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「合気道」で生き残れ!

これから大変な時代になっていくと思います。陰謀論で片付けるのは勝手ですが、一部の人間たちが、文字通り、大衆を殺しにかかってくるような時代がやってくることに対して、私は警戒を怠るべきではないと考えます。

ただ、そんな時代のなかで、どうやって生き残るかというのは、非常に難しい問題です。

国内政治を勉強するのも大事、国際情勢に目を配ることも必要、経済のことだって、きちんと知っておかなければいけません

けれども、それらを勉強したうえで、「こうやったら勝てる!!!」なんて都合がいい良策があるとは思えません

では、諦めろというのか?

いえいえ、けっしてそういうわけではありません

何度も記事にしている通り、ヒントは合気道の戦い方にあると思っています。

合気道の神様・塩田剛三先生が、「合気道のなかで、一番強い技は何か?」という問いに対して、非常に興味深い答えをされています。

合気道の一番強い技は何ですか?って聞いたら、館長(塩田剛三)先生は、「殺しに来る相手と友達になることなんだ。それが一番強い技なんだ」というふうに言ったんですよね。
(中略)
相手を納得させる技、これが合気道の最高の技なんだ」と言われて・・・

一番強い技は、「四方投げ」とかそういう技ではなく、「(自分を)殺しに来た相手と友達になること」なのだそうです。

おかしいでしょうか?私は、全然おかしくないと思います。

動画のなかでは、続いて、こんなことが語られています

真剣に襲ってきた人に対して技をかける。投げられた方は何が起こっているか分かんないけど、すっ飛ばされる。(中略)その殺しに来た相手をやっつけようとは思ってないやっつけようと思った技というのは感じるから、嫌な技でしょ。そうじゃなくて技を、その純粋に突き詰めた技をかけられると「受け(受け手)」は納得する

相手を倒そうという技は、相手に嫌な思いをさせるので恨みを残します。

しかし、相手を倒そうとするわけでもなく、純粋に磨かれた技によって、相手がワケの分からない状態ですっ飛ばされると、すっ飛ばされた相手は、ただ混乱するだけです。そこに恨みは残りません。「うわぁ、なんかコイツすげえなぁ」と納得するしかありません。

こちらの安藤先生の動画も、不思議な技が繰り出されていますが、同じことをおっしゃっていると思います。

気持ちいいでしょ?
「気持ちいいです。」
これは相手が攻撃しようとする、頑張ろうという気持ちを放棄しますからね。そこに一つの和が生まれるという。それはこっちが、吸い取ってしまっているから。相手がもう頑張る気が無くなっちゃう抵抗しようとする気が無くなっちゃうだから気持ちよくなります

投げられた相手が、「気持ちいい」と言ってしまうのです。ワケが分からないので、もう楽しむしかなくなるといったところなのでしょう。

私が言いたいのは、コレなのです!!!コレ、やりましょうっ!

ところで、それはどうやってやるのか?

こちらの動画では、同じく合気道の達人・成田新十郎先生について、語られています。

こちら側からやろうとする意図に対しては、反応していないまったく別のことを成田先生は意識の中でやっていると思います。(中略)攻撃をしようとする人に対して、攻撃で対抗しようとしてない。(中略)こちらからやろうとしている意識に対して、何らかの対応をするということ自体が、一種の依存関係みたいな感じで、期待してるんですよね。相手がそういうふうに対応することを。よけるなのか、怖がるなのか、対抗する・・・要するに、こちらはある種、闘争心でやることに対して、成田先生は闘争心で対応するということは・・・成田先生側はその期待に全く応えない

攻撃に対して、攻撃で対応するのではないのです。ここで難しいのは、「やられっぱなし」でもないところです。

攻撃に対して、攻撃で対応することなく、それでいてやられることもないようにするには、一体、どうしたらいいのでしょうか?

いろいろな言い方があります。

対抗しようと思ってない一緒になってるんですね。一緒になっとるだけですね。

この「一緒になってる」というのを、言葉の通り解釈すれば、自分の体と相手の体をひとつにするということです。文字通り「一体化」です。

一体化」してしまえば、例えば「自分の右腕を下げる」のと同じように、「相手の体を下げる」ことができるということなのでしょう。

それを安藤先生の動画では、「力の繋がり」、「気の繋がり」という言い方をされています。

このように相手と意識を繋げて「一体化」することが重要なのです。

私なりにその秘訣は、相手を受け入れて「和合」するということだと思っています。相手を受け入れて、意識が繋がってしまえば、あとは「自分の右腕を下げる」のと同じ感覚で、「相手の体を下げる」ことができるということです。

「自分たちを殺そうとする人たちを受け入れる?和合する?そんなことできるかよ

そう言います?

いやいや、だから言ったじゃないですか。塩田剛三先生がおっしゃる通りなのです。「自分を殺そうとする相手」に、その最強の技をかけてやりましょうということです。

自分を殺そうとしている相手」に対して、少し広い視野でみてみましょう。

あっちにもあっちの正義がある

難しいかもしれないですが、まずはそう解釈してみてはどうでしょう

心の底から、その解釈ができるようになったら、意外とそこで相手に対する「愛」みたいなものを感じることができるかもしれません。

もしそうなったら、相手と意識が繋がるなんてことは、容易いことのように思います。

最強の技、かかりますよ・・・きっと。


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