
わざわざ河口湖を選ぶワケ
私の家は鎌倉にあります。
鎌倉といえば、いろいろと観光名所が多いことでも有名ですが、実は野菜でも売り出し中です。
鎌倉野菜は京野菜のように、みぶな、とか京ニンジンとか、聖護院大根とか、特別な種類があるわけではありません。けれども消費地が近い鎌倉では、生食のサラダ向けのカラフルな野菜が多く作られています。近さを活かしてほとんどが仲卸を通さず、直接販売や直卸されます。こうして生産者と消費者の顔の見える地産地消、新鮮で安心できる「鎌倉野菜」が生まれています。
「鎌倉野菜とは?」
2020年7月24日より引用
私の幼馴染のお兄さんが、この鎌倉野菜を近所でやっていたりもするので、とても身近に感じています。「畑をやろう!」ということならば、地元でせっせと「鎌倉野菜」を栽培するのがいいのでは?というご意見をいただいたこともあります。
それなのに、何故わざわざ河口湖で農業やるの???
それはですねぇ・・・こういうのが気になるからです。
笑っちゃう人もいると思います。はい、笑い飛ばしていただいて結構です。
私だって、そんなことが本当に起きるだなんて、ガッツリ信じているわけではありません。分からんです。
けれども、ないとも言い切れません。ないと言い切れない以上、常に「あるかもしれない」と思っていないといけません。とても嫌ですけど・・・。
上掲記事にも書きましたが、大洪水が起こるとしたら、それは大雨とか、隕石とか、そういうもので起こされるものではないのだろうと思います。カギは南極にあります。何千メートルもの南極の氷床が崩れた場合、千メートル級の大津波が発生することはあるだろうと思うのです。それが「大洪水」です。
そろそろ忘れ去られていることですが、トンガの大噴火、アレは本当に大噴火だったのでしょうか?
もちろん、アレは普通に「大噴火だった」というお話は、それはそれでいいです。そういうお話はあります。
けれども、本当に???絶対に???間違いなく???
私は、あの大噴火に不自然さを感じます。それは、上に紹介した記事にも書いた通りです。スッキリしません。人為的に引き起こされた「何か」である可能性を捨てるわけにはいかないように思うのです。
そんなことを考えると、南極における氷床崩落なんて話も、軽々しく否定できません。十分にありうる話として、向き合っていくべきではないかと思います。
結果、鎌倉で悠長に野菜を作っていられなくなるのです。仮に400m海抜が上がったら、こんな感じになるそうです。

当たり前ですが、鎌倉は完全に海の底です。せっかく一所懸命頑張ったのに、すべてが津波に飲まれてしまうなんて耐えられません。
一方で、この地図でいうところの左上の方にある河口湖(富士吉田市の北)は、それでもへっちゃらです。田んぼも畑も、きっと無事です。そう思ったら、鎌倉で田畑をやるよりも、安心して進められます。
だから、河口湖でやっています。
ただし、一応、言っておきますが、こうした大洪水が必ず起こるという前提で動いているわけではありません。そんなことが起こるかどうかなんて、私の知ったこっちゃないです。
もう少し正確を期すならば、そういうシナリオはあるのではないかと思う程度です。
「彼ら」は、文字通り世界のトップです。私たち庶民には、想像もつかないほどの(質と量の)情報を持っていて、それらを緻密に分析して、あらゆるパターンに対応したシナリオが用意されていると思います。
そんなシナリオのひとつに「南極の氷床崩落による大洪水」くらい、あっておかしくありません。いや、むしろあるべきです(笑)。
そして、そう考えたとき、私が嫌なのは、南極氷床崩落による大洪水のような可能性を抱えながら、いろいろなものを築き上げることです。ちょっとでも「いつか、ダメになるかもしれない」なんて思ったら、力が出ません。
どうせ頑張って築き上げるのなら、そんな心配をしないで済む環境で頑張りたいものです。
妄想がヒドイ?考えすぎ?極端すぎる?
科学者たちはこの数年、西南極にあるスウェイツ氷河の後退と、来たる崩壊の可能性について懸念を示してきた。
米国のフロリダ州に匹敵する面積をもつスウェイツ氷河は、西南極の氷床が南極海へ流出しないよう氷を保持する役割を果たしてきた。それだけに、スウェイツ氷河が崩壊すれば壊滅的な打撃が及ぶことになる。
「西南極の巨大な氷河に「崩壊」の兆し、さらなる海面上昇の危機が訪れる:研究結果」
2020年10月2日より引用
うーん、まぁ、ただ臆病なだけかもしれません。けれども、いろいろと備えておくに越したことはないと思うのです。
「備えあれば憂いなし」ということで・・・。