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資産を守るための実学
実学って大事です。
勉強することは重要ですが、勉強のための勉強ではつまらないですし、活きた知識にはなりません。お金に関することもそうです。
自分たちの生活を守るためには、お金のことをきちんと考える必要があります。そして、お金について学ぶのであれば、それは実生活に役立つものの方がよいに決まっています。
逆に言うと、そうした学びができず、またできたとしても、その学びを実践できない人は、自らの身を滅ぼすことになるかもしれません。きちんと学ばない人は、生き残れないかもしれないのです。
人間界の「弱肉強食」は、「足が速い」とか「牙が大きい」とか、そういった物理的な強さではなく、どれだけ頭が働いているのかといった知性のような部分を軸に展開されているのでしょう。
大げさでしょうか?
もちろん、国家や政府なるものが、本当に私たち国民のために存在すると信じられるのであれば、そんなに深刻に考えなくてもいいのかもしれません。しかし、勉強すればするほど、国家や政府などというものが、いかに私たち国民を管理するためのツールに成り下がっているのかに気付くでしょう。
そして、そんな国家や政府は、過去、実際に国民に対して、ヒドイ仕打ちをしているのです。
預金封鎖と資産への課税を行ったことで、多くの人が資産を失うことにより、お金の価値が上がり、インフレは、抑制されていきました。
また、没収した資産で国の借金を返済することも出来ました。
資産税の導入で、富裕層に破壊的なダメージを与えることになったので格差も是正されることになりました。しかし格差が是正されたといってもみんなが裕福になるのではなくみんなが貧しくなって解消されたのです。
インフレの抑制、国の借金の返済、格差の是正という目的を達成することは出来ましたが、日本国民に計り知れないダメージを与えることにもなりました。
国家や政府が、国民の財産を奪うなんてことはないなどというのは、幻想に過ぎません。統治機構などというものは、それを運営・管理するための人々にとって、都合のいいように機能しています。当然、彼らにとって、よろしくない情報は、なかなか出てきません。
だからこそ、私たち庶民は、真摯に歴史から学ぶという姿勢を忘れてはいけないのです。
「誰も教えてくれなかったから、知らなかった」
いやいや(笑)・・・。そんなことじゃ、いいようにやられてしまいます。
今、ジリジリと進んでいる物価高は、一時的なものとお思いでしょうか?
もちろん、いろいろな見方があっていいです。ただ、これは一時的なものではなく、構造的なものと捉える視点も重要です。そして、物価が上がっても、生活水準を維持できるのは、資本家だけという構造に移行してきていることは事実です。そうなると、普通に働いているだけの庶民には、ほとんど希望がありません。
「海外投資によって儲かった分は、給与ではなく配当に回す」のは自然なことでしょうから、給料より配当の方が増えている、というのは納得ですね。まあ、労働者としては、「国内に工場を作らずに海外に工場を作って、海外で儲けて国内を失業者だらけにして・・・」と愚痴の一つも言いたくなるかもしれませんが、昨今の労働力不足に免じて、ここは素直に納得していただければ幸いです
最近、岸田政権が資産倍増などといった政策を掲げています。しかし、本当にこれで大丈夫か?という話です。
国民の多くが資本家だというのであれば、株主に儲けさせるというのが、国の政策であることには理解ができます。しかし、もちろんそんなはずがありません。日本国政府が進めようとしている資産倍増プランなどというものは、素人同然の国民に投資をさせて、多くの国民の資産を奪っていく政策である可能性があるのです。NISA?正気ですか?
※ここらへんを陰謀論と片付ける方々は、もっと幅広く情報を集められた方がいいように思います。
さてさて・・・では、どうすればいいのかということです。
まず、お金の使い方に対する考え方には、大きく2通りあります。
1つめは、すぐに使える現物に変えるというものです。
これからの社会を生きていくうえで、必要なものは、早めに購入しておいた方がいいです。あとから買おうとすると、法外な価格になってしまっている可能性があります。
例えば、私の場合、農業機械などがそれに当たります。これからの社会、自分や家族が必要とする食べ物くらいは、自分たちで生産できなければならないと考えます。したがって、それに必要な農業機械などは、買えるときに買っておいた方がいいのです。
2つめは、価値の保存です。ただし、それはただの貯蓄ではありません。
普通に現金として持っているだけでは、物価高(通貨価値の下落)の際、自分の資産が大きく目減りすることになります。したがって、価値の保存をする際には、現金を何かしら別のものに変えておくことが有効なのです。
例えば、かつての預金封鎖では、現金ではなく、外貨や不動産を持っていた人たちが、大きく得をしたといいます。
しかしこの預金封鎖、ピンチであると同時にチャンスでもあるのです。
円の価値が下落するインフレの時代においては、実物資産の価値が相対的に上昇します。
特に戦後では円の価値が下落したために外貨や不動産の価値が大きく上昇し、それらを保有していた人たちは逆に資産を増やしたというのです。
言い換えれば、手持ちの現金(円)の価値を、外貨や不動産という別のかたちで保存した人たちが、逆に資産を増やしたということです。
それでは今、何をしたらいいのか?
分かりません(笑)。しかし、まったく手がないわけではないと思います。
しかし、金(ゴールド)だけではありません。あれこれ考えてみる必要があります。
そして、いろいろと可能性を探っていくと、デジタルゴールドとも呼ばれるビットコインも、ひとつの選択肢として考えられるのではないかと思うのです。
そのひとつの可能性として、ビットコインを考えてみるのはいいでしょう。
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一年前、300万円近辺をうろついていたビットコインは、じりじりとレートを上げていて、いよいよ1000万円もみえてきました。
この動きを、ただの売買差益での儲けを狙った投機と断じるかどうかは、非常に大きなポイントです。
私は、違うと思っています。実際、私自身もビットコインに投資をしていますが、値が上がったからといって「儲かった!」などとは思っていません。ただただ今後激しい物価高(インフレ)になったとしても、ジタバタしないように正しく価値の保存ができた、という感覚です。仮にラーメンの値段が5倍になったとしても、ビットコインが10倍になってくれていたら、自分の資産は傷みません。むしろ、楽になるのです。
あまり詳しくは書きませんが、熱心にビットコインでの資産形成をされている方々は、自らのコミュニティーを「Citadel(城塞)」などと呼んだりしています。なぜなら、ビットコインによる資産形成が、既存の国家や政府といった既存機構の攻撃から、自分たちを守ってくれると考えているからです。
そう考える人々が何を目指し、これからの社会をどう生き残ろうとしているのか・・・そういうことを学ぶことこそが、真に生き抜くための実学のように思えてなりません。そのことは、今後のビットコインの飛躍的な価値上昇を確信させるかもしれません。
ここに書いたのは、あくまでもヒントです。
これからの時代、きっとそれぞれが自衛の策を講じていく必要があるでしょう。国家や政府が自分たちを守ってくれなかったからといって、そんな仕組みのせいにしただけでは、何の解決にもなりません。
時代が大きく変わろうとしているなか、その波に吞まれないようにしつつ、逆にピンチをチャンスに変えるためには、自分自身の力に頼るしかないのです。
実学、大事です。