入退社時の社会保険手続きと定年時・・
社会保険の資格取得・喪失
高齢者に関わる仕事を長年担当して来た事は、これまでも書いてきました
定年退職を迎える方への社会保険手続き説明会は最もリアルであり、
ある意味では、一般的なお仕事です
なぜ一般的なのか?
答えは簡単です。誰もが経験する手続きだからです
再雇用、雇用延長があっても・・
いつかは、勤めていた会社を退職する事になります
入・退職時には「社会保険の資格取得・喪失」という手続きを行います
主なものは以下の通りです
1)健康保険被保険者資格取得・喪失
2)厚生年金保険被保険者資格取得・喪失
3)雇用保険被保険者資格取得・喪失
これらの資格に関する手続きは勤務先の人事がやってくれます
従業員が実際に行うのは以下の通り
1)健康保険であれば「健康保険者証」を受けとる/返還する
2)厚生年金保険であれば、入社時(取得時)に「年金手帳」を提出する
3)雇用保険の場合は、転職時に「雇用保険被保険者証」を提出する
そして定年退職の後、再雇用・転職等を選択しない場合は・・
1)任意継続被保険者となる・国民健康保険に加入する・被扶養者になる
2)支給開始年齢時(繰上げ含む)に、年金の請求手続きを行う(年金手帳が必要)
3)ハローワークに求職の申し込みをする(雇用保険被保険者証が必要)
・・「働く能力と意志あるにも関わらず、仕事が見つからない場合
・・「失業給付」が行われる
雇用保険被保険者証と年金手帳
「雇用保険被保険者証」「年金手帳」は、あなたの手元にありますか?
現役時代は、入退社時にだけ(転職時が多い)必要な書類ですが・・・
紛失してしまいますと「再発行」手続きが必要となります
それ故、企業によっては「安全保管」という観点からでしょうか?
企業側で保管している場合も多いようです
一つの企業で社会人生活を終える方の場合ですと
定年退職時に初めて見た・・という方も多いと思います
現役時代の退職でなく、60歳を超えての退職であれば・・
雇用保険・厚生年金保険は非常に身近な存在となります
ですので・・定年退職時には「社会保険説明会」が一般的なのです(続く)