借りるならさっさと借りよう
民営化と公営化・・・いろいろと話があります。
例えば、水道事業の民営化については、多くの人が警鐘を鳴らしています。
水道というのは、私たちの生活や命に直結する重要なインフラです。これまで、それは「公」で管理・運営されてきていました。しかし、その一部が民営化されることについては、懸念が払拭されきれていません。
とくに宮城県のケースでは、その民営化にグローバル企業が関わっていることに対する不安が指摘されています。
海外では、水道民営化が失敗に終わり、再び公営に戻されるという事例もあるといいます。今後、こうした事業の民営化が正しかったのかどうか、注視していく必要がありそうです。
一方で、公営にすれば問題ないのか?という議論もありそうです。
サムネが強烈すぎます(笑)。農地が借りられなくなる???
動画をみてみると、こんな話のようです。
今まで農地貸借の仲介について、市区町村や農協が担っていました。そこでは、農地利用の集積化というのを進めていたといいます。これは、あちこちに散らばって貸借が行われている農地について、隣りあわせで貸借(集積化)をするように推し進めて、農地利用の効率化を図ろうというものだそうです。
まぁ、いい話なのではないかと思います。
ただし、こうした効率化を進めるということは、既に多くの農地を借りている人(大規模農家)の方が、隣りあわせの農地を借りやすくなるということになるため、小規模農家や新規に農地を借りようと考える人には、より厳しい環境になるという指摘をされています。
しかも、その農地集積化事業は、公営である農地中間管理機構に進めさせようとしているということです。
この農地中間管理機構というのは、公営である分、従来のように地元の農協などが管理しているときよりも、運用が厳格化するであろうというのが、問題のひとつめです。
さらに問題なのは、この中間管理機構を通さないと、補助金が出ないということにもなってきており、上述の「小規模農家や新規に農地を借りようと考える人には、より厳しい環境になる」ということが、ますます加速化するのではないかと懸念される点です。
あらら・・・それは困ったことになるかもです。
コチラの話は民営化ではなく、むしろ公営化によって、問題が起こるのではないか?ということのようです。さぁ、どうなることやら・・・。
結局、問題の本質は、民営化 vs 公営化というものでもないような気がします。当然のことながら、メチャメチャな政策を繰り出す政府になってしまったら、公営になっていれば安心というわけにはなりません。
この農地問題に関しては、少々、注意が必要のように思います。
私は特段、補助金をもらいたいと思っているわけではありませんし、今、お借りしている田畑でいっぱいいっぱいなので、これ以上、農地を増やしたいと思っているわけではなく、これによって、ただちに何か問題が起こりそうだとは考えていません。
けれども、これから農地を借りる、探してみたいという人たちには、徐々に厳しい環境になっていくのかもしれません。そう考えると、「いずれやろう」と思っているのであれば、さっさと候補地探して、ちょっとずつでもやってみるのもいいように思います。
そうそう、さっさと動きましょう。