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その対策は逆効果では?

お仕事で、とある施設におりました。昼時になったので、用意していただいたお弁当を食べようと思い、どこで食べればいいかをその施設に確認してみました。

すると、コロナ対策ロビーでの食事は禁止で、屋上でしてほしいとのことでした。

こんな寒空の下で食事をさせるんだねぇ・・・。風邪ひくかもじゃん?風邪ひいたら、検査させられるかもしれないし、そしたら陽性とかなるかもしれないよ?その施設で陽性者出たとか、そういうこともありうるのに、何やってんだか・・・という残念な気持ちになりました。

帰りのタクシーでも、窓が開いていました換気のためなのでしょうが、寒いっちゅうねん!!!これも風邪ひきそうになったので、そっと閉じさせてもらいました

正直、やっていることがメチャメチャです。

今、日本中で、コロナ対策と呼ばれるものが実施されています。

私の周辺でも、検査キットなるものが渡されています。

裏を見ると、「本品は研究用試薬です。この製品で得られた結果の臨床的有用性については確立されていないため、診断(感染しているかどうかの判断)等の目的では使用しないでください」と書いてあります。

こういう業務に関係する人々が、このような文面をきちんと読んでいるようには思えません

周りがやっているから」という気持ちは分かります。しかし正直、PCR検査も含めて、真面目に突き詰めていったら、「こんなのやって、何の意味があるんだ?」という疑問が湧いて然るべきです。

厚生労働省「PCR検査の陽性判定イコールウイルスの感染性の証明ではないということでございます」

ただもしかしたら、本当のところ、こんな対策をしていても、まったく意味がないと思っている人も、なかにはいるかもしれません。

しかし、そういう人たちも、これだけ社会全体がコロナ騒動に飲み込まれていると、やらざるを得ないのでしょう。

感染した客のなかには、糖尿病で高齢の母親と二人暮らしという人がいたようです。母親にもうつしちゃって、コロナの症状は出ていないけど、糖尿が悪化したとかで、電話で何時間も恨み節をぶつけられた。お前らも承知のうえで飲みに来ていたんじゃないかと頭にきたけど、こうなると反論の余地なんかないわけ」

livedoor NEWS
「コロナ禍で営業を続けた飲食店店主の“誤算”「みんな理解してくれると思っていたのに」」
2022年2月1日より引用

周囲がやっているようなコロナ対策をしていなかったら、いざ感染者が出たときに、お客さんにいろいろ言われてしまいますいざというときの予防線を張るためにも、「うちは対策をしていました」というアリバイ作りが必要なのです。

面倒くさい限りです。


ただ私は、それら全てがバカバカしくて、そんなものは全部やめてしまえと言っているわけではありません。なかには、「それくらいならやってもいいか」というものもあると思います。

例えば、私個人としてはマスクです。

本当に「絶対に負けられない戦い」なんて、そんなにたくさんないと思うのです。マスク程度は、「絶対に負けられない戦い」でも何でもなくて、「いいよ?付き合ってやるよ」っていうくらいのレベルだということです。
※めいこさん、「みんなが割腹したら、あなたも割腹自殺するの?」と言っていますが、それはレッドラインを越えているので、「絶対に負けられない戦い」になると思います。譲れません
なので私は、電車の中では、おとなしくマスクしてます。事務所の中でも、人がいるときには、かるーくしています。

「めいこさんのお説教」より引用

自分一人がマスクをして、周囲との摩擦を回避できるのなら、それはそれでいいと思っています。マスクの有害性などが語られることもありますが、そこは自分なりに調整もできます。

飲食店で言えば、一応、アクリル板を立てるとか、入り口に消毒液を設置しておくとか、それくらいのことで「対策をしてない!」などと責められたり、あとで揉めたりすることがなくなるのであれば、やってあげればいいのではないでしょうか(もちろん、私個人としては、やらなくてもいいと思っています)。

しかし、冒頭に紹介したようなコロナ対策のために、(寒空のなか)屋上で食事をさせるとか、(冷たい空気が入ってくるように)窓を開けてしまうようなことをしてしまったら、「逆に健康害すでしょ?」ということになりかねません。

いろいろと責められないようにするための「予防線」なのでしょうが、それ、逆効果ですよ!ツッコミを入れられてしまうようなものは、せめてやめてほしいと思うのです。

「周りのみんながやっているから」という理由も、分からないではないではありません。流されるというわけではなく、協調してあげるのはいいことです。

でも、それだけで動いていてもいけません。「周りのみんながやっているから」という理由に加えて、「そのなかで自分が合わせるのはここまで」をきちんと線を引いてみてほしいと思うのです。

コロナ騒動は、いろいろなことを教えてくれていると思います。そのなかのひとつが、人とのお付き合いの仕方のような気がするのです。
自分と他人との境界線をどこに引いたらいいのか、いろいろと悩む人もいるでしょう。コロナやワクチンに関することは、命に関わることでもあるので、非常にセンシティブとも言えます。

「コロナ騒動も成長のチャンス」より引用

全ての人々にとって、コロナはいろんなものを考えさせてくれるきっかけになるはずです。せっかくのチャンス、目一杯、活かしていけたらと願うばかりです。


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