ライフプランセミナー:講師としての喜びとは
「ライフプランを作る」と言うと、仰々しく感じる方も多いでしょう
20年以上、こういったセミナーの講師を務めています
講師をしていて最大の喜び?達成感?とは・・
セミナーに参加するということ
その前に大切な事をお話をしておく必要があります
それは「誰に対して話しているのか?」という事です
私のセミナーの多くは、勤務先・グループ企業従業員が対象です
社外でもお話しさせて頂くこともありますが、参加者の多くは・・
「FP・社労士・企業の人事、年金等の担当者」の方が多いようです
誰に対して話すのか?とは参加者はどういった人なのか?という事です
前者は、従業員が勤務先の研修に半ば強制的に参加させられているかも?
後者は、上司等からの勧めがあるにしても、参加動機には一定の理解があります
従業員参加のセミナーでは明らかに「面倒」「なんでこんなセミナーに」
「仕事が忙しいのに・・」といった思いがお顔に表れている方も(笑)
その気持ち、とっても良く分かります
私も参加者の方でしたら・・同じ表情だと思いますから・・
私が講師としての感じる喜びとは
さて、冒頭の最大の喜びとは・・
朝はイヤイヤ!お昼はフンフン!帰りはニコニコ(納得)!
こんな風に表情が変わって行く「参加者の姿」を見た時です
この辺りは1対1の勝負でもある訳ですね
でも、ライフプランセミナーの内容は対象者によって違うものなのでしょうか?
私自身も社外のセミナーに何度も参加しました
でも、レベル感(話の内容)に違いなど殆どありません
(私が社外で話す際は、セミナー開催手法もありますが・・)
違うとすれば、社外の場合ですと「質問がややこしい」時もあります
これは、参加者が多岐にわたっているという事でしょう
社内セミナーであれば「会社員」という大枠の元です
社外ですと「自営業」の方もいらっしゃいます・・
「ややこしい質問」に対しての講師の回答は「まあ、今日はそこまでは」(笑)
ライフプラン作成における一般的なお話は共通項が多く、そこを過ぎると
「個人的な事情」に話のレベルが移ってしまうという事でしょう
個人の方からライフプランについて相談を受ける事を生業とされているFPの方であれば、まさしくここからが「本業」でいらっしゃる訳です
講師として喜びを感じる時とは「参加者の表情・意識が変わった」時であり、
それは「セミナーの内容を自分ごとに出来た」時です
セミナーがスタート
どれだけ「ライフプラン論」を論じても(ライフプラン論?ないと思います)
公的年金、社会保険制度を正確に分かりやすく伝えられたとしても
支出について、詳細に分析できたとしても・・
資格取得試験に合格するためのセミナー、勉強ならまだしも・・
あくまでも自身の(老後)生活に生かすためですから・・
参加者としては
「自分ごとに・・できなければ」
講師としては
「自分ごとに・・させてあげられなければ」
様々な資料・データは平均値である訳ですが、
その平均値を通して現実に落とし込み・・
自分自身のテーマである事を意識できる!
まさしく「セミナーがスタート」なんですね