他人にも自分にも優しくなるために〜ラジオ最終回に寄せて〜
2022年2月からお届けしてきました、『みんなの子育てラジオ ISSHO NIひなたぼっこ』。ラジオ担当スタッフが出産準備のため、今回で一旦最終回となります。
これまで聴いてくださった皆様、本当にありがとうございます。
小さな一歩
子どもが中心となる社会づくり、みんなで子育てする文化環境づくりを目指している私たちにとって、noteをはじめとするSNSやイベントを通じてたくさんの素敵なパパさんママさん、そして育児に関する方々と出会えることは本当にありがたいことです。皆さんとの交流は世の中の良い変化の流れ感じることができる幸せな時間でもあります。
一方で、自分たちの活動やニュースを通じて育児や子育てに関する多くの課題を実感すること、そして自分たちの無力さを感じることも、正直に言えばたくさんあります。
でもだからこそ、私たちだからこそできる小さな一歩を大切にしたい。
そんな私たちにとってラジオでのおしゃべりはこの小さな一歩を実践する場所でもありました。
筆者は昨年までアメリカに住んでいたのですが、そこでの生活を通して(特に)日本ではとにかくがんばる人が多いと感じるようになりました。しかも日本では、家事にも育児にも求められるレベルがとても高い!みなさん本当によくがんばっていらっしゃるなと思います。
例えばベビーシッターを頼むことも、金銭的な面の問題もあるとは思いますが、それと同じくらい、もしかしたらそれ以上にハードルとなっているのは「自分一人でがんばらなければ」という心理面のような気もしています。
もちろん、がんばることを否定するつもりはありませんが、自分がこれだけがんばったんだからと周囲にも同じレベルの我慢や努力を押しつけてしまう…なんてことが起こっているのではないか、そんな風にも感じました。(少なくとも過去の筆者はそうでした。)
もっと頼れる空気があって、もっとお互いに頼り合えたら、そんなに完璧じゃなくていいのかな、と自分にも他人にも少し優しくなれるのかな…と思います。
そして、そんな優しい気持ちは子どもたちにも伝わっていくのではないか…と。
子育てを通じて温かい空気が広がることを願っています。
伝えたかったこと
「もっと頼って」と言うのは簡単ですが、現実には、難しいことももちろん理解しているつもりです。頼りやすいシステムを作ること、制度や政治を動かすことはすぐには難しいです。でも頼る側のマインドを変えること、少なくとも心の障壁を外す一歩を踏み出すお手伝いならできるのではないか。そんな思いで、ラジオでは、頼ることの大切さについて、様々な形でお伝えしてきたつもりです。
そして今回、こんなうれしいメッセージを頂きラジオでも紹介させていただきました。
自分たちが伝えたいメッセージが届いていたことを実感でき、とても嬉しかったです。素敵なメッセージをいただき心から感謝です。
配信はこちら
冒頭でもお知らせしました通り、一旦、ラジオは最終回となりますが、今後は育児の当事者としてのリアルな声もお届けできたらと思っています。
シーズン2として、これまで同様Youtube&ポッドキャスト配信にするのか、インスタライブにするか、など形式はまだ決まっておりませんが、なんらかの形で発信できたらと思っておりますので、ぜひチャンネル登録、フォローなどしてお待ちいただけたら嬉しいです。
動画版
音声版
インスタグラム(育児クイズパパ力検定)
改めまして、これまで聴いてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!
この記事を書いた人
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