都合がよすぎる宇宙の話
たまに宇宙の話を取り上げています。ただこれ、知的好奇心が赴くままに科学の話をしているつもりはありません。実学として、宇宙のことを考える必要があると思っているから、テーマとして取り上げています。
そうでなかったら、こんな記事だって書きません。
仮に「世界の指導者」なんていうのがいて、そういう人たちが、地球の支配者にでもなったらどうでしょう。私たちが被支配者層として、彼らに飼われるような世界はくるのでしょうか。
少なくとも、かつては陰謀論として片付けられていたような、新世界秩序や世界共産化の流れについては、目を背けることができなくなってきました。そうした話を陰謀論として切り捨てる人たちがいてもいいですが、今や、そんな人たちの相手をするのももったいないくらい、状況は切迫してきていると思います。
目を背けてはいけないのです。きちんと現実を直視しましょう。何事についても、ちゃんと受け入れていく必要があります。
そして、きちんと現実を直視するということは、科学の分野で未知とされる事柄についても、ちゃんと受けれていく必要があるということになります。
宇宙のテーマを取り上げるのは、そういう意図があります。そして、そのことで私たちに活路が開けるのではないかとも思っています。
で、今日、紹介したいのがこちらの動画です。
動画を通して語られるのは、この宇宙と生命の誕生が、あまりに奇跡的すぎるということです。
そのことが、どれだけ奇跡的かについて、ここでは物理定数が取り上げられています。
この宇宙の物理法則を決める物理定数が、ほんのわずかでも違っていたら、人間は存在できていなかったというのです。
宇宙がこんな奇跡的な状態である理由について、動画では、以下の2つの説を紹介しています。
それぞれの説については、動画で詳しく述べられているので、ご興味のある方は、是非、直接動画をご覧ください。
私の立場としては、「1」と「2」、両方とも正しいというものです。いいとこどりで、ずるいかもしれませんが、これは切り口の問題であり、どちらが真かというものではないように考えます。
まず、「1.神様がいるから」という場合、その神様とは、いわゆる宗教で言われるような神様ではなく、集合的無意識とか、ひとりひとりがそれに繋がっているとか、その類のものでしょう。
ひとりひとりが、それに繋がっていて、きちんとそのことを理解できれば、人間自体が「神様」になることもできると思います。
「2.人間原理」というのは、ほかにも無数の宇宙があるという考え方に基づいています。動画にも言及されている、多世界解釈論や超ひも理論などによれば、この宇宙以外にも無数の宇宙がある可能性を否定することはできません。
無数に宇宙があるなか、たまたま、私たちが普段住んでいる「この宇宙」は、物理定数がしっかりしていて、安定しているだけかもしれません。このほかに存在する無数の宇宙は、ものすごく脆く、誕生と消失を繰り返している可能性だってあるわけです。
もちろん、真実はよく分かりません。よく分かりませんが、よく分からない現実こそが、直視すべき対象なのです。そして、そうであるならば、それはそれとして受け入れたうえで、それがどうしてそうなのかを考える必要があります。
そこにどのような解釈を挟むかは、各個人の自由です。いろいろあって、いいと思います。
ただ私は、せっかくならば、私たちが生きる世界の未来に対して、希望がもてる解釈を挟んでいきたいと思っています。
そんな解釈をしながら、この世界を生きていくことで、私たちにとっての活路は開けていくかもしれません。
私からしてみたら、唯物論的思想の人々によって、この世界が支配されるなんて、まったく信じられません。宇宙のルールは、そんな簡単に目に見えるようにはできていないと思うのです。
なので私は、宇宙の話を実学として捉え、自分がいただいている命を、そんな宇宙のルールを確認するために使ってみたいと思うのでした。
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