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資産を金(ゴールド)で持つべきか?

食料危機なんて話をしたら、「へぇ~」くらいの反応の人が、ほとんどかもしれません。

そういう人たちは、こんな報道が出ても、そんなに重く受け止めることはないのでしょう。

正直なところ、私だってよく分かりません。実際の肥料の在庫や備蓄状況をみているわけでもないですから、「絶対にこうなる!」などとは、言えようはずもないです。

ただし、こんな報道が出る前から、私は食料危機への備えをしていく意味で、農業を始めています。万が一のことを考えたら、居ても立っても居られません。

同じような意味で、食料危機だけでなく、インフレや物価高という問題も警戒しています。

アメリカでは、物価が上がり続けているといいます。

11日の米国株式市場はさえない展開だった。ダウ工業株30種平均は5日続落となり、再び年初来安値を更新した。アップルが前日比5%安まで売られるなど、ハイテク株の下げが目立った。米労働省が毎月公表する消費者物価指数(CPI)は、インフレがピークを過ぎた可能性を示唆したものの、投資家の不安を和らげることにはならなかった

日本経済新聞
「ダウ5日続落、「物価高ピーク」観測も不発」
2022年5月12日より引用

アメリカでのインフレはピークを過ぎたという見方もあったようですが、そんなに簡単には収まらないという状況のようです。

こうした物価高やインフレの問題は、日本にいながらにしても、ずっと不気味さを感じています。

日銀は12日、4月27、28日に開いた金融政策決定会合の「主な意見」を公表した。ウクライナ情勢緊迫化による資源高を受け、会合では2022年度の消費者物価の前年度比上昇率見通しを1・9%に引き上げた。ただ出席者からは「物価上昇率が2%に達する蓋然(がいぜん)性は高まっているが、輸入価格上昇に伴う一時的なもの」「エネルギーなどを除いたインフレの基調はいまだ極めて低い水準」といった声が相次いだ。

毎日新聞
「物価2%上昇「輸入価格上昇に伴う一時的なもの」 日銀4月会合」
2022年5月12日より引用

たしかに日本でも物価は上昇傾向にあるものの、全体としては「一時的なもの」であり、現段階では、さしたる問題ではないということのようです。

しかし、本当にそうかは分かりません

食料危機なんてことを考えると、当然のことながら、食料の価格が爆上がりするわけです。言うまでもなく、私たちの生活に与えるインパクトはきわめて大きく、かなり深刻な物価高になることが予想されます。

だから・・・よく分からんのです。

物価が高くなるということは、相対的に通貨の価値が下がるということです。同じモノを買おうとしても、たくさんの通貨を支払わなければならないわけですから、私たちが使っている「円」の価値が下がるということになります。

通貨の価値が下がる?まさかぁ~~。

どうでしょう・・・。

私たちが、日常生活の中で使っている通貨・円は、明治時代から使っているのだから、それこそ250年もの歴史があるわけです。そこそこ、すごいかもしれません。

けれども、その歴史を紐解いてみると、そう大したものでもないとも思うのです。

つまり、私たちが使っている「円」の価値などというものは、20世紀の歴史の中だけでも、結構な激動の時代を経ており、けっして普遍的ではないということです。

ウィキペディアによると「円」の歴史については、以下のような項目によって説明されています。

ー「円」制定の経緯
ー金・銀本位制
ー金為替本位制
ー変動相場制

こうした歴史の中を眺めてみて分かるのは、国際社会のなかにおける「円」の価値というのは、結構、大きく揺れ動いてきているということです。

通貨の価値については、長い歴史国際社会の動きの中でみていく必要がありますし、そうした視点で、私たちの資産というものを考えていかなければなりません。

今、世界の基軸通貨と言われているドルについても、なかなか大変なことが言われ始めています。

ドルが紙くずになるかもしれない」などと言われたら、どうしたらいいんだ?って話です。

そこで考えたいのが、金(ゴールド)の重要性です。

ただし、以下に書くことは、私の個人的見解なので、これで「金(ゴールド)を買ったけど、価値が下がったぞ、どうしてくれるっ!」とかは、なしでお願いします(笑)。あくまでも、自分で判断してください。

でもですね?通貨が本当にダメになるのなら、どうする?って話です。

仮に、ダメになるまでいかなくても、ものすごい物価高やインフレによって、通貨の価値が極端に下がってしまった場合、どうなってしまうのか?ということを、真剣に考えておいて損はないと思うのです。

多少、議論の余地はあるようですが、通貨というものは、国の信用で成り立つなどという言い方があります。

私なんぞは、もう国を信用していないので、そうなると考えてしまうわけです。

「円」なんて持っていたって、どうなるか分かんないよなぁ・・・。

そう考えると、通貨とは切り離して、それ単独で「価値あるモノ」として認められそうなものは何か?を探すことになり、自ずと金(ゴールド)にたどり着くわけです。

もちろん、金(ゴールド)に問題がないわけではありません

こちらの動画、最後に金(ゴールド)の問題として、「金地金支払調書制度」を挙げています。

詳細は、こちらにあります。要は金(ゴールド)で多額の取引をしてしまうと税金がかかってしまうということです。

ですから、金(ゴールド)の価値が上がった!(通貨の価値が下がった!)などといって、手持ちの金(ゴールド)を換金して、それで巨額の利益を得ようものなら、とんでもない税金(場合によっては売却益の50%超)を納めなければいけなくなります。なので、事実上、そんなことをするお金持ちはいないわけです。

でも、ここがまたちょっとしたポイントのような気がするのです。

金(ゴールド)のことを調べてみると、やけに取引や制度が面倒くさくできているのです。それを知れば知るほど、制度を作った人たちが、金(ゴールド)をたくさん買ってもらいたくないと思っているように感じてしまいます。

ふふ・・・なんか嫌がってるよね?

あー、もちろん、人が嫌がることはしてはいけません!いけませんよー。

実際、いろいろと制度的なことを考えると、金(ゴールド)を買ってしまうと、ややこしいことになりそうなのも事実です。

なので、そういう「あれもこれも」を考えつつ、食料危機やら、物価高やら、インフレやらに向けて、できることをやっていけたらいいですねって話です。
※ごめんなさい。今のところは、そんな感じのゆるーい結論でお許しを・・・。


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