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育休に関するコメント多数/264名のパパママに聞きました by 育児クイズパパ力検定

ISSHO NI/育児クイズパパ力検定 では、
パパさんママさんの体験や”生の声”を集めています。

LINEで1日1問、育児に役立つ知識をクイズで楽しく学べる
「育児クイズパパ力検定」では、
育休の取得状況別に、体験や思い・気付いたことなどを尋ねるアンケートを行いました。

今回はその結果を発表します!(2022年8月19日に実施)

264名の育休取得状況は?

「LINEで1日1問育児クイズパパ力検定(以下、パパ力検定)」のユーザーさんに、育休の満足度やその理由、育休のメリットや育休中に気づいたこと、育休の検討理由などを聞く意識調査を行い、264名の方から回答がありました(男性:180名、女性:83名、非回答:1名)。

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アンケートに回答してくれた人の全体で見ると、
およそ8割の人が「育休取得済み・取得を予定している・検討中」
およそ2割の人が「育休取得経験なし・予定なし」

という結果となっています。

「育休取得経験あり/現在、取得中」と回答した人に伺いました

「育休取得経験あり/現在、取得中」と回答した人は、男性100名、女性66名でした。

Q.取得期間を教えてください。

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男性では3か月以内という回答が目立っています。
女性は1年以内が最も多く、おそらくは0歳クラスでの保育園入園に合わせて復帰をする人が多いことが伺えます。

Q.育休を取得してよかったですか? もう一度機会があればまた取得したいと思いますか?

まずは、「育休取得経験あり/取得中」と回答した男性100名の結果を見てみましょう。

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育休を取得したことがある男性の満足度は、かなり高い結果が出ました。
満足度の理由を、自由記述でみなさまに教えてもらいました。

【良い/良かった】
・上の子がまだ1歳で、手が掛かる為。(30代)
・子供に愛情をもてる。(30代)
・人生に数回、もしくは一度しかない経験ができた。妻の満足度も高かった。(30代)
・家事と育児のスキルを一通り体得できた。妻の大変さが身に染みて分かった。(20代)
・育児のペースをつかめる(30代)
・子供との時間をつくれた、不測の事態に対応できた(30代)
・子の日々の成長を間近で見れるから(30代)
・上の子供達が夏休みで家にいたので、家族みんなとコミュニケーションがとれた(40代)
・育児に向き合えた(30代)
・妻の負担が軽くなる(30代)
・育児が神経を疲弊させすぎて、この作業を妻一人だけに任せるわけにはいかないと感じた。(40代)
・家族と過ごせることが幸せ(30代)
・子供と一日中一緒に過ごして成長を見守れる貴重な時間を得られたため。(30代)
・妻と子どもや家族のことについてたくさん話すことができた(40代)
・子どもと向き合う時間が確保できる(20代)
・子どものケアはもちろん、配偶者の身体的、精神的ケアを実践でき、どのような家事育児が必要なのかを日常的に考えられるようになったから(30代)
・とても満足(50代)
・生まれたばかりの子供の様子を良く見ることができた(30代)
・子供の細かい成長を見守れた。仕事に行かずして金がもらえる(30代)
・子育ての大変さを身をもって経験できた。夫婦の良好な関係に役立ったと感じた。(30代)
・妻のサポートが出来た事と、我が子との時間をゆっくり取る方が出来たこと。(40代)
・一度しかない子どもの成長を見ることができるから(30代)
・少しの成長を見て感じることができた(20代)
・産まれたばかりの大変な時期に子育てをした事で子育てに自信がついた。(20代)
・実家の親とも過ごせたから(30代)
・夫婦で協力して、子供の面倒をしっかり見ることができた。(40代)
・新生児期のその時しか無い瞬間を見られた。(40代)
・かけがえのない時間であった(30代)
・子供と長く一緒にいることで愛情が深まった(30代)
・大事な時期を一緒に過ごせる(30代)
・子どもの成長が見られる(30代)
・子供の成長を感じることができた為。(40代)
・子どもと一緒にいられるから(40代)
・産後で体調が悪い妻を助けることができた(30代)
・働かなくてよかった(30代)
・子供の成長を目の当たりにできた。(30代)
・母と子の1日を体感できたこと。家を空けている毎日では見れらないところを見る貴重な時間になった。妻との思い出話にもなっている。(30代)
・大変な時期を夫婦で乗り越えていけたから(30代)
・母の大変さがわかった。子どもたちとの貴重な時間を大切にすることができた。(30代)
・妻の心のケアにも繋がった。(20代)
・子どもを1日見ていられるから(30代)
・妻の支えを行いつつ子供の成長を感じることもできたから(20代)
・家族のコミュニケーションが増えた(30代)
・子供とじっくり向き合える時間が持てたこと(30代)

【どちらかと言えば良い/良かった】
・もっと長くて良かった(補足=育休取得期間は2週間と回答)(30代)

