高齢の母がいよいよテレビを疑い始めた
うちの母は高齢です。ネットで情報を得るようなことはほとんどしていません。朝から晩まで、ほとんどずっとテレビがついています。当然のことながら、テレビから得られる情報は、「コロナが大変だ」、「新規感染者数が増えた」、「ロックダウンすべきだ」といった類の話ばかりです。さすがにアイドルグループの新曲PVといった情報には、「くだらない」などと思うようですが、中国の交通事故映像とかには、割と食い入って見るようなタイプです。言ってしまえば、完全なる「テレビ脳」です。
お友達との会話は、LINEで弾んでいるようです。最近では、コロナワクチンに関するものが話題にあがっているようで、既に受けてきたという人の感想や、次受ける日時はいつ頃といった情報を盛んにやり取りしているみたいです。
ところが、そんな「テレビ脳」の母が、いよいよテレビを疑い始めました。これまでも、母にはいろいろと情報を入れてきましたが、今一つ「よくわからない」という反応でした。しかし、これは決定的だったようです。
これは、厚労省のウェブサイトにあるファイザー製ワクチンの有効性に関する記述です。
私:〇〇さん、ワクチン接種するみたいなんだよね。
母:あの立場の人はしょうがないでしょ?いろんな人にも会うわけだし。
私:え?ワクチン打っても本人が楽になるだけで、感染への予防効果は認められてないんだよ?
母:そんなことないでしょ。テレビではそんなこと言ってないわよ。うつらないんでしょ?
私:いや、テレビ間違ってるから。厚労省のウェブサイトにだって、そう書いてあるんだよ?
こんなやり取りから、厚労省のウェブサイトを見せたわけです。そこには、「感染予防効果は明らかになっていません」と明記されています。
母:あら、ほんとだ!なんで?どうしてテレビはそんな嘘を言っているの?
話始めると長くなるので、私からは簡単にかいつまんで説明しました。昼間にどこぞのスーパーが、ワクチンを打った人はマスクなしで入店OKというニュースを見ていたらしく、さすがにこれはショックだったみたいです。
もしかしたら、このあたりの話かもしれません。
世論誘導したい人たちは、テレビやマスコミを最大限利用してきます。異論を唱える人たちには、「陰謀論者」のレッテルを貼り、SNSへの投稿に対しては削除やアカウント停止といった懲罰が課せられます。
しかし、私も含めて、どこぞの大手メディアの記者様たちから、陰謀論者扱いされたとしても、おかしいものはおかしいと声を上げるし、言うべきことは言うべきだと考えている人は多いでしょう。
イベルメクチンの話などは、もはや有効性の有無を論じるまでもないレベルです・・・が、否定したい人たちは、エビデンスが足りないとの理由で、とことんこれを否定します。ワクチンの国内臨床者数は200人にも満たないという点とあわせて考えてみたら、イベルメクチンのエビデンスが足りないという主張をまともに取り合う方がおかしいです。
陰謀論批判も結構ですが、今回の件、それぞれの命がかかった問題であることを十分に認識していただきたいと思います。「テレビ脳」の母は、命の危険性とも向き合いながら、真剣に話を聞いたからこそ、テレビを疑い始めることになったのでしょう。
正直、皆さんの判断は皆さんのものだし、皆さんの命は皆さんのものです。私ができるのは、これくらいです。あとは、健闘を祈ります。