カナダでの「国民 vs 国家」
いたって平和的な抗議活動を展開していたフリーダム・コンボイ2022でしたが、カナダ政府は強権を発動しました。
カナダの緊急事態法については、カナダ人ニュースさんが詳しく解説してくれています。元々、戦時特措法であり、過去、第一次大戦、第二次大戦を含めて3回適用されたことがあるとのことです。
その戦時特措法に基づけば、国家権力が有無をいわさず国民を拘束するということが起こりうるといいます。まさに国家が、国民を敵に回すような行為です。
しかし、カナダのトルドー首相については、かねてから共産主義者であるとの指摘がありました。
今回、カナダがこのような事態に陥ったのは、ある意味、必然であるといえるかもしれません。国家による国民管理、共産主義への流れは、いわば既定路線だった可能性があります。
共産主義は独裁であり、国家は国民の幸せのために存在するのではなく、国民を管理・支配するための道具になれ果てます。今、カナダで起こりつつあるのは、そうした共産主義を目指す国家と国民との間での戦争ともいえるわけです。
外国との戦争ではありません。ひとつの国の中で、自由を奪おうとする者と、奪われまいとする者との戦争です。
ところで、こうした「国民 vs 国家」のような図式は、果たしてカナダだけのものでしょうか。
今、日本の新型コロナウイルスの状況は、落ち着きつつあるようです。
オミクロン株がピークアウトしたという話には、異論もあるようですが、実際に感染者数のグラフをみると、たしかに落ち着き始めているようにみえます。
このまま感染が収まってくれたら、私たち国民にとってはうれしい限りです。既に2年近く、「コロナ禍」に関するさまざまな施策・対策がありましたが、それらから解放されるかもしれません。
しかし、政府の動きは、どうもそんな感じではありません。
感染状況が落ち着いてきているなどという話は、そっちのけです(笑)。
5月中旬までにワクチン?
いやいや、もうこの2月中旬の時点で、ピークアウトの兆候もみられるというのに、何を言ってらっさるの?!
もうまるで意味が分かりません。ひとつ思いつくとしたら、こんなのです。政府内で、こんなやり取りがされているのなら説明がつきます。
日本政府は、新型コロナウイルス感染症を抑え込みたいのではなく、国民にワクチンを打たせたいだけと考えれば辻褄が合います。
つまり、ワクチンありきであり、ウイルス自体はワクチンを打たせるための方便なのでしょう。だからこそ、こんなピークアウトのような兆候がみえる状況にあっても、「5月中旬」のワクチンの話を平然と言ってのけるのだと考えることができます。
何のためか?その目的については、カナダと共通するものがあると考えられます。つまり、管理社会・共産主義社会の実現です。
うん?日本の共産党なんて大したことないじゃないか?
いやいや、共産党だけが共産主義なのではありません。今や日本においても共産主義は進行中です。
管理社会化・共産主義化の推進は、国家によるものだけではありません。資本主義の仕組みも手を貸しています。
官民一体となった管理社会への実現・・・まったく便利な世の中になっていくものです。
そして、カナダほどではありませんが、共産主義が浸透し、国家が国民の自由を奪うような動きが決定的になれば、日本でも「国民 vs 国家」のような戦争もありうると考えておかなければなりません。
ただし、私は日本については、そんなに悲観していません。
日本人は、ちょっと他の国々と違うのではないか・・・な?
ま、そのあたりは様子を見ながら、皆さん、それぞれが考えてみるといいかもしれません。
それにしても、先ほどの4コマ漫画、厚生労働省職員の発言が、割と興味深いと思っています。
そう、こんな状況になってくると、さすがに気付く人も増えてきたかもしれません。そして、多くの人々が気づいてくると、国家の方もおいそれと下手なことはできなくなります。
結果として、「国民 vs 国家」の図式には至らないかもしれません。
知ることは大切です。海外の状況は、注意深くみておきましょう。そして、そのなかには、日本人ならではの解決方法を見出すヒントもあると思います。