【どちらとも言えない】
・パパママ育休プラスの権利を得るのが第一目的で、育休自体の使い勝手はいまいちだと感じた。(30代)
・職員が二人しかいない職場のため、フルタイムではなく、就業規則で1日30分2回認められている育児時間(子が満1歳まで)を充てて1時間早上がりする形しか取れなかった。(40代)
・まとまった休みよりも分割してとりたい。妻が専業主婦であり、自分も大きなプロジェクトに関わっているため、社内に迷惑をかけてまで強制的に長期間休まされるのは不本意。(20代)

【良くない/良くなかった】
・妻と喧嘩をする回数が増えるから(30代)


続いて、「育休取得経験あり/取得中」と回答した女性66名の結果を見てみます。

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女性も満足度は高いという結果が出ましたが、「どちらかと言えば良い/良かった」の割合が男性よりも多くなっています。
自由記述で満足度の理由を教えてもらいました。

【良い/良かった】
・子どもを3歳までは見ていたいという希望があったので育休取れて良かったです。大変だけど可愛いが勝るので見ていられるというのはとても幸せだなと思います。(30代)
・産休が終わってすぐに復帰するのは現実的に難しいから育休制度がありがたかった。(30代)
・子育てに専念でき、気持ちのゆとりがあった(30代)
・子供とゆったり過ごせる(30代)
・子どもの健康管理をしやすかった(40代)
・仕事しながら寝ない子ども対応はとてもできないと思ったから(30代)
・子供(赤ちゃん)のことをたくさん勉強できたし、成長を日々近くでみられたから。また育休期間が自分の体力回復や生活リズムの調整の時間にもなり、しっかり「仕事に復帰して仕事したい!」と思えるようになったから(40代)
・第一子なので子どもとの生活に慣れるには育休の取得が必要。(30代)
・こどもに対峙する時間がしっかりとれるから。(40代)
・ゆっくり取れて、気持ちも落ち着いた(50代)
・ゆったりと子どもに関わることができた(40代)
・産後休暇では体調が戻らなかった。仕事しながら乳児をみていたら体がもたなかったと思う。また子供が急成長するタイミングを一緒に過ごせてよかった。(30代)
・子どもの成長をたくさん間近でみることができたから(30代)
・子供と長い時間一緒に居られるし、育児にゆとりができる。(40代)
・心と体のゆとりを持って育児に専念できるから(30代)
・仕事しながら子育ては難しかったと思います。取得できてよかったです。(30代)
・上の子がいるので、下の子とのゆっくりした時間を得られるのは育休中だけだと思うので。(30代)
・子供と一緒に居られるから成長を見られる(20代)

【どちらかと言えば良い/良かった】
・必要 でも収入とキャリアは失う(50代)
・子どもじっくり向き合える半面、金銭的に少し余裕がなくなるのが大変(40代)
・収入が減るのでちょっと困るが、貴重な赤ちゃんの時期は一緒にいられて成長を感じられていい(30代)

【どちらとも言えない】
・取得していない(補足=「産休のみ取得」と記載あり)(30代)

Q.育休取得のメリットで、お考えに近いものを教えてください(5つまで)

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男女ともに「子どもの成長をそばで見られる」を選択した人が多くなっています。
次いで、男性では2位に「夫婦で助け合い、楽しさも苦しさも共有できる」3位に「夫婦のコミュニケーションが円滑になる」が続いています。
女性では2位に「日々、幸せを感じる」、3位に「働き方の見直しの機会になる」が続きました。

Q.育休取得中に気づいたことがあれば教えてください(5つまで)

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「育休を取得して、気づいたことは?」という質問に対しては、男女ともに1位は「赤ちゃんのお世話や関わりはひとりでは大変だということ」、2位は「赤ちゃんのお世話をしていると1日があっという間に終わる」でした。

次いで、男性では
3位に「はじめての育児ではわからないことできないことが多いが、それはパートナーも同様であること」、4位に「赤ちゃんの命を守るためいつも気が張ること」が続いています。

男性の回答上位3位までを見ると、男性の育休取得がパートナーとの目線合わせに役立っていることが伺えます。

女性では
3位に「産後の女性の体力・筋力が低下していて疲れやすいこと」「赤ちゃんの命を守るためいつも気が張ること」が同数となりました。

また、「外との接点がないと社会との隔絶や孤独感を抱きやすい」を選択した人は、男女共に同数でした。
同じ立場では、性別関係なく孤独感を抱きやすい状況もあることが伺えます。

「育休取得を検討中」「育休取得予定」と回答した人の状況

「育休取得を検討中」と回答した人は、男性24名、女性1名
「育休取得を予定している(取得が決まっている)」と回答した人は、男性10名、女性5名でした。

Q.(検討中の方に伺います)現在の状況で近いものを教えてください

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取得を検討している人の半数が「希望はしているが実際に取得は難しそう」と回答しています。その理由は「長期の休業が取りにくい業務内容や職種のため」が最も多く、「金銭的な不安があるため」がその後に続きます。

割合としては少ないものの、「自分は取得に前向きではないが周囲のすすめや希望で検討中」という回答もあったことから、必ずしも前向きに検討している人ばかりではないことも伺えます。

Q.(検討中の方に伺います)育休取得を検討する上で、どのようなことを重視していますか

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育休を検討する上で重視するポイントとしては、
「取得期間や、どの時期に取得するか」が最も多く
次いで、金銭面、職場の理解と続きました。

Q.育休を検討している/取得しようと思った理由を教えてください(いくつでも)

どうして取得しようと思ったのか、
検討中の人と、取得が決まっている人を合わせて
男性34名、女性6名に聞きました。

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男性では、
「育児は夫婦で協力するべきだと思うから」が1位
となっています。
次いで、「子どもの成長をそばで見守りたいから」「母子のサポートが必要だと思うから」という回答が並び、能動的な理由が上位を占めています。

一方で、4位に「会社で推奨されているから」、5位に「パートナーや家族にすすめられているから」という、環境を理由にあげている回答が続いているのも見逃せません。

「この10月から産後パパ育休、育休の分割取得が始まるから」という理由は6位に入りました。

Q.(取得が決まっている人に伺います)育休取得を決める過程で、職場の人や家族から受けた、うれしかった言葉や行動などがありましたら教えてください。

・仕事の引き継ぎを前向きにしてくれること(男性/30代)
・過去に育休をとった男性社員の先輩から、引き継ぎなどのアドバイスが役立った(男性/20代)
・頑張ってね(男性/20代)

Q . (取得が決まっている人に伺います)職場に、妊娠や育休取得の意向はいつ伝えましたか。

・妻の妊娠を伝えたときに一緒に伝えた(男性/30代)
・妊娠直後(男性/30代)
・安定期に入ったタイミング(男性/20代)
・妊娠4ヶ月ごろに伝えた(男性/20代)

「育休取得経験なし、今後の予定なし」と回答した人の理由

「育休取得経験なし、今後の予定なし」と回答した人は、男性46名、女性11名、性別非回答1名でした。

まずは男性46名の回答を見てみます。

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男性では、1位に「職場に、育休を取得する環境や風土がないから」があがり、2位は「金銭的な心配があるから」でした。
3位には「業務を調整できるので育休の必要性を感じないから」という理由が入りました。

「(育休は取得していないが、)終業後にできる限り育児に関わっている」という記述も寄せてくださいました。

<女性>

・育休の条件に当てはまらない(自営業/専業主夫(婦)/退職など)…7名
・リモートなどで業務調整ができるため…2名
・職場に、育休を取得する環境や風土がない…2名

<性別非回答>
・職場に、育休を取得する環境や風土がない…1名

むすびに

ISSHO NI/育児クイズパパ力検定では、パパさんママさんお一人お一人の体験や”生の声”を集めています。
誰かの体験や思いが、他の誰かの参考になったり、助けになったりということも多いはずだと考え、今回のようなアンケートを実施し、みなさまの声を、記事やラジオなどのメディアに載せて発信しています。

今回のアンケートでは、育休の経験がある方が多く回答してくださいました。

お一人お一人の回答や言葉を見ていると、育休取得が、子どもや、夫婦・家族の絆づくりに役立っていることが伺えます。

一方で、育休を取得したとしても、使い勝手が悪かったり、金銭面やキャリアとのバランスに悩んだり、夫婦喧嘩が増えてしまったりといった声があったことも見逃せません。
職場や社会全体で制度を整えていくこと、夫婦へのサポート体制を作ることなどが求められます。

2022年10月からは、「産後パパ育休」(出生時育児休業)や「育児休業の分割取得」が施行されます。
今回の改正は、このアンケートで出てきた、育休の仕組みに対する不満の解消への糸口になるかもしれないと期待しています。

今後は、柔軟な取得パターンが可能になるため、夫婦でどんなスタイルにするかをしっかりと話し合う必要が出てきます

「育休を取得しない」理由について「育休についてよく知らないから」「育休を取得するという考えがなかったから」という回答もありましたが、
職場や自治体など、社会全体で、育児や育休に関する情報を、必要としている人にきちんと届けていくことも大切になります。

「育児クイズパパ力検定」でも、アンケート実施時(2022年8月)、
「10月に改正があるなんて知らなかった」「改正の中身を知らなかったので参考になった」という声が寄せられました。
「育児クイズパパ力検定」は、育児知識だけではなく、パパママに役立つ情報をさまざまな角度から提供することを目指しています。

クイズでは、事故予防や救命法・家庭での応急処置のクイズも豊富に提供しており、アンケート上位に上がってきた「赤ちゃんの命を守るためいつも気が張ること」の状況に寄り添うサポートをしています。

また、「先輩パパからのメッセージ」「赤ちゃん写真撮影術」「パパママの元気に役立つかんたん薬膳」などのお楽しみ連載コラムも充実させています。


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LINEで1日1問「育児クイズパパ力検定」では0〜1歳半頃の育児に役立つ楽しいクイズ、事故予防や救命法のクイズなど、全250問が(月)〜(金)毎日1問配信されます。

実際にクイズにチャレンジしたパパたちからは、
「気軽に続けられる」「実際の場面とリンクすることがあり、参考になる」「救命法は、子どもが大きくなってからも役に立つ」などの声も。
“先輩パパ“体験談や、赤ちゃんの写真撮影術、子育て4コマ、パパママの元気に役立つ薬膳の知恵などの連載も充実しています。

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