風林火山でやっていこ
風林火山・・・もちろん、キン肉マンの技のことを言いたいわけではありません。
武田信玄の旗指物に記されていたものという話ですが、さらに遡ると「孫子の兵法」のものだと言われています。
風林火山の由来はさておき、これの意味するところは、メリハリだと思います。「やるときは徹底してやる!やらないときは徹底してやらない!」、そういうメリハリが大事だということです。
随分と昔の話ですが、幼稚園児だった娘を背負って、帽子の取り合いをする騎馬戦に参加したことがあります。私は、娘を背負った馬役です。
コレ、私はほぼ無敵でした。
ちょっと風林火山の順番は違いますが、こんな感じです。
大抵の騎馬は、「よーい、スタート!」という合図と同時に、なんとなーく敵の方に攻撃に向かいます。でも同時に、守りもしないといけないので、なんとなーく守りもします。メリハリがありません。だから、どちらも中途半端になって、適当にやられてしまうわけです。
それではいかんのですっ!
え?皆が皆、そんな感じになっちゃったら、騎馬戦にならないじゃないか?
そう、そうなんです。戦いなんて、そんなもんだと思います。ガチで戦う、本当の戦いなどというものは、簡単に動くものではありません。
メリハリが大事なのです。
動くときには、既に勝負が決まっているのです。戦上手の戦いなどというものは、得てしてそんなものだと思います。だからこそ、なかなか動くこともありません。
動くときには,、既に勝負が決まっていて、その段階では、もう「勝つための仕込み」が終わっているということです。
この風林火山の極意を踏まえて、仮に、私がワクチンを接種させたい側であるとしたら、世界で同時進行するように調整していると思います。
まずは徹底的に準備して、世界中でワクチンが接種できる状態に仕上げます。その準備段階では、ワクチンの接種は絶対に進めません。中途半端に接種を進めて、副反応や有害事象について、バラバラと情報が出るようでは困ります。徹底して準備に努めるのです。この状態を風林火山的に表すのならば、「(静かな)林」か「(動かぬ)山」といったところでしょう。
そして準備が完了したら、世界同時進行で一斉に接種を進めます。ここで一気に進めることで、副反応や有害事象の報告が出たとしても、勢いで突破します。このフェーズは「(素早い)風」か「(攻める)火」です。徹底した準備に基づいて、徹底した速さと勢いで、接種を進めていくことができるでしょう。
でも、実際にはどうなってます?って話です。
既にイスラエルなどでは、4回目の接種となっている一方、日本ではようやく3回目が始まったという状況です。
バラバラすぎますし、まるで風林火山になっていません。このちぐはぐな状況のなか、私たち日本人は、接種が先行している国々の情報を得ることで、このワクチンに対する警戒感を強めることができてしまっています。ワクチンを接種させたい側からすると、大きな戦術ミスが生じている可能性があるのです。
ただし、このプロジェクトは、元々、大変難しいものだったとも言えます。
風林火山の戦術は、組織、とくに多くの人々が関わるプロジェクトに適用しようとすると、なかなかに難しいのです。こうした戦術を進めるためには、それを実行する組織内の秘密保持や意思疎通が、徹底されている必要があります。
今回のワクチン接種のプロジェクトについては、それが世界規模に及びます。当然、組織的行動という意味では、最高難易度だとも言えます。
逆をいえば、私たちは、その戦術の失敗につけこみ、彼らの狙いを大きく外させるチャンスがあるということです。多くの人々が、それに気づいてくれることを願います。
これとは別に、私たち個人個人にとっての風林火山も考えたいものです。SATORISM TVさん、このようなことを指摘されています。
アメリカでは、既に大きな問題になりつつありますが、日本でもじわりじわりとインフレが進行してきています。SATORISM TVさんでは、そんな状況下にあって、今後、私たちがどのように時間を活かすか、非常に重要になってくると指摘しています。
時間というのは、すべての人々に平等に、そして一様に流れているようにみえます。しかし、その時間をどう活かすかで、その人にとっての時間の意味は、大きく違ってきます。
何でもいいのです。人それぞれ、いろいろなテーマがあると思います。
ただ、それらのテーマについて、「なんとなーく」ではなく、風林火山的な思考をもって、それが今、「風なのか?火なのか?林なのか?山なのか?」、そんなメリハリを意識しながら考えると、時間の有効活用につながるのではないかという気がします。
少なくとも、ワクチン接種を進めている側の人々よりも、うまくやっていきたいものです。