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カナダでの「国民 vs 国家」

いたって平和的な抗議活動を展開していたフリーダム・コンボイ2022でしたが、カナダ政府強権を発動しました。

カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は、現在進行中のトラック運転手のワクチン抗議行動に対して国家非常事態を宣言し、政府が彼らの公民権を一時的に停止することを許可した。

BUSINESS INSIDER
「ワクチン義務化への抗議が高まるカナダ、非常事態を宣言…公民権停止などが可能に」
2022年2月15日より引用

カナダの緊急事態法については、カナダ人ニュースさんが詳しく解説してくれています。元々、戦時特措法であり、過去、第一次大戦、第二次大戦を含めて3回適用されたことがあるとのことです。

戦時特措法が適用されたときには、警察っていうのは、めちゃくちゃな逮捕の仕方ができていたよと。ただ疑われるだけで、有無を言わさず逮捕。しかも逮捕されると、しばらく保釈できないっていうそういう制限付きだったんですね。

その戦時特措法に基づけば、国家権力が有無をいわさず国民を拘束するということが起こりうるといいます。まさに国家が、国民を敵に回すような行為です。

しかし、カナダのトルドー首相については、かねてから共産主義者であるとの指摘がありました。

今回、カナダがこのような事態に陥ったのは、ある意味、必然であるといえるかもしれません。国家による国民管理、共産主義への流れは、いわば既定路線だった可能性があります。

共産主義は独裁であり、国家は国民の幸せのために存在するのではなく、国民を管理・支配するための道具になれ果てます。今、カナダで起こりつつあるのは、そうした共産主義を目指す国家と国民との間での戦争ともいえるわけです。

外国との戦争ではありません。ひとつの国の中で、自由を奪おうとする者と、奪われまいとする者との戦争です。

ところで、こうした「国民 vs 国家」のような図式は、果たしてカナダだけのものでしょうか


今、日本の新型コロナウイルスの状況は、落ち着きつつあるようです。

一日10万人を超えていた日本の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染者数が減少に転じた。1月初めに始まったオミクロン株の勢いが1カ月でピークアウトし、減少し始めたのではないかという期待が出ている。

Yahoo Japan! ニュース
「日本、オミクロン株ピークアウトか…感染者6万人台に4日連続で減少」
2022年2月15日より引用

オミクロン株がピークアウトしたという話には、異論もあるようですが、実際に感染者数のグラフをみると、たしかに落ち着き始めているようにみえます。

日本国内の感染者数(NHKまとめ)

このまま感染が収まってくれたら、私たち国民にとってはうれしい限りです。既に2年近く、「コロナ禍」に関するさまざまな施策・対策がありましたが、それらから解放されるかもしれません

しかし、政府の動きは、どうもそんな感じではありません

堀内ワクチン担当大臣は、5月中旬までに3回目の接種に必要なおおむね全てのワクチンを配送できると明らかにしました。
堀内詔子ワクチン担当大臣
1億820万回を5月の16日の週まで配送することとなりました。お子様についても、8割の方々、8割の回数をカバーできる配送計画を立てられることができました」

TBSニュース
「堀内ワクチン相、3回目ワクチンは「5月中旬までにほぼ全ての対象者に配送できる」」
2022年2月15日より引用

感染状況が落ち着いてきているなどという話は、そっちのけです(笑)。

5月中旬までにワクチン?

いやいや、もうこの2月中旬の時点で、ピークアウトの兆候もみられるというのに、何を言ってらっさるの?!

もうまるで意味が分かりません。ひとつ思いつくとしたら、こんなのです。政府内で、こんなやり取りがされているのなら説明がつきます。

日本政府は、新型コロナウイルス感染症を抑え込みたいのではなく、国民にワクチンを打たせたいだけと考えれば辻褄が合います。

つまり、ワクチンありきであり、ウイルス自体はワクチンを打たせるための方便なのでしょう。だからこそ、こんなピークアウトのような兆候がみえる状況にあっても、「5月中旬」のワクチンの話を平然と言ってのけるのだと考えることができます。

何のためか?その目的については、カナダと共通するものがあると考えられます。つまり、管理社会・共産主義社会の実現です。

うん?日本の共産党なんて大したことないじゃないか?

いやいや、共産党だけが共産主義なのではありません。今や日本においても共産主義は進行中です。

こうしたことで、私たち日本人の生活は、日本の国家(政府)ではない、その上に存在するグローバル企業によって、支配される構図が生み出されていくことになるのです。国の上にある大きな仕組み・・・中国共産党のような力を持つことにならないか?これが上述のグローバル企業による世界共産化の動きです。

「グローバル企業と共産主義」より引用

管理社会化・共産主義化の推進は、国家によるものだけではありません。資本主義の仕組みも手を貸しています。

官民一体となった管理社会への実現・・・まったく便利な世の中になっていくものです。

そして、カナダほどではありませんが、共産主義が浸透し、国家が国民の自由を奪うような動きが決定的になれば、日本でも「国民 vs 国家」のような戦争もありうると考えておかなければなりません。

ただし、私は日本については、そんなに悲観していません

しかし私は、日本の警察官は、警察官の前に日本人であり、日本人である以上、そうした「武士道」的な精神が、どこかに宿っているのではないかと信じたいと思っています。そして、もしそうだとしたら、単一的な価値観に基づいて「敵」、「悪」とされる民衆たちを、徹底的に叩きのめすようなことをするでしょうか

「日本で恐怖政治はありうるか」より引用

日本人は、ちょっと他の国々と違うのではないか・・・な?

ま、そのあたりは様子を見ながら、皆さん、それぞれが考えてみるといいかもしれません。


それにしても、先ほどの4コマ漫画、厚生労働省職員の発言が、割と興味深いと思っています。

さすがの馬鹿でも気付くかと・・・。

そう、こんな状況になってくると、さすがに気付く人も増えてきたかもしれません。そして、多くの人々が気づいてくると、国家の方もおいそれと下手なことはできなくなります。

結果として、「国民 vs 国家」の図式には至らないかもしれません。

知ることは大切です。海外の状況は、注意深くみておきましょう。そして、そのなかには、日本人ならではの解決方法を見出すヒントもあると思います。


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