが欲しいタイプのオタクではないので、特に推しは決めなくてもいいかなと思ってたんですが…。
—ついに決まったんですか?
ちゃま はい。浦野秀太くんです。そのときは突然やってきました。それがちょうどOWVを知ってから1ヶ月くらい経った頃だった気がします。
—今までの話の流れ的には中川勝就くんかと思いました。きっかけは何ですか?
ちゃま きっかけはふたつあります。まずは本田くんの24時間生配信。今までどれだけ好きな推しがいても、自分がリアルタイムで観られなかった生配信はほとんど観たことがなかったんです。それがたった5分のアーカイブでも。それなのに私は24時間という正気じゃない時間のアーカイブをスキマ時間で見続けました(笑)。1秒も見逃せないくらいずっと楽しい時間でしたね。私がトドメを刺されたのは、本田くんが浦野くんにモーニングコールをしたときの浦野くんのすっぴん声です。脳が痺れました。
—意外と呆気ないですね(笑)。
ちゃま 私もそう思います(笑)。浦野くんの普段メンバーといるときの姿と、SNSの写真とかを見比べたときのギャップは常に刺さっていました。でもあのすっぴん声は無料で世界に公開されているのが不思議なくらい私にクリーンヒットしました。
—確かに浦野くんのギャップは魅力的ですよね。普段のパワフルさが、ふとしたときのスタイルの良さやセンスの良さを引き立たせているように思います。
ちゃま 本当にそうです。ふたつめは各メンバー投稿されているソロパートまとめ動画です。全員大好きなのではしゃぎながら4人分の動画を観ていました。OWVを知ったときから何回か観ていたと思います。
—では最初から浦野くん推しになる予感はしていたのでしょうか?
ちゃま 最初は、各々の魅力がギュッと詰まっていてありがたい動画だなくらいにしか思っていなかったです。でもすっぴん声に刺されたのと同じ時期、また私は仕事でつまずいていて。向いていないのはわかるけど他を探す気力もなくて悩んでいたんです。毎日OWVの動画を観て、OWVの音楽を聴くことだけが楽しみでした。
—OWVが支えになっていたんですね。
ちゃま はい。その日はとりあえず歌っているOWVを見たくて、このソロパート動画を観たような気がします。もちろん全員分流していました。その中でも、浦野くんの動画を観ているときに涙が出たんです。自分でもびっくりしました(笑)。
—浦野くんの伸びやかで心強いボーカルは人の心を惹きつけますからね。
ちゃま そうなんですけど、実は歌声を聴いて泣いたわけじゃなくて…。この動画の0:58からの『PARTY』のカンカンカン集で泣いたんです(笑)。この瞬間、浦野くんのことを、OWVのことをより一層大切に応援したいと強く思いました。
—観る限り泣くポイントではなさそうですね(笑)。むしろ笑うポイントというか。
ちゃま 確かに(笑)。なんというか、浦野秀太という人物がたくさんの人に愛されているのを痛感したんですよね。幸せ以外の感情がありませんでした。こんなにあたたかい人が、メンバー、ファン、スタッフ含めてあたたかい人たちに愛される姿を見て、私の悩みに対する姿勢も変わりました。少しだけ前向きに、プラス思考に「頑張ろう」と思えました。そして私は“浦野くん寄りの箱推し”になったわけです。
—teamOWVが導いた道ということですね。
ちゃま はい。浦野くんの立ち振る舞いや、パフォーマンスを見ていると、本当に元気が出てくるんです。まさに太陽の擬人化を推している感覚です。熱すぎるくらいに私の道を照らしてくれています。OWVの曲の中で『SLEEPLESS TOWN』が一番好きなのですが、特に好きなのが浦野くんのパートの「戦い続ける日々から涙ごと君を奪って本当の笑顔に変えるから」という歌詞です。実際にOWVが“本当の笑顔”に変えてくれたので、私のこの2ヶ月間を、そしてこれからの日々を歌ってくれているように感じました。
—そう思ってるQWVの方は多そうですね。
ちゃま きっと先輩QWVの皆さんも、こうしてOWVに心を動かされて彼らを応援してるんだろうなと思います。『LOVE BANDITZ』では「世界を奪いにいこう」と歌っていますが、早速私は私の世界をOWVに奪われました。OWV、つまらない世界を奪ってくれてありがとう。私はこの“ありがとう”を応援に変えて、この4人にどこまでも着いて行こうと決めました。
—ありがとうございます。では最後に一言お願いします。
ちゃま 人間生きている限り、進む道は必ずしも舗装されたコンクリートだけではないと思います。それは応援する側の私たちはもちろんですが、いつでも愛おしい姿を見せてくれるOWVもそうです。彼らが私たちを守るために、どんな道でも先陣切って歩いてくれるのをただ後ろから応援するのではなく、OWVとQWVが横並びで新しい道を切り拓いていきたいと思いました。私はまだ新人QWVですが、自分のペースで彼らに追いつきたいと思います。
あとがき
もしここまで読んでくれた人がいるならばすごいことです。ありがとうございます。OWVを好きになったときの自分の気持ちを忘れたくなくて書きました。QWVのみなさん、お誕生日おめでとうございます。私は今年の7/6を0歳として、これからOWVと一緒に歳を重ねていきたいと思います。ちなみに母は本田くん推しです。
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