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愚民の管理なんて楽勝よ

銀河英雄伝説、不朽の名作です。私はもっぱらアニメ(とくに旧作)で楽しみましたが、小説を読んだという人もいるかもしれません。

この作品のひとつのテーマは、腐敗した民主制と、立派な指導者による君主制のどちらが優れた政治システムか?というところにあります。

宇宙を大きく二分する自由惑星同盟が「民主制」であるのに対し、銀河帝国は「君主制」による政治体制をとります。

こちらの動画は、その自由惑星同盟の民主制が腐敗し、「衆愚政治」となった様を日本の政治と重ねています。

個人の権利、個人の権利、個人の権利バカじゃないかと。
もっと大きなものを守るために、個人の権利を抑えて(中略)憲法にそういう精神の規定がないから、でも憲法にそういう緊急事態条項とかあれば、もっと多分、軽易に緊急事態を法律に基づいて発令できたのかもしれない。

この動画では、愛国心国を守るためという論理で、基本的人権個人の自由を制限すべきであると説く、日本の政治家の問題を取り上げています。

ひとつ留意しておきたいのは、もし仮に国家の仕組み、あるいは日本国政府というものが、私たち国民のために存在してくれているというのであれば、それを命がけで守ることに、大きな意味があると思います。しかし問題は、今の国家・政府に、それだけの価値があるのかということです。

私が見る限り、今や日本という国家の仕組み、あるいは日本国政府というものが、国民のためには存在しておらず、一部の人々の利権のために存在するものになれ果てたと思わざるを得ません。

そんな仕組みの中では、国家を支える国民一人一人の命さえ、利権を貪る人々の道具にしか過ぎません。今、目の前で起こっていることは、そういうことなのだと思うのです。

保守の人々からは、憲法改正論議に対して、かなり肯定的な意見が出ていますが、それについても、今少し慎重に見極める必要性を感じます。
※あくまでも私見ながら、左翼の浅はかさは言うまでもなく、右翼の盲信危険だと思っています。

緊急事態条項を伴う憲法改正があれば、行政(内閣)の一存で、いろいろなことができてしまうようになります。営業停止、ワクチン接種、移動制限、会食禁止・・・などなどなど、いろいろなことが強制させることが可能になりえます。今の状況を考えれば、緊急事態条項に基づいた政令は、乱発されることになるでしょう。
百歩譲って、仮に今のコロナ騒動が、本当にどうしようもないパンデミックであるとしたら、それもやむを得ないかもしれません。本当に致死率の高いウイルスで、予防薬も治療薬もなくて、どうしても感染が止まらなくて、有効なワクチンがあるということであれば、緊急事態条項の新設が有効な手段である可能性はあります。行動制限をかけて、ワクチンをさっさと打たせるというのは意味があるかもしれません
しかし、誤解を恐れずに言えば、今の政府は大規模な詐欺集団かもしれないのです。
※「今の為政者には力を渡すな」より引用

繰り返しですが、国家が国民のために存在するのであれば、多少、私権を制限されたとしても、その仕組みを守ることには大きな意味があると考えられます。しかし、今の政府は、必ずしもそうであるとは言い切れません

世界全体の流れとしては、共産化(一部の支配者層による管理社会化)が止まらない状況にあります。「愚かな民衆」は、そちらの方向に誘導されていると考えられます。

新型コロナの感染対策経済社会活動との両立を図るため、政府は、ワクチン接種や検査による陰性の証明を示す「ワクチン・検査パッケージ」制度の要綱案をまとめ、ワクチンの接種証明は、2回目の接種から14日以上経過したことの確認を条件とし、有効期限は定めないとしています。
※NHK政治マガジン「接種証明 有効期限定めず 2回目から14日以上経過で」2021年11月16日より引用

ワクチンの有効性について、時間の経過とともに、大きく低下するという問題は、既にかなり広く知れ渡っていることです。

それにもかかわらず、接種証明(ワクチンパスポート)の有効期限について定めないというのは、民衆を「そういうことが分からないバカ」だと思っていることの証左であるともいえるでしょう。

7月にイスラエル衛生省の最新統計によると、ファイザー製ワクチンの有効性は大幅に低下し「6~7月の有効性は、わずか39%だった」といいます。
(中略)
1月にワクチン2回接種を終えた人は、6月から7月時点での有効性が16%に過ぎないことが分かった。
同様に、2月に接種した人は44%。3月に接種した人は67%。4月に接種した人は75%と、ワクチンの有効性は時間とともに低下することが分かる。全体としての有効性は39%となる。
※EPOCH TIMES JAPAN「ファイザー製ワクチン「接種後6カ月で、有効性ガタ落ち」」2021年8月14日より引用

ワクチンは時間の経過とともに、その有効性に大きな問題が生じていることが明白なのです。だからこそ、イスラエルなどのワクチン先行国では、ワクチンパスポートの有効期限を定めているわけです。

しかし、そんなことも解さない「愚かな民衆」には、そのように筋が通らないことをいちいち説明する必要もありません。チャチャっと押し付けておいて、さらなる接種を進めればいいわけです。

愚かな民衆」は、筋が通らないことでも、ゴリ押しすればいくらでも言うことを聞きます

愚民の管理?んなの、楽勝よ・・・くらいに思ってるかもしれません。


先日、ちらっとみたバスに張り付いていた広告がコレでした。

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こういうものも、とても便利で、非常に使いやすいのだとは思います。けれども、命すらも軽んじられる「愚かな民衆」を管理するためのツールと考えたら、たまったものではありません。

銀河英雄伝説は、遥かな未来、人類が地球を飛び出して、広い銀河を舞台に展開されていくストーリーになっています。しかし、今の人類では、到底、そんなところに辿り着くことなく、ただただ自滅していくような気がしてなりません。

国家の構成要員として個人が存在するのではなく、主体的な個人が集まってできる社会の一つの方便として国家がある以上、どちらが「主」で、どちらが「従」であるか、民主社会にとっては「自明の理」でしょう。

国家なんぞは、ひとつの方便。そう、そんなもんなのでしょう。


私自身、あちら様からみたら、そんな「愚かな民衆」の一人ではありますが、微力ながらも自滅しないような人類の絵姿をイメージしつつ、そのためにできることを思いつくまま実行していきたいと思うのでした。


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