電動ポンプは動くのか?
電気・水道・ガス・・・こういう生活インフラって、あって当たり前だと思って生きてました。
農地を借りるとき、「さぁ、野菜作るぞぉ~」とは思いますが、その時に「水はどうやって確保しよう?」なんて考えませんでした。でも、当たり前ですが、水源の確保は非常に大事です。
今回、私が借りた畑には、水源がありません。横に水路がありますが、これはあくまでも稲作用のものなので、稲作のシーズンにあわせて水が通ったり、止まったりします。
なので、独自でなんとかしなければなりません。人によっては、農地内に井戸を掘るという人もいるようです。
私の場合、富士河口湖農園さんにお願いをして、水をいただくことになっています。畑の隅に大きなドラム缶を用意して、適宜、そこに水を入れておいていただく手筈になっているのです。
大変、ありがたいことです。
一応、これでいつでも水が撒ける体制になるのではないかと思います。
ただし、それでも問題があります。畑の隅にドラム缶に入った水があるとしても、20メートル四方の畑の中を、じょうろを持って行ったり来たりするのは、かなりの重労働になってしまうはずです。
富士河口湖農園さんでは、井戸水をタンクに入れて軽トラで移動し、そこからポンプで散水しています。
ということで、コレを購入しました。
ガソリンは必要ありません。ややこしい手入れは要らない・・・のではないかと思います。
これと、先日購入したポータブルバッテリーを組み合わせれば、きっと外でも散水ができるはず!!!
ポータブルバッテリーは、先日、買ったばかりです。
要は、この組み合わせです。
ただ先日、この2つを農業リーダー・軍曹殿にお見せしたところ、「実際にやってみないと、本当に動くかどうか分からないよ?」と言われていました。
ポータブルバッテリーの出力は1000Wまでと書いてあって、電動ポンプは220Wとか、300Wとか書いてあるので大丈夫では?と思っていたのですが、たしかに実際のところ、それで動かなかったらシャレになりません。
この日、これらをうちの車の荷台に入れていたら、軍曹殿がそれをみつけてくれて、「ちょっと試してみましょう」ということで、実際に動かしてみることになりました。
まずはホームセンターに行って、この電動ポンプに合うホースを選んでいただきました(そこからかいっ!?はい、そこからです)。
そんなことをおっしゃっていました。
青いホースは、電動ポンプから送られてきた水を撒くためのもので、緑色のホースは、タンクから電動ポンプに吸水するためのものです。
どうやら、緑色のホースは、切り口が斜めになっているとのことで、まずはそこの調整からです。
カッターで切って、ホースの端をきれいにします。
ホースの端をきれいにしたら、タンクに入れるためのフィルター?(のようなもの)を差し込みます。
結構、キッチリねじ込むので、うまく滑り込むようにグリスを塗っていました。
次に、電動ポンプ本体側にノズルをはめ込みます。
この図でいうと、電動ポンプの左側ノズルから吸水をして、上のノズルに水を送り込むかたちになります。
この2つのノズルの間にある黒い部分には、水が溜まります。気をつけなければいけないのは、寒い季節には、この部分に溜まる水を抜かないといけないということです。水を抜かないでいると、この部分が破裂するそうです。
水を抜くための穴は、ここについています。
この電動ポンプは、水が溜まる黒い部分がプラスチックでできていますが、アルミニウムのような金属でできている場合でも破裂するらしいので、水抜きは必須です。
ここまでできたら、電動ポンプにホースをはめ込んでみます。
こちらも同様に、結構、キッチリとはめ込むのでグリスを塗っていました。
続いて、散水するための青いホースのセッティングです。
ココから先のセッティングは、普通に皆さん、知っていることでしょうか・・・ね?
ただ、私的にはちょっと珍しいことだったので、一応、写真に撮っておきました。
ここまで、全部できあがったら、ポータブルバッテリーにつなげて、いよいよスイッチオン!
出るかな?出るかな・・・?
出たー!!!!完璧ですっ!
軍曹殿曰く、「俺が持ってるエンジンポンプよりも調子いいよ。これだったら50mホースでもいけるなぁ」だそうですっ♪
超優秀レベルでの合格でしたっ!
まぁ、もちろん、これで何かが劇的に変わるというわけではありません。ある意味、「あって当たり前」のレベルかもしれませんが、それでも私にとっては大きな一歩です。
畑での水撒き、ちょっと楽しみになってきました。