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木蘭の涙

突然の「割込記事」です

申し訳ございません・・

在宅勤務中「radiko」のお世話になっています

毎日、同じ番組を流し・・受験生以来のラジオの虜になっています

本日の特集は「歌詞に『春』が入っている曲です!」とのことでした

突然、流れました

木蘭の涙・・

https://www.youtube.com/watch?v=P4a08g_oFGk

確かに・・「春」という言葉は入っています

でも、この曲の「春」は・・・特集がイメージする「春」とは・・違う

だけど、この曲を敢えて選曲してくださった気持ちは・・深い


本当に久しぶりに聴きました

何年ぶりでしょうか?

「涙・涙・涙」でした・・

以前、若い時に聴いていたけど

詩の重みが違うのです


私は二つの事を思い出しながら、仕事してました(本当に!笑)

(10年以上前に亡くなった義父)

(3年前に亡くなった愛犬ピース)


「きれいごと」を言う気など・・全くないのですが・・

私の全てのモチベーションは、こういった所にあります

ちょっとおかしいと思います

もっと大切な事があるはずです

企業に勤めていた人間・組織人として考えると、価値観が違うかも知れません

「人に喜んでもらえる仕事」なんだ


それでも「年金」の仕事を本気でやろうと思ったのは、そんな経験からでした

年金の仕事以外、本気でやった事はないのかも知れません


38歳の時に初めて年金の仕事に携わり・・

訳の分からない年金関係の書類が、どんどん机の上に重ねられ・・

毎夜、寝る前には「火事になれ、火事になれ」と念じたものでした


そんな時に一人の高齢の男性が職場の受付に来られました

偶然、私がお話を伺う事になりました
「この会社を定年退職になった者だけど・・実は妻の年金が分からなくて」

違う日には見知らぬ女性からの手紙が、社内で担当者不明で私の手元に

「元夫が御社に勤務し定年退職しております。離婚して年金を受給できる年齢になったのですが、加入期間の確認を・・」
「合算対象期間:カラ期間」というもので、元夫に扶養されていた証明が必要


いずれも、可能な範囲で(やる気なかったので・・調べました)お答えしました

すると・・お二人から感謝のお言葉と手紙を頂戴したのです


この仕事は「人に喜んでもらえる仕事なんだ」

従業員死亡に伴うご家族への説明・・何度も経験しました

悲しみに暮れておられるご遺族に社会保険の説明は??

ましてや「遺族年金」は言葉は知っていても手続きは・・

ご家族から「委任状」を頂いて、対応しました

きっと逆の立場だったら・・

そうなんです

このお仕事の価値、私が出来る事は、言葉や形に表せるものではないんです

もう一つ・・

「木蘭の涙」を聴いて、もう一つ思い出していました


「死」という事だけに向き合う仕事では・・ありません

それでも「苦」と向き合う仕事だと思っております

私は優しい人間ではないので「他人の苦」にどこまで向き合えているのか?

お恥ずかしい話ですが・・分かりません

でも「向き合っているか?」と自分に問い続けながら・・仕事に臨むことで

少しはお役に立てるのでは・・と思います

駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました

また頑張れそうです🤗

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