情報はアップデートしましょう
最近、新型コロナウイルスやワクチンの話は、あまりしなくてもいいだろうと思っています。既にワクチンを打たないと決めている人は打たないでしょうし、その逆もまた然りです。なので、以前ほど、いろいろと調べることもなくなりました。
ただし、そうは言っても、やはり情報のアップデートというのは必要です。
そして、だまされたらそれは仕方ないけど、新しい情報が手に入った時点で、ちゃんと考え直すこと。要は「情報のアップデート」を常にするように心がけることが大切だと思います。
※AERA dot「反ワクチンデマは29アカウントから拡散 約6300万の投稿から東大教授が分析」2021年9月6日より引用
正直、この記事はメチャメチャでした。デマとされている情報の検証そっちのけで、「反ワクチン=デマ」と決めつけるだけで、ほぼ内容がありません。読める部分は、上に挙げたところだけです。
「情報のアップデート」を常にするように心がけることが大切」、これは本当にその通りです。この部分については、異論を挟む余地がありません。
ところで、情報のアップデートという観点で、少し気になることがありました。
2021年9月3日、「新型コロナウイルス感染症対策分科会」が、ワクチンパスポートに関する提言をしています(ここではワクチンパスポートではなく、「ワクチン・検査パッケージ」という謎の用語が使われています)。
いろいろとツッコみどころはあるものの、私が一番、気になったのはこの部分です。
ん?感染の予防効果が一定程度示されている?
感染予防効果があるというのは、言ってなかったはずなんだどな??
「今のところ、世界中で感染予防効果があるという自体が認められているということではない」
けれども、そう思っていたら、こんな資料がありました。
タイトルは、「現在の新型コロナワクチンの感染予防効果のエビデンス」です。
厚生労働省によると、このアドバイザリーボードというのは、「新型コロナウイルス感染症対策を円滑に推進するに当たって必要となる、医療・公衆衛生分野の専門的・技術的な事項について、厚生労働省に対し必要な助言等を行うもの」だそうです。
カッコいい・・・イベルメクチンの件では、さんざん「エビデンスがない」と言われ続けていますが、感染予防効果については、こんなふうにサラリとエビデンスが出てくるのですね。
そして、出てきたスライドがこちら。
ちょ!?コレ・・・2021年2月とか5月のものですよ?
イスラエルは、ワクチンを先行接種してて、もともと調子よかったんですよね。
イスラエルではこれまでに人口の54%にあたる500万人が新型コロナウイルスワクチンの2回の接種を終えていて、ことし1月には1万人を超えていた1日の新規感染者数は、現在100人前後で推移しています。
※NHK NEWS WEB「ワクチン接種進むイスラエル 10か月ぶり1日の死者数がゼロに」2021年4月24日より引用
2021年2月や5月の時点であれば、ワクチンの効果はかなり高く評価されていたはずです。そのなかで、感染者数が減ったということで、感染予防効果という話が出てきてもおかしくありません。
で、今、どうなっています?
高い接種率にも関わらず、イスラエルの一日の感染者数は連日1万人台に迫っている。国際統計サイトのワールドメーターによると、2日の新規感染者は1万1852人、3日は6244人、4日は8663人を記録した。
※中央日報「新たな変異株にまた襲われるかも…イスラエル「コロナワクチン4次接種の準備を」」2021年9月7日より引用
ボロボロですやん・・・。
大事なことなので、もう一度、まるっと引用させていただきます。
そして、だまされたらそれは仕方ないけど、新しい情報が手に入った時点で、ちゃんと考え直すこと。要は「情報のアップデート」を常にするように心がけることが大切だと思います。
※AERA dot「反ワクチンデマは29アカウントから拡散 約6300万の投稿から東大教授が分析」2021年9月6日より引用
「新しい情報が手に入った時点で、ちゃんと考え直すこと。要は「情報のアップデート」を常にするように心がけることが大切だと思います。」
そうそう、これこれ!!!
「反ワクチンデマ」がどうだの、言っている場合じゃありません。この記事にあるような「キメ顔」で、「情報のアップデートをきちんとしなさい」と、厚生労働省の方々に言ってやってほしいのです。
言う相手が間違っています。本当に困ったものです。
最後に、PCRを開発したキャリー・マリス博士の動画。
私は人が好きですよ。悪く思わないように。
しかし、基本的に大多数の人間には判断能力が無いわけです。
誰が良い科学者で、誰がそうでないかを。
それが問題です。主たる問題ですよ。
大事なことなので、もう一度言います。本当に困ったものです